マガジンのカバー画像

昔一致していた価値観

18
運営しているクリエイター

#日記

哲学: 前提からの観察

哲学: 前提からの観察

「○○は○○だ」と断定する人に出くわすことがある。「違うと思うけどなぁ…」
こんな経験は誰でもある。

それは、そもそも「○○は」が間違っているという直感によるものだ。
演繹的推論では、前提が正しくなければ、結論が正しくなることはないからだ。

「冬は寒い」「冷蔵庫の中も寒い」「だから冷蔵庫は冬だ」とは言わない。
「7割の人が射つと集団免疫が達成される」「7割の人が射った」「集団免役がついた」とな

もっとみる
哲学: 前提を観察する

哲学: 前提を観察する

「間違った前提の結論は必ず間違う」このことをよく覚えておくと、いろんなことに対処できる。

思い込みや期待の多くは実現しないものだ。前提が間違っているからだ。心が病んでいく人にもそれは当てはまる。

たとえば、いつも挨拶していた人が、今日挨拶すると知らん顔をされたとしよう。
通常の思考はこうだ。「あれっ?気づかなかったのかな」である。

病的になると「あの人は怒っている」「嫌われた」「無視された」

もっとみる
なぜ、ビジネスに「哲学」が必要なのか?

なぜ、ビジネスに「哲学」が必要なのか?

column vol.894

昨日、AIとの共存の流れから、これからの時代はビジネスにおいて「哲学」が重要だという話をさせていただきました。

今朝、いつものように情報収集していると、非常に分かりやすくビジネスにおける哲学の必要性を説いている記事に出会いました。

東洋経済オンラインの【なぜ今、世界のトップエリートは哲学を学ぶのか】という記事です。

〈東洋経済オンライン / 2023年1月12

もっとみる
考える人

考える人

偉大な思想家のほとんどが、社会の偏見や不公平に苦しんできました。
しかしこの社会で本当に冷静なのは、いわゆる偏屈な思考をする人であり、現実の問題を最初に反省する人たちなのです。

考える人は、野次馬の誤解を気にしないですし、世間が偏見を持つことも気にしません。
なぜなら、自分の中身だけが完全な世界だと知っているからです。人の心の豊かさは、物の不足を補うに足るものです。
内面が強い人は、大抵の場合、

もっとみる
バズったツイートにめっちゃリプをしたくなる心理

バズったツイートにめっちゃリプをしたくなる心理

恋人同士の会話もそうだけれど、人は自分の価値観を話せると会話を楽しく感じる。

逆に面接みたいに、事実を淡々と一問一答でやり取りする人に対しては、モテなさそうだなと感じるわけだし。

しかし、その恋愛系YouTuberも紹介しそうなテクニックを聞いて「はい、いまから貴方の価値観を好きなだけ話してね!いくらでも聞いてあげるから!」と言われても話すことが出てこない。

村上春樹が『1Q84』のなかで、

もっとみる
僕の好きな人たち

僕の好きな人たち

「自分にコントロール出来るものと
 出来ないものの区別をつけ
 コントロール出来るものだけに注力する」

僕の好きな哲学「ストア哲学」は
簡単に言うとそんな哲学です

ローマ帝国五賢帝の1人
"哲人皇帝"マルクスアウレリウスも
ストア哲学者でした

かの"哲学の父"プラトン大先生は

「哲学を修めた人物こそ
 国家の統治者に最も相応しい」

そんな事を語っていましたが
歴史上唯一、哲人統治で治めら

もっとみる