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TCFDの最終提言とは何か?気候変動の情報開示への企業の取組み
2020年10月に菅首相が打ち出した「カーボンニュートラル」。2050年までに温室効果ガスの実質排出量をゼロにするという野心的な目標を掲げました。いわゆる脱炭素社会への移行を目指しています。
経済界においても、環境、社会やガバナンスへの取組みが企業の中長期的な競争力を左右するという見方が主流になり、いまやESG投資が投資のメインストリームになっています。
そんな中、今回は気候変動対策を理解する
花王のESG戦略「Kirei Lifestyle Plan」を解説
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機関投資家の7割がESG情報を重視していると回答するなど、すっかり投資のメインストリームになったESG投資。2019年には環境省が「ESGファイナンス・アワード」を創設しました。
今回は上記ESGアワードで金賞を受賞した花王の取り組みを取り上げます。
2019年にESG経営に舵を切ることを宣言
2019年に、花王はESG戦略「Kirei Li
【SDGsを知る】ダイベストメント(投資撤退)とは?
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温室効果ガスの削減を目的とするパリ協定や、PRI(責任投資原則)の影響もあり、投資家や企業はESGへの取り組みを加速させています。日本のメガバンクも、相次いでESGシフトを打ち出しています。
みずほフィナンシャルグループは、2020年4月に「サステナビリティへの取り組み強化について」を公表し、石炭火力発電事業への新規融資を行わない方針を示しました
【SDGsを知る】機関投資家がESG情報を重視する理由とは?
近年、ESG(環境・社会・ガバナンス)を考慮するESG投資が、投資のメインストリームになりつつあります。企業側は、従来の財務情報にESGなどの非財務情報を組み合わせた統合報告書の発行に取り組んでいます。
今回は、機関投資家とESG情報の関係を整理してお伝えします。
7割の投資家がESG情報を重視
上記は、投資の際にどの程度ESG情報を重視するかという機関投資家へのアンケートの結果です。これを
【SDGsを知る】グリーンボンドとは?
ESG投資の拡大に伴って、グリーンボンドの発行が増えています。6月には、旭化成が水力発電所の改修を目的にグリーンボンド100億円を発行したことがニュースになりました。
グリーンボンドはESG投資の対象として機関投資家の間で人気が高まっています。旭化成の事例では、発行予定金額の2倍の買い注文が入り、最終的には抽選になったとされています。
今回はそんなグリーンボンドについて整理します。
そもそも
アップルやサントリーが目指す「カーボンニュートラル」とは?
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先日、アップルが2030年までに温暖化ガスの排出量を実質ゼロにする「カーボンニュートラル」を実現することを発表しました。同社はサプライヤーからの協力を得ながら、これを実現するとしています。
日本においても、日立やサントリーが相次いでカーボンニュートラルの達成を目標に掲げてます。なぜ、企業の間でこのような取り組みが広がっているのでしょうか。
ESG
【SDGsを知る】「パリ協定」とは?なぜアメリカは離脱するのか?
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地球温暖化問題を取り扱った映画『不都合な真実』がアカデミー賞を獲得したのは2007年のことでした。それから約13年、温室効果ガスの排出量を削減する動きは、世界的なトレンドになっています。
このトレンドを加速させたのが、2015年に定められた「パリ協定」です。昨年にはアメリカが脱退手続きを開始したこともニュースになりました。
そもそもパリ協定とは
【SDGsを知る】炭素利益率(ROC)とは?
炭素利益率という指標をご存じでしょうか。営業利益を二酸化炭素排出量で割ったもので、環境効率指標の一種です。端的に言えば「いかに環境負荷を抑えつつ、効率的稼げているか」を示すものです。
日本では、丸井グループがいち早く経営指標に炭素利益率を取り入れたことが話題になりました。実際には、二酸化炭素を含む温室効果ガスと営業利益を比較した指標を開示しています。参考:丸井グループESGデータブック
背景に