アップルやサントリーが目指す「カーボンニュートラル」とは?
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先日、アップルが2030年までに温暖化ガスの排出量を実質ゼロにする「カーボンニュートラル」を実現することを発表しました。同社はサプライヤーからの協力を得ながら、これを実現するとしています。
日本においても、日立やサントリーが相次いでカーボンニュートラルの達成を目標に掲げてます。なぜ、企業の間でこのような取り組みが広がっているのでしょうか。
ESG投資の広がり
企業の脱炭素の動きを後押ししているのは、ESG投資の広がりです。
ESG投資とは、(短期的に)儲かるかどうかだけではなく、環境(E)、社会(S)、ガバナンス(G)の3つを含めて企業を評価しようとするものです。「サステナブル投資」とも呼ばれます。
なぜ企業はESGを重視するのでしょうか。それは、ESGへの取り組みが長期的な企業価値向上につながると考えるからです。慈善事業ではなく、あくまで経済合理性を求めているわけです。
ESG投資の「ネガティブスクリーニング」
投資先の企業を選定する際、投資家はどのようにESG情報を考慮するのでしょうか。メジャーなのは「ネガティブスクリーニング」と呼ばれる手法です。
これは簡単に言えば「足切り」です。ESGの観点から基準に満たない企業や業種を投資対象から外してしまおう、というものです。こうした投資家の動きが、カーボンニュートラルをはじめとする企業のESGへの取り組みを加速させているわけです。
今回は以上です。
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