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無名(むめい・なな)です。 オリジナル小説。 友人からのリクエストや個人の事情で書きま…

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無名(むめい・なな)です。 オリジナル小説。 友人からのリクエストや個人の事情で書きます。

記事一覧

後悔。 _白宮楓

妹と友達が海に落ちて溺死した。 妹である “ 白宮胡桃 ” が帰って来ず、警察に捜索願を出した4日後に告げられた。 青色の蝶の髪飾りが浮かんでいた場所の近くにスマホが…

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1か月前
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『 後悔。_黒瀬海雨 』 手紙

私のたった1人の妹 海雨へ 誰かからあの沢山の紙切れが入った手紙、受け取ったのかな。 見つけてくれてありがとう。 なんでお姉ちゃんが死んじゃったか気になる? いつ…

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1か月前
2

後悔。_黒瀬海雨

お姉ちゃんが死んだ。 その話を耳にしたのはお姉ちゃんが姿を消した夜から4日後の夕方頃だった。 “ 黒瀬海雪 ” の妹である私、“ 黒瀬海雨 ” はその話を聞いた時は不思…

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1か月前
3

七夕と生死

幼い頃、幼馴染と一緒にいる時によく母親に読んでもらったお話。 一年に一度しか会えないのにそれでも愛し合う織姫様と彦星様。 小さい知識だけではなぜ一年に一度きりしか…

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1か月前
3

「 終わりと追憶。 」 キャラ紹介

名→宇津木 叶和 読→うつき とわ 齢→17(高2)/ 18(高3) 性→一途、嫉妬魔、冷静、涼らぶ 家→父親、母親、自分 他→両親とはあまり話さない 涼だけが後悔 …

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1か月前
1

終わりと追憶。

好きになった人を忘れるなんて不可能なことで。 ずっと続くと思っていたことに終わりが来るだなんて、考えたことも無くて。 それだけ、幸せに浸ってしまっていた。 浸って…

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1か月前
2

生きた痕跡は遺さない。

空に輝く星以外、何も無い崖の上。 ヒュッと冷たい風が僕の低くなった体温を更に低下させ、身を縮ませた。 「 今日も此処に居たんだ? 」 聞き覚えの声が無音の世界に響…

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1か月前
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「 ボク等の生涯は燃え尽きた。 」 キャラプロフィール

/ / 一応名前とかあるんですよ 〜 … _______________________ 一人称 : ボク ( 名前 : 七瀬 灯 読み : ななせ あか…

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1か月前
4

ボク等の生涯は燃え尽きた。

「 ボクはね、ボクがゆるせないんだよ。 」 しゅるしゅると真っ白な包帯を二の腕に巻きながら話しかける。 ボクの唐突な発言にも慌てず、冷静に対応してくれる彼はボクの…

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1か月前
3

『 一生一緒。_その後 』 花言葉

『 白いアザレア 』…貴方に愛されて幸せ。 満ち足りた心・充足。 『 紫色のアスター 』…深い愛情。 …

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1か月前
2

一生一緒。_その後

2人で海に堕ち世から絶ち去ったあの後。 私達は沢山の綺麗な華や可愛い動物に囲まれ幸せを謳歌していた。 あの日までの息苦しさが嘘みたいに息しやすくて、逆に怖くなって…

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1か月前
2

「 一生一緒 」 のあらすじ的な。

元々1人でこの世を去ることを心に決めていた少女。 最愛なる友人にだけ明かした “ 自殺 ” 。 海が大好きな少女は命を絶つ当日の夜。 “ 最期に会いたい ” と友人である…

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1か月前
1

一生一緒。

「 ねえ、本当に行っちゃうの? 」 もう一度確かめるように彼女の服の裾を掴み、問い掛ける。 「 当然でしょ?いつから言ってると思ってるのw 」 海岸沿いのザラザラと…

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1か月前
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推しは尊い。_自殺

「 推し様尊いっ!!もうほんと幸せ過ぎる〜!! 」 今日も今日とて推しの動画とやらを見てきゃーっと歓声を上げる妹の声を無視しゲームをする。 「 ほらっ!尊くないっ…

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1か月前
2
後悔。 _白宮楓

後悔。 _白宮楓

妹と友達が海に落ちて溺死した。

妹である “ 白宮胡桃 ” が帰って来ず、警察に捜索願を出した4日後に告げられた。
青色の蝶の髪飾りが浮かんでいた場所の近くにスマホが2台、燃え尽きたランタンが1つあることを釣りをしに来た人が発見したらしい。
水の中を捜索しているとワンピースを纏った少女と白いブラウス、黒いプリーツスカートを纏った少女2人が居たとのこと。
私が警察へ渡した妹の情報・容姿と完全一致し

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『 後悔。_黒瀬海雨 』 手紙

私のたった1人の妹 海雨へ

誰かからあの沢山の紙切れが入った手紙、受け取ったのかな。
見つけてくれてありがとう。
なんでお姉ちゃんが死んじゃったか気になる?
いつも冷静で何事にも無関心な海雨は興味ないか 笑
お姉ちゃんね、ちょっと嫌だったんだ。
海雨のことを見捨てたお母さん達のこと。
自分で言うのは気が引けるけど、私って案外なんでも出来ちゃったでしょ?
そのせいで海雨が大好きだったピアノも

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後悔。_黒瀬海雨

後悔。_黒瀬海雨

お姉ちゃんが死んだ。

その話を耳にしたのはお姉ちゃんが姿を消した夜から4日後の夕方頃だった。
“ 黒瀬海雪 ” の妹である私、“ 黒瀬海雨 ” はその話を聞いた時は不思議と悲しみを感じられなかった。
聞いた当初は信じられない一心だった。
お姉ちゃんが自殺するような状況に置かれていたか、なんてわからなかったから。
悲しみより疑問が勝ってしまった。

( お姉ちゃんは、いつも胡桃先輩と楽しそうに

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七夕と生死

七夕と生死

幼い頃、幼馴染と一緒にいる時によく母親に読んでもらったお話。
一年に一度しか会えないのにそれでも愛し合う織姫様と彦星様。
小さい知識だけではなぜ一年に一度きりしか会えないのかは勿論わからない、だから深く考えなかった。
私はそんなロマンチックなお話が大好きだった。

『ねえおかあさん、わたしもこんな恋ができるかなあ?』

私の言葉に母は苦笑した。
それでも優しく、頭を撫でながら教えてくれた。

「織

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「 終わりと追憶。 」 キャラ紹介

名→宇津木 叶和
読→うつき とわ
齢→17(高2)/ 18(高3)
性→一途、嫉妬魔、冷静、涼らぶ
家→父親、母親、自分
他→両親とはあまり話さない
涼だけが後悔
死ぬか迷ってる

名→旭 涼
読→あさひ りょう
齢→17(高2)
性→不安症、一途、独占欲大、穏やか、叶和らぶ
家→父親、母親、兄
他→至って普通の家庭
死を選んだのは叶和が好き過ぎた

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終わりと追憶。

終わりと追憶。

好きになった人を忘れるなんて不可能なことで。
ずっと続くと思っていたことに終わりが来るだなんて、考えたことも無くて。
それだけ、幸せに浸ってしまっていた。
浸っても浸りきれない後悔を、
今でも引き摺っていた。

「 なあーーー 」

よく分からない声を上げながら俺の背中に体重をかける彼に向け “ 何? ” と短く返す。
咄嗟に嬉しそうに笑いながら “ 好き ” と言われた。
またか、といつも通り軽

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生きた痕跡は遺さない。

生きた痕跡は遺さない。

空に輝く星以外、何も無い崖の上。
ヒュッと冷たい風が僕の低くなった体温を更に低下させ、身を縮ませた。

「 今日も此処に居たんだ? 」

聞き覚えの声が無音の世界に響いた。
ゆっくりと上を向けば、
やんわりと微笑む少年が居る。
ぽかんと口を開けていると、笑ったまま何も言わずに僕の隣に座り込んだ。
抱き着く訳でも無く、猫の様に擦り寄る訳でも無く。
ただ横に座り、けれど少し僕の冷えた身体に寄り添ってく

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「 ボク等の生涯は燃え尽きた。 」 キャラプロフィール

/ / 一応名前とかあるんですよ 〜 …

_______________________

一人称 : ボク

( 名前 : 七瀬 灯
読み : ななせ あかり )

性別 : 書籍上 男
性自認 女

容姿 : 焦げ茶色の腰より少し上くらいのロング。
校長や理事長の許可の元、女生徒制服着用。

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ボク等の生涯は燃え尽きた。

ボク等の生涯は燃え尽きた。

「 ボクはね、ボクがゆるせないんだよ。 」

しゅるしゅると真っ白な包帯を二の腕に巻きながら話しかける。
ボクの唐突な発言にも慌てず、冷静に対応してくれる彼はボクの親友だ。

「 それはどういう意味のゆるす? 」

ブルーライトを放つパネルを片手に小首を傾げる彼にふっ、と微笑みかけてからにこやかに答える。

「 ボクが過去に犯した罪がゆるせない方。 」

巻けば巻くほど赤く滲む包帯。
自ら切り血

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『 一生一緒。_その後 』 花言葉

『 白いアザレア 』…貴方に愛されて幸せ。
満ち足りた心・充足。

『 紫色のアスター 』…深い愛情。
幸せな恋愛。

『 赤いマーガレット 』…情熱的な愛。

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一生一緒。_その後

一生一緒。_その後

2人で海に堕ち世から絶ち去ったあの後。
私達は沢山の綺麗な華や可愛い動物に囲まれ幸せを謳歌していた。
あの日までの息苦しさが嘘みたいに息しやすくて、逆に怖くなってしまう。
こんなに幸せな日々を送っていいのか、と。

「 みてみて!花冠〜! 」

余計な事が頭を過ぎり、不安に晒されていた私の目の前で “ 白いアザレア ” の花冠を見事に作り上げ、無邪気に笑う彼女の笑顔をみてその不安は掻き消された。そ

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「 一生一緒 」 のあらすじ的な。

元々1人でこの世を去ることを心に決めていた少女。
最愛なる友人にだけ明かした “ 自殺 ” 。
海が大好きな少女は命を絶つ当日の夜。
“ 最期に会いたい ” と友人である私に連絡をする。
海岸沿いのコンクリートの上に座り込み2人で他愛ない話を何時間もし続け話題が尽きた頃、逝くことを決意する。

「 あたしの夢、聞いてくれる? 」

笑って私に問いかけた。
“ みちずれ ” という表現方法を使って

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一生一緒。

一生一緒。

「 ねえ、本当に行っちゃうの? 」

もう一度確かめるように彼女の服の裾を掴み、問い掛ける。

「 当然でしょ?いつから言ってると思ってるのw 」

海岸沿いのザラザラとした石の橋の上に座り、暗くなった世界を小さなランタンだけが光を放つ。
風が吹く度香る塩らしい匂い。
その風に靡く彼女の長い髪。
“ 綺麗だ ” と咄嗟に思ってしまう。
私の蝶の髪飾りも共感したかのようにカチャリと音を立てた。
私は

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推しは尊い。_自殺

推しは尊い。_自殺

「 推し様尊いっ!!もうほんと幸せ過ぎる〜!! 」

今日も今日とて推しの動画とやらを見てきゃーっと歓声を上げる妹の声を無視しゲームをする。

「 ほらっ!尊くないっ!?やばくないっ!? 」

「 あーもううるさい… 」

ゲームに集中したかった俺はヘッドホンをつけゲーム音量を上げた。
あきらめたようにしょげる妹は可愛くて相手をしたくなったが生憎俺には “ 推し ” という存在は居ない。
だから語

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