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これからのアパレルのビジネス脳

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アパレルの工場目線から、こんなビジネス脳と仕組みが作れたらいいなって思う記事をまとめています。
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#ブランド

ブランドコラボで全国展開を直前にして僕たちから伝えたいコト

ブランドコラボで全国展開を直前にして僕たちから伝えたいコト

※おおよそ2分で読める内容です

こんにちは。
縫製工場の三代目、シャクモトタツヒロです。

私は10年前、

「家業を未来に残す仕事にしたい」という想いでアトツギの決意をしました。

「お客様に近いところで仕事すること」
そんな当たり前のことすら出来ていなかった僕たちですが、ブランドへの挑戦を通して多くの方に支えて頂き、今まで遠かったお客様との距離を無くすことができたし、自分たちも成長すること

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【店舗】vs【EC】の構図に捉われるな

【店舗】vs【EC】の構図に捉われるな

店舗運営に携わられている方はECを否定し、
EC運営に携わられている方は店舗を否定する。

わざわざ口外こそしないまでも、この1意識を持っているケースは少なからず存在するのではないでしょうか?

近年のEC市場の拡大により、今までの買い物の常識は変化し、店舗=当たり前の絶対正義といった感覚は薄れているこかもしれません。

北海道に行かないと買えない名物「白い恋人」
沖縄に行かなければ買えない「紅芋

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ブランドはコミュニティの旗印 #大日本市

ブランドはコミュニティの旗印 #大日本市

「D2Cと呼ばれる新しい小売の真髄は、モノを通してコミュニティを作っていること、その旗印としてモノが機能しているということだと思います」

昨日登壇した大日本市のイベントで、ブランド体験の意味を私はそう表現しました。

中間マージンがないとか、ECで直接売っているとか、価格帯が従来より安いとかではなく、「作ったモノをどう売るか」の発想から、まずコミュニティを作り、そこに「何を届けていくか」を考えて

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お金じゃない‥なんて綺麗事。

お金じゃない‥なんて綺麗事。

「お金に変えられないものがある」

世の中には、お金に捉われないある意味での美意識的感覚を重んじる風潮があります。

お客様の笑顔が見れたらそれでいいから、赤字でも構わないんだ。

というお店があった時、

「え?」という感覚を持ってこそ正常だと私は思うんです。

また、よく聞くのが、

「お金は後からついてくる」という考え方。

確かに、結果的にそうなることはすごく良いことです。
成功者や、お金

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【知ってもらうことが大切】商工会青年部全国大会「商人ネットワーク」の発表レポート

【知ってもらうことが大切】商工会青年部全国大会「商人ネットワーク」の発表レポート

先日12月の4日、5日の二日間、商工会青年部の全国大会に参加をさせていただきました。2019年の開催は愛知県の名古屋。

一年に一回、全国の小規模事業者の若手の代表が集結するこの会では、地区予選を勝ち抜いた人たちで行われる主張発表大会や、大物ゲストがやってくる基調講演などが行われます。

そこに参加する人たちが経営する企業は業種や規模感も様々です。
個人の大工さん、農業事業者、車屋さんや、食品加工

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手っ取り早いのはメジャーで活躍する事

手っ取り早いのはメジャーで活躍する事

スポーツの世界だとわかりやすいのですが、その業界を盛り上げていこうと思えば、次の世代の若者たちに、

あの人みたいになりたい。
あの選手みたいに活躍したい。

と、憧れを持てるような姿を見せる事が大切だと思うんです。

そういった若者が増えることで、底辺が広がってレベルが高まっていきます。

野球やサッカーのようなメジャースポーツもそうですし、近々で言えばラグビー だってそうでしょう。おそらく、ラ

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アパレル工場の必然的な死

アパレル工場の必然的な死

ファッションは誰もが楽しめるコンテンツであり、その幅も多様化しています。

一見、華やかに見える世界に見えますが、表舞台とは裏腹にその実は想像よりも悲惨な場合が多いということを知っておいてほしいのです。

多くの縫製工場は同じような課題を抱えています。

そのほとんどが「お金」に起因するものであるということは、現場でそれを感じているはずの人達でさえ表立って言おうとはしません。

なぜなら、そこには

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考えるばっかりじゃダメ。不格好でもイメージを形にするクセを付けよう。

考えるばっかりじゃダメ。不格好でもイメージを形にするクセを付けよう。

実現させたいことがある。

それにはお金がかかることがほとんどで、やりたいことを全部やれるわけじゃありません。

といって、諦めるのは簡単なことですが、
クオリティーを求めないのであれば、ある程度の形を作ることはできる場合が多いです。

なのにも関わらず、
頭の中にあるアイディアやイメージを具体化させずに、時間が経つにつれて脳内メモリーから消し去ってしまっている人が多いのではないかと感じています。

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『時間をつかう』とは『命を削る』と同義だという前提で感じるコストの算出

先日、Facebookで繋がっている方の投稿を読んですごく感じるものがあった。

※是非リンクをクリックして詳細を確認してみてください。

ザクっと言うと、記事のタイトルにもありますが、1秒1円という価値の提供をしているということです。

記事の中にもこう書いてあります。

例えば、服のボタン付けに100秒掛かるなら、加工費用は100円が必要になる。そもそも、10円でやらされたり、また引き受けてし

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