しゃく。笏本達宏。町工場の3代目。

1968年に祖母が創業した岡山の縫製工場を継いだ3代目。(株)笏本縫製/SHAKUNO…

しゃく。笏本達宏。町工場の3代目。

1968年に祖母が創業した岡山の縫製工場を継いだ3代目。(株)笏本縫製/SHAKUNONÉ ®︎代表。主にネクタイをつくってる人です。ここから日本一のブランドをつくります。まずは2~3個、記事をみていってもらえると嬉しいです。

マガジン

  • 個人、小さな工場のブランディング日記

    町の小さな縫製工場からブランドを立ち上げて挑戦している経験から、小さなブランディング実践を日記のようにまとめさせた頂いています。小舟で大海原を渡るような体験をまとめさせていただいています。

  • これからのアパレルのビジネス脳

    アパレルの工場目線から、こんなビジネス脳と仕組みが作れたらいいなって思う記事をまとめています。

  • 自分史をヨミモノに

    自分の生い立ちや、ビジネスを始めた原体験は、他の誰かに真似のできない自分だけのストーリー。それを自分のだけでなく、誰かに知ってもらうためには魅力的な「ヨミモノ」にしなければなりません。それを実践するマガジンです。

  • 個人や小さな会社のネットショップ運用

    自身が体験してきた小さな会社のネットショップ運用のリアルをまとめています。私が実際に感じた不安やちょっとしたコツなどを書いているので大儲けしたい場合は専門家の解析やノウハウは本を買って読んでください。

最近の記事

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僕、アトツギします。

平素は格別のご愛顧を賜り、厚く御礼申し上げます。 この度、2021年1月1日付けで、 代表取締役の重責を引き継ぐことになりました。 SNS投稿でお知らせをしておりご存時の方もおられるかと思いますが、 12月決算を最終として、 来季からの代表交代というタイミングに致しました。 祖母から母へ、母から私へという事業継承リレー。 正直、順風満帆で事業承継を行えている状況ではありません。 ずっと赤字経営が続いており、 2009年に入社してから、色んな挑戦をしてきました。 知ら

    • あれから1週間。テレビで放送された、『ネクタイ町工場。どん底からの逆転物語』は、むしろ”これから”。

      2022年4月17日(日)の22:00~放送の、フジテレビ「Mr.サンデー」で、株式会社笏本縫製のこれまでの歩みが再現ドラマを含めて紹介されました。最初に電話がかかってきた時には、”え?これドッキリか?”と疑いましたが、ガチでした。連絡を受け、丸1かけて取材をし、追加インタビューを受け、再現ドラマを撮影、放送の1時間前までディレクターさんと打ち合わせをして、放送までにかかった時間、たったの4日。 そして、放送終了後。一時サーバーダウンするほどアクセスが集中し、予想を大きく超

      • 22年ぶりに父と話したとき。僕の手は震えていた。

        22年。 僕は父と会っていない。 もちろん、話すことなどもない。連絡先も知らない。 僕の両親は俺が9歳の時に離婚し、僕と2人の妹は母が育ててくれたた。年齢が3つずつ離れている兄妹だから、妹が6歳と3歳の時だった。 母から「なぜ離婚したのか?」という理由は聞かなかったし、母も父の悪口を言うことはなかった。ただ、少なからず僕に残っている父のイメージはあまり良いものではなかった。 ちなみにウチは田舎の小さな町工場。裕福だったなんてことは1秒もない。父とは離れ離れになってから

        • 『1からブランドを立ち上げる人』『立ち上げたばかりの人』に参考にしてほしい3つのこと

          こんにちは。 小さな縫製工場の3代目、シャクモトタツヒロです。 ブランドを立ち上げるのが夢です。 やっと自分のブランドを立ち上げられました。 今回書く内容は、私自身は1からブランドを立ち上げ、色んな苦しみや悩みを感じながら経験してきたことに基づく内容です。 主にファッション、アパレルとの関連性が高いとは思いますが、実はそれだけではなく多くの業種に共通して考えられる内容なのではないかと思います。 正直、当たり前のことが多いです。 「そんなんわかっとるわ!」と言ったことも

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        記事

          都会では叶えられない僕の夢

          今までに何度か自分のことを書き、発信してきましたが、最新の自分をアップデートしたブログを書きました。 都会では叶えられない。 ブログ内にも書いていますが、こう言っているのは劣等感からくるものなのかもしれませんし、否定もしません。 ですが、地域からじゃないと意味がないとさえ思っていまるのも本当の気持ちです。 「人の評価なんて気にしない」って言うのはカッコイイし、聞こえはいいけれど、「人の評価」が無ければ飯が食っていけないというのも事実。 人の評価を気にしないことが評価

          都会では叶えられない僕の夢

          【ネット配信ラジオ出演】第2回の配信分「全3回」

          第二回目の放送分です。

          【ネット配信ラジオ出演】第2回の配信分「全3回」

          コラボ商品の販売が開始されました。

          告知をさせていただいておりましたTHESUITCOMPANYとのコラボネクタイが本日より全国の店舗にて販売が開始されました。下記、告知noteです。 全国の皆さんの反応や、各店舗での取り扱われ方など、非常に興味もあって、見に行きたい気持ちは山々なのですが、さすがに全国の店舗に足を運ぶことは難しいです。 さらに、現状としては外に出るのが億劫になる状況ではありますので、期待と共に不安も抱えている状況です。 そんな中でも、もしお出かけになられる機会あり、またお近くに店舗のござ

          コラボ商品の販売が開始されました。

          まだ動かないのか?「様子見は遅れを取るだけ」

          先日こういった内容のnoteを書かせて頂きました。 私が携わる領域とは違う縫製工場さんとお話をする機会がありました。 感覚として、その方は予測と行動が早い方だと思っているのですが、 話の中で、出てきたことが正に私が先日書いた内容と同じだったのです。 その内容を簡単に書き出していきます。 地域によって稼働し始めた中国の縫製工場もあるけれど、50人規模の工場でも人が半分も出てきていない。全員が工場に戻ってこられているわけではないので、通常稼働に戻るまでの見通しが立たない。

          まだ動かないのか?「様子見は遅れを取るだけ」

          【ネット配信ラジオ出演】第1回の配信分「全3回」

          先日、ゲストとして呼んで頂き、収録をしたネットラジオの第1回配信が行われました。 スラスラと話せたなと感じましたし、バランスを取りながら引き出していくパーソナリティの力って凄いなと改めて感じました。 是非、お聞きください!

          【ネット配信ラジオ出演】第1回の配信分「全3回」

          繊維製品の輸入をしている企業は『今』手を打たないといけない

          新型コロナウイルスが猛威を振るう中、出入国の規制をかけるケースも出てきました。 私はその手の専門家ではありませんから細かいことは言えませんが、この影響を受けるであろう繊維製品の生産と物流にことなら自分なりに書けるだろうとポチポチしています。 現在のアパレル製品の生産拠点は海外にあるケースが多いです。 特に、中国をはじめとして、ベトナム、ミャンマーなどがその拠点となっていることがほとんどです。 しかし、ほぼ災害と言ってもいいほどの今回の事態で、工場の稼働がストップしたり、

          繊維製品の輸入をしている企業は『今』手を打たないといけない

          鬼滅の刃に学ぶ「ビジネス感」

          みなさん、「鬼滅の刃(きめつのやいば)」という週刊少年ジャンプで連載をされている漫画を知っていますか? 2019年に最も売れた漫画としてご存じの方も多く、私も現在発行されている単行本は全巻持っていて、何度も読み返している作品です。 そんな鬼滅の刃のストーリーと展開には学ぶべきビジネス感があると感じたのでnoteにまとめておきたいと思います。 個人的にはいろんな漫画を読んで、鬼滅の刃が特質して違うと思うことが2点あります。 ①作り込みの展開の速さワンピースと比べてみると

          鬼滅の刃に学ぶ「ビジネス感」

          ブランドコラボで全国展開を直前にして僕たちから伝えたいコト

          ※おおよそ2分で読める内容です こんにちは。 縫製工場の三代目、シャクモトタツヒロです。 私は10年前、 「家業を未来に残す仕事にしたい」という想いでアトツギの決意をしました。 「お客様に近いところで仕事すること」 そんな当たり前のことすら出来ていなかった僕たちですが、ブランドへの挑戦を通して多くの方に支えて頂き、今まで遠かったお客様との距離を無くすことができたし、自分たちも成長することができました。 そして今年2020年2月。僕たちのネクタイブランドSHAKU

          ブランドコラボで全国展開を直前にして僕たちから伝えたいコト

          【店舗】vs【EC】の構図に捉われるな

          店舗運営に携わられている方はECを否定し、 EC運営に携わられている方は店舗を否定する。 わざわざ口外こそしないまでも、この1意識を持っているケースは少なからず存在するのではないでしょうか? 近年のEC市場の拡大により、今までの買い物の常識は変化し、店舗=当たり前の絶対正義といった感覚は薄れているこかもしれません。 北海道に行かないと買えない名物「白い恋人」 沖縄に行かなければ買えない「紅芋タルト」 旅のお土産の代名詞でさえ、足を運ばなくともネットで購入できる時代です

          【店舗】vs【EC】の構図に捉われるな

          【客観視の重要性】誰かにインタビューされてるつもりでストーリー構築をしてみよう

          ブランディング、プロダクト開発、マーケティング。 毎日情報を脳内整理をしたり、文章化して発信をしていく中で、 どうまとめて良いか?どうしたら伝わるか?と考えることがどれだけ難しいかは、やってみるとよくわかります。 最近、私もインタビュー的なことを受けることがあるのですが、自分1人でカキモノをしているよりも、対話で引き出してもらうほうがスラスラと伝えたいことが出てきたり、自然と脳内整理ができるという体験をすることが増えました。 ただ、インタビューを受けるというのは現実の

          【客観視の重要性】誰かにインタビューされてるつもりでストーリー構築をしてみよう

          自分たちの仕事は【我が子】に継がせられる仕事なのか?というシンプルな話

          こんにちは。 縫製工場の三代目、シャクモトです。 2020年1月23日AMに、母校の小学生のお子さんたちが私たちの縫製工場に社会科見学に来られました。 これは、2018年から小学校から依頼を受けて行っている取り組みです。 毎年、ビックリするような質問があったりして小さな後輩たちにはエネルギーを貰っているような気がします。 そんな中で、ふと思ったことをtweetしました。 十数人の子供たちが私の話を聞いて、 『この人みたいになりたい』とか『この仕事がしたい』 と感じ

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          小さな縫製工場の3代目。 ネクタイブランドSHAKUNONE'(シャクノネ )のプロダクトマネージャー、シャクモトタツヒロです。 今日は短く、シンプルにお願い投稿です。 普段、経験を通して皆さまに共有したい内容を文章としてnoteに投稿させて頂いています。 その上で、読んでくださっている方々に是非、 SHAKUNONE'公式Instagramアカウントのフォローをお願い致します。 大切に仕立てた自慢のネクタイや、ブランドメッセージ、イベント情報なども載せています。

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