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僕、アトツギします。

平素は格別のご愛顧を賜り、厚く御礼申し上げます。

この度、2021年1月1日付けで、
代表取締役の重責を引き継ぐことになりました。

SNS投稿でお知らせをしておりご存時の方もおられるかと思いますが、
12月決算を最終として、
来季からの代表交代というタイミングに致しました。

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祖母から母へ、母から私へという事業継承リレー。
正直、順風満帆で事業承継を行えている状況ではありません。

ずっと赤字経営が続いており、
2009年に入社してから、色んな挑戦をしてきました。

知らなかったことを知る中で
絶望もしたし、後悔もしましたし、
怒りもあったり、情けなかったり、
いろんな経験をしてきました。

人より少し多めの失敗を繰り返しながら、
2015年からの自社ブランドSHAKUNONEを立ち上げました。
運営本格化から約5年の2019年。
たくさんの方に支えて頂いた結果、
やっとの思いで微々たるものですが黒字経営に
戻すことができました。

試行錯誤期間、本当にたくさんの方に支えていただきました。
迷惑をかけたことも、お叱りの声を頂いたこともありました。

でも、ありがたい話で自信もつきましたし、
期待してくださる方も増えました。

「すごいね!」「活躍してるね!」「儲かってるでしょ!?」
って言ってくださる方もいてくれます。
でも正直、やっと自転車が漕げるようになったくらいです。

それでも、もしかしたら、

■このタイミングで?
■こんな時代に縫製工場を継ぐの?
■バカだな・・・

なんてことを思う方もおられるかもしれません。
でも、それは家業に入る時に散々言われました。

だから‘‘良かった‘‘と胸を張って言えるように、
頑張ります。

と、強がってみても、正直、コロナ禍で先行きはわかりません。
なんで今コロナなんだ?とも思っていますし、
本当は不安なことの方が大きいです。

代表取締役就任にあたり、弱気なことを言っているようでは務まらないのかもしれませんが、見栄を張ることも、弱音を吐くことも、成功も失敗も、
共有をしながらやっていくのが私のスタイルです。

おそらく、これからもたくさん失敗をすると思います。
1勝するのに、100回負けるかもしれません。

ですが、それも私たちの‘らしさ‘なんじゃないかなと思っています。

‘‘承継‘‘ ‘‘変化‘‘ ‘‘挑戦‘‘

スタートアップでもベンチャーでもなく、
祖母が創業した田舎の小さな縫製工場を‘継ぐ‘という決断は、
きっとアドベンチャーだと思います。

はたらくって、長い長いリレーなんだと思うんです。
次の走者にバトンを渡せるように走ること。
もしかしたら、誰にもバトンを渡せないかもしれないけど、
必死に走ってる姿って、誰かに響くし、
違うトラックで、違うチームで走り始める誰かに、
影響を与えることだってあると思うんです。

ばあちゃんや、かあちゃんがそうして繋いでくれたように。

まだまだな部分もあることと思いますが、
さらなる成長のために、専心努力をしてまいる所存でございますので、
今後ともご指導ご鞭撻を賜りますよう、心からお願い申し上げます。

株式会社笏本縫製 代表取締役 笏本達宏

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