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怒りを抱いた相手への伝え方。それは裏にある、不安や心配、虚しさ等のネガティブな感情を整理すること。こうすると伝え方がぐっと変わる。例えば、「なぜ何度言ってもできないんだ」は「新たな業務を振るのが不安、だから覚えてほしい」と言い換え可能だ。怒りは伝え方次第で、剣にも翼にもなりうる。
刺さったことば
「生きることに一生懸命になると余計なこと考えんくなるよ。」(by 旧友)
「今日現状維持したことを頑張ったんです、だからもうやりとげたんです」(by 旧友の上司)
今日を生きることに帳尻を合わせると、途端に「自分を褒める」行為が至近距離にあることに気づく。
昆虫図鑑がすきだったあの子_vol.6(最終回)
vol.1~5も併せてみてください!
※登場人物はすべて仮名です
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唐突に、しかも第3者から言い放たれた最終日宣告。
私のみならず、ワタル君のクラスの子たちも転校の存在を知らなかったようで、騒然とした様子だ。
想像すらしていなかった状況と、とにかく最後に話したいという焦りとが交錯している。短時間でマイナスとプラスの両極端な感情が波打って頭の中が忙し
昆虫図鑑がすきだったあの子_vol.5
Vol.1~4も併せて御覧ください!
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人生初の長期夏休みを迎える、1学期の修了式。
私は朝から誰もがみりゃわかるほどにご機嫌だった。
よく考えてみてほしい。学校の宿題はあれど、2ヵ月もの間、自由時間があ与えられるのだ。
普段学校にいては絶対に
昆虫図鑑がすきだったあの子_vol.4
こちらはvol.1,2,3の続編となります。
是非、以下も併せて読んでください!
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その日、私は"すき"って言葉には2種類あるのだと実感した。
これまで"すき"という言葉は、
・出来立てのたこ焼きがすき
・ばいきんまんをやっつけるアンパンマンがすき
・○○ちゃん/くんの優
昆虫図鑑がすきだったあの子_vol.3
こちらはvol.1,2の続編となります。
ぜひ以下も併せてお読みください!
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思わぬ強運を手にし、話す機会をもてた私。
互いに自己紹介を済ませたあと、
「いつもずかん読んでるから、気になったの。あんまりおしゃべりできなくてごめんね」
とあのときのことを話すと
「だいじょうぶだよ。これね、ぼくがお父さんにお
昆虫図鑑がすきだったあの子_vol.2
※この記事は初回の続きになります。
初回は以下からぜひ読んでください!
はじめてその子を見て以来、じわじわと興味を抱くようになった。
その変わった子は、ワタルという名前のようだ。でかでかと名前が貼られた机から判明した。この時ばかりは主張強いのも悪くないと思った。
でも、それ以上の情報はわからなかった。友達に調査を依頼するのはなんだか楽をしているようで聞けず、7才探偵の調査力はあまりにも微力に
昆虫図鑑がすきだったあの子_vol.1
小学校に入学して間もない頃、私はずっとびくびくしていた。
団地住まいだった私は、登校班というグループの一員になり、見知らぬ年上のおにいさんおねえさんたちと気づかぬ間に手を引かれ学校へ向かう。およそ30分間、なんでもない会話でやりつなぐ。何の会話をしたのかは全く覚えていない。記憶にあるのは異常に手汗をかいていた感覚のみだ。だが、そんな気を張った登校は学校生活の序章に過ぎない。
学校につけば、名前