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【恋愛観】ケンカは大概思い込みから始まる

恋人や夫婦関係を続けていく上で、人によって多かれ少なかれ発生するのが"ケンカ”。

なるべくケンカをしない方法があればいいのだが、関係が深くなればお互いの違いが表れて、それがケンカの引き金になることはしばしばある。

私たちも付き合って1年目はアホほどケンカをしていた。
1週間に1回、多いときは1日で2~3回。本当、食事かとツッコミたいレベルである。

好意があるからこそ付き合ったのにも関わらず、なぜかうまくいかない。
少し方向がずれると一気に歯車が狂ってしまう。このジレンマは一体どうやったらクリアになるのか。ただただ暗中模索だった。

付き合って半年が過ぎた頃、何が地雷だったのかは正直全く覚えていないが、互いに怒りの感情が爆発したときがあった。これが、ジレンマを脱却するきっかけになっており、その時の会話は今もはっきりと覚えている。
その地雷が無事に回収が済んだところで、その段階で私から話を切り込んだ。

さしみ(以下"さし")「うちらのケンカってさ、100:0でどっちかが絶対悪いってことないよね?」

彼:「確かにね、どっちも聞き方が悪かったり、相手に伝わらん言い方したりだもんな」

さし:「うん、『絶対自分のこと悪く言われてる』って思いこんでるから言い方や態度に出ちゃうんだと思う」

彼:「そうだよな…嫌い同士だったらそう思いにくいけど、好き同士だからこそその思い込みっていらないよな」

この会話のあと、私たちが出した結論が以下。

①自分が苛立ったときに、それをそのまま相手にぶつけない。
 (沸点MAXの場合は、一度離れて落ち着く時間をとる)
②苛立つ点=相手に対して不満、すなわち疑問に思うことであり、それは誤解である可能性もある。
③疑問は相手に伝わりやすい言葉と態度(高圧的・怒りを含めてはNG)で聞く。
④誤解を発生させてしまった方は素直に謝る。

この4つを決めてからというもの、ケンカはぐっと減った。
これまで相手に感情任せで怒りをぶつけていたのが、2人でよりいい関係性を築くために話し合えるようになったのである。

当時は共に怒りの沸点が低めだったので、①~④を実行するには時間を要したが、付き合って2年半経つでは実行率は90%以上だ。
それもこれも、やっぱりお互いが大事だからこそ粘り強く続けられたのだと思う。

同棲して一緒に住む、時間を重ねることは互いに折り合いや理解しあう過程はつきもの。
それが相手を傷つける言葉や態度ではなく、互いをよく知る機会としてこれからも時間を重ねてゆけたらと切実に願う。

P.S
不思議なのが、何でケンカした内容を覚えていないのだろう。大事だという会話は結構覚えているのに。ということは脳にも「これは記憶するに値しない」と烙印を押されるほどにしょうもないことで言い合いを重ねていたのか…。


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