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エモーショナルガールでした。プランナーとかライターとかを東京でしています。Twitte…

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エモーショナルガールでした。プランナーとかライターとかを東京でしています。Twitter:https://twitter.com/sahohohoho ポートフォリオ:http://sahomaeta.tumblr.com/

マガジン

  • 1999になりたい。

    1999年に憧れる私の、日々の散文・エッセイ的なものです。

  • わたしについて

    ポートフォリオや、私のことを書いた文章たち。

  • 女子高生は世の華だ。

    女子高生は時代のシンボリックな存在なのか?女子高生とはなんなのか。 「女子高生」について10年以上考えてきた私のエッセイとコラム。女子高生にまつわること。

  • 東京女子物語-tokyo girls story-

    東京に生きる女の子たちの、なんでもない言葉や日々の気持ちを綴ります。

  • 思春期を描いたショートショートたち

    思春期ガールが好きです。

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私の前世は中国人。1995年の日本の空気を味わいに。

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プデュは男性消費社会の幕開けか?PRODUCE 101JAPANに見る女性向けコンテンツの構図。

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九州出身で、大学は関西です。東京にでてきたきっかけは、映像に関わる仕事がしたいと思ったから。東京はいろんな人が集まるし、学べることも多いと思ってとりあえず出てき…

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「今が一番生きやすいです」はじめ(19)@代々木 16:10

去年高校を卒業して、今は浪人生。毎日予備校に通う生活です。 あと、たまにポートレートモデルをしてます。 高校を卒業する前くらいからやっていて、きっかけは知り合いの…

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私は、「越境カワイイカルチャー」を作りたい。

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女の子が女の子を「好き」といえる時代について考える。(2000年代後半の女子高生文化をもとに)

2010年代からAKB48を筆頭に巻き起こった「アイドル戦国時代」以降、「女の子が可愛い女の子のことを好き」といえるのは一般化した。 つい先日取材で知り合った女子高生も乃…

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ずっと何かになりたいのだ。

ここ数日のエモーショナルな感情が止まらない。何かが書きたい。かといって、なにを書けば良いのか分からない。 11月は毎年こうだ。なんだか最近おかしいな、と思って過去…

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カワイイトレンドウォッチャー・sahomaetaライター実績ポートフォリオ

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前田沙穂(SAHO MAETA)
1990年生まれ・鳥取県出身。京都造形芸術大学卒業後、WEBデザイン会社に入社後、株式会社QREATOR AGENTにて文化人のマネジメントを行う。現在ライター・企画・編集を中心に、フリーランス。
WEBメディア・COMPASSでは、2018.08以降の全ての記事を企画編集。
得意とするジャンルは、女子高生カルチャー・トレンドマーケティング・いまキテいるカルチ

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💘menmeizとは💘

「世界にカワイイを、いつも心にファンシーを。」をステートメントに、「カワイイ」をロジカルに/ディープに/ワイドに捉え、時代や場所・年齢など様々な制約に囚われないタイ

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若者マーケはいま過渡期?推し活が経済を回すんだドン!論

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さっき、ますます若者のマスカルチャー不在を感じる。ってつぶやいてからいろいろ考えてた。

女子高生や若者マーケティングが注目されはじめて数年が経った。
定期的に日本では女子大生や女子高生ブームのようなものが起きて消費のターゲットの中心になる。80年代後期のバブル時代にはJJやCancanのようなコンサバ女子大生ファッションが一大ブームになり女子大生ブームが起きた。
90年代後期にもコギャルブームが

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2020.07.18-19 気持ちの整理のために。

2020.07.18-19 気持ちの整理のために。

同い年の俳優が亡くなった。高校生の頃からずっと知っている俳優だ。
死に至った彼の苦悩を私には知る術もないし、想像をして苦しくなることしかできないが、私たちには明日が来る。
平坦なようなぜつぼうなような、明日がくる。
同い年で人生の一瞬を駆け抜けた人。
人はいきなり消えてしまうのだ。

沙穂は死にたいと思わないの?と聞かれたことがある。学生時代だ。
死にたいのに死ねない、と嗚咽しながら電話がかかって

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LDHは世界のエンタメになにを見るか?「バトルオブトーキョー」しか勝たんという話。

LDHは世界のエンタメになにを見るか?「バトルオブトーキョー」しか勝たんという話。

「君はバトルオブトーキョーを見たか。」
この1年間、ことあるごとに私は人に問うて来た。
「これを見てくれ……」とことあるごとにYouTubeリンクを送り続けて来た。
そして自粛生活中、プロジェクターを手にした私は延々と同じMVを見続けている。

それが、EXILEや三代目JsoulBrothersが所属するエンタメ会社・LDHが仕掛けるプロジェクト「BATTLE OF TOKYO」だ。

"俺

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私の前世は中国人。1995年の日本の空気を味わいに。

こんなことを言ったら、頭のおかしいやつだと思われるだろうけれど、私は自分の前世を中国人だと思っている。
幼い頃から中国への漠然とした憧れがあって、父が中国出張のエキゾチックなお土産に3歳の私はその頃言葉もしらなかった”郷愁”を感じていた。

高校生で衝撃的な映画に出会った。
中国の最後の皇帝を描いた映画「ラストエンペラー」と、文化大革命に翻弄される京劇の役者を描いた「さらばわが愛覇王別姫」だ。

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プデュは男性消費社会の幕開けか?PRODUCE 101JAPANに見る女性向けコンテンツの構図。

プデュは男性消費社会の幕開けか?PRODUCE 101JAPANに見る女性向けコンテンツの構図。

アメリカで起きたセクハラや女性蔑視を告発する動き、#metooを皮切りに、韓国フェミニズム文学のベストセラーや、新しい生理用品の提唱など、女性を取り巻く社会環境について様々な動きがここ数年で起きている。
私はこの「ガールズエンパワーメント」の文脈と「男性アイドルブーム」の構造は、密接なのではないか?と考えていたので書き留める。

きっかけは先日、K-popアイドルの動画を見た知人男性に、「男性がロ

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「JKにすがりたくない」ねね(18)@東京 16:30

「JKにすがりたくない」ねね(18)@東京 16:30

この春高校を卒業します。わたし、JKってブランドにすがりたくないんです。でもそのおかげで出会えた人もたくさんいるから感謝もしてる。そうやって言えるのはJKを使い切ったからって思ってます。

制服は、息苦しかったです。制服に沿った性格を演じなきゃ行けないから。制服は個性とアイデンティティを捨てなきゃいけない。

好きな音楽は海外のHIPHOPとかDJが多いです。最近はThe internet、hon

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「山手線に乗ってると生きてるって思える」ひな(19)@新宿 15:30

「山手線に乗ってると生きてるって思える」ひな(19)@新宿 15:30

今は大分の大学に通ってます。
国際系の大学で、もともと第一志望の大学ではなかったんですけど、
希望の大学に落ちて、それで。
ほんとに留学生がすごく多い大学で、周りは英語しか聞こえない。
基本は英語で会話してて、ミーティングも英語で。
他の教科ができても、英語ができないと全然ついていけなくて。
英語もグラマーだけの私が入っちゃったから悔しくて、悔しくて。
留学してやる!て思ってます。
留学生の子とか

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「韓国に留学したいんです」こころ(18)@代々木・17:00

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生まれたのは神奈川で、住んでるのは東京です。
今は都内の大学に通っていて、渋谷と原宿でよく遊びます。
最近ご飯に行くのは新大久保が多いかな。韓国が小学六年生からずっと好きなんです。
好きになったのはKARAがきっかけ。今はTWICEとSHINeeが好き。
韓国で一番魅力なのはファッションです。
すごい安いし、カワイイし、最先端。今日着てるのも韓国のショップです。
4ヶ月に一回くらい買い物しに、韓国

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「原動力は怒りだから。作り続けたい」ゆうこ (22) フリーター@豪徳寺

「原動力は怒りだから。作り続けたい」ゆうこ (22) フリーター@豪徳寺

九州出身で、大学は関西です。東京にでてきたきっかけは、映像に関わる仕事がしたいと思ったから。東京はいろんな人が集まるし、学べることも多いと思ってとりあえず出てきました。いまは就職はしてないし、就活もしてない。
私が卒業した年の大学の就職率は過去最高で、98%らしいです。わたし、2%に入ってしまったなあ、なんて。そんな自分に焦る日もあります。でも、私にはやりたいことがあるから。選択肢は自由でいたい。

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「今が一番生きやすいです」はじめ(19)@代々木 16:10

「今が一番生きやすいです」はじめ(19)@代々木 16:10

去年高校を卒業して、今は浪人生。毎日予備校に通う生活です。
あと、たまにポートレートモデルをしてます。
高校を卒業する前くらいからやっていて、きっかけは知り合いの男性に撮ろうよ、て言われて。最初、わたしはアイドル顔とかじゃないしキラキラじゃないし、他のモデルはそういう子がたくさんでいやだったけど、今の10代の自分にしか出せない表情を写真に納めておきたいって思って。
実は1回闇期にもなったしファンつ

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東京女子物語-tokyo girls story-

東京女子物語-tokyo girls story-

日本の首都、東京。日々とめどなく情報の溢れる街。

新宿のきらびやかなネオン、夢を持って上京する若者、 1日50万人が行きかう渋谷駅のスクランブル交差点を行き交う人々。そんな東京にはKAWAII日本の女の子たちが生きている。
でも私たち、「KAWAII」だけじゃない。 アニメのヒロインみたいに、強くて優しいだけじゃない。
アイドルみたいに、いつも笑ってなんていられない。

いつだって、私だ

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私は、「越境カワイイカルチャー」を作りたい。

私は、「越境カワイイカルチャー」を作りたい。

何をしている人?にも、何をしたい人?にも明確な言葉を使うことをここ数年、恐れて生きてきた。自信がないからだ。でももうそんなことも言ってられない。
私は次に行きたいし、新しい世界を見たい。

私がやりたいことは、言語も場所もジェンダーも趣味嗜好も、様々な境界線を超えるようなエンタテインメントを作ることだ。
国も都市も地方もサブカルもアートもメインカルチャーも、超えていく力を持つのはエンタテイメント

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女の子が女の子を「好き」といえる時代について考える。(2000年代後半の女子高生文化をもとに)

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2010年代からAKB48を筆頭に巻き起こった「アイドル戦国時代」以降、「女の子が可愛い女の子のことを好き」といえるのは一般化した。
つい先日取材で知り合った女子高生も乃木坂46の写真集を買っていたし、別の女子高生も「TikTokを見るのは可愛い女の子を見るため」と言っていた。
SNSの中には有名無名問わずかわいい女の子があふれていて、そこに女の子が「かわいい!」といって広めるのも当たり前になった

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ずっと何かになりたいのだ。

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ここ数日のエモーショナルな感情が止まらない。何かが書きたい。かといって、なにを書けば良いのか分からない。

11月は毎年こうだ。なんだか最近おかしいな、と思って過去の日記を見てみると大抵この時期になると同じようにエモのスポットに入り込んでいる。誕生日の翌月だからだろうか。

今年、28歳になった。
18歳で人生が終わると思っていたわたしが、28歳になっている。あの頃、日々は苦しくも退屈で、女子高生

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