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取るに足りない雑記

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意味のないことばかりザックリと。
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ガンダムファンに解説したいドリカム新曲『G』のヤバさ

ガンダムファンに解説したいドリカム新曲『G』のヤバさ

ガンダムファンの皆さま、はじめまして。そうでない人は「いったいおおやはどうしたんだ」とお考えかもしれませんが、ドリカム1年3カ月ぶりの新曲『G』を聴いて、居ても立ってもいられず他の原稿を置いて筆を執っております(すみませんすみません)。

皆さん、聴きましたか。聴いてない人は何を差し置いてでも聴いてください。はい、DREAMS COME TRUE『あなたとトゥラッタッタ♪/THE WAY I DR

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駆け込みで平成の10枚を選んでみる

駆け込みで平成の10枚を選んでみる

夫と話してたら「平成くくりでアルバムを選ぼう」となったので、めちゃくちゃ苦肉の策で10枚選ぶとしたらこんな感じになりました。

岡村靖幸『家庭教師』(1990/平成2年)

リアタイでは川本真琴『愛の才能』(1996/平成8年)(オリジナルVer.がデジタル音源化されてないので本当に本当にソニーはなんとかしてください…)を聴いて「うわっこの曲めちゃくちゃかっこいい」と思ったくらいだったのですが、過

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「女の時代」が語られること

「女の時代」が語られること

正月早々、自分が絶賛したものが

みるみるうちに批判されるようになっていくのを茫然と眺めていた。

ここにある意見にはうなずけるものも多い。論点はいくつかあって、
・クリームパイを投げつけられている様が屈辱的に感じられる
・パイ投げがひどい世の中の暗喩なら、それに対抗する解決策が提示されていない
・社会構造によって性差別が起こっているのに、個人の問題に収束されている
・社会構造は男性中心社会が引き

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食わず嫌いにオススメしたいドリカム12選

食わず嫌いにオススメしたいドリカム12選

普段、ジャンル問わずさまざまな人にインタビューしている私ですが、

なんでこの仕事してるかって、「いつかドリカムの取材するため」と言っても過言ではないくらい、人生の大半を影響受けて育っているのが、DREAMS COME TRUEです。

(「いつか取材する」のが夢のわりにむちゃくちゃ遠回りしてることは気づいている…)

と言っても、わりと後追いファンでして、なぜなら小学校卒業するまで我が家にはCD

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インタビューってどうしてる?

インタビューってどうしてる?

そういえば、「noteでスライドが埋め込めるようになった」と聞きまして、

以前、プロライター勉強会というセミナーに登壇したのですが、そのときに使ったスライドを公開してみます。

インタビューって、なかなか他の人の現場に同行できないから、自分の知見が合ってるのかどうかわからなくて、アップデートしにくいのが課題なんですよね。でも、あくまでこれは「私はこうしてる」という一例であって、それぞれやり方があ

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居場所をつくるひとのしなやかさ

居場所をつくるひとのしなやかさ

私のように各地転々としていると、アイデンティティのかけらのようなものがあちこちに散らばっていて、何か確固たる帰属意識を持たないままここまで来てしまったように思う。

で、地元はどこなの?と問われると、一応、福岡県の久留米市になるんだろう。11〜18歳の8年間住んで、実家はいまもそこにある。最近のローカルブームには比較的ちゃんと乗っているほうで、いわゆる「筑後エリア」としては雑誌にもたびたび取りあげ

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テレビっ子のイビツな音楽遍歴

プリンスが逝ってしまったというニュースが、未だに実感を伴っていない。2015年のグラミー賞でアルバム・オブ・ジ・イヤーのプレゼンターとして放ったスピーチの素晴らしさに感服したばかりだし、2014年の"ART OFFICIAL AGE"が最近のお気に入りで、2枚組の"HITnRUN"もウィッシュリストに入れていた。

と書きつつ、私自身は決して熱心なファンではない。私が洋楽を聴きはじめた中学生の頃、

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境界線を曖昧にすること

境界線を曖昧にすること

特に専門分野として意識してきたわけではないのですが、たまたまこのところ「新しい働き方」や「これからのリーダーシップ」「共創空間」などに関する取材が続いています。

「重要だが緊急ではない仕事」こそ会社で活躍できるブルーオーシャンだ

Googleの「最高の上司」がチームの生産性を高めるためにしていること

「どこでもオフィス」「週休3日制」…ヤフーが目指す理想の働き方とは?

「場づくり」だけにと

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ライター・編集の生存戦略問題

ライター・編集の生存戦略問題

個人的には「ライターとは」「編集とは」みたいな話にあまり関心がなくて、「みんなちゃんと考えていてすごいなぁ……」と思っていたのだけれど、どうにも自分の中で収まりがつかなくなってきたので、自分のために書きます。

ありがたいことに、ライターとしていろいろと声をかけてもらうことが多くて、いつも「ありがてえ、ありがてえ……」と思って仕事をしています。自分ではあまり自覚がないのだけれど、どうやら質問運びに

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なんでもできると思ってた

なんでもできると思ってた

今も昔もなんだか遠慮しがちで、自虐や皮肉がナチュラルに出てしまうくらいはライトにひねくれている性格なのですが、実はとても自信過剰なところがあって、根拠のない謎の全能感に満ちあふれていた頃もあったのです。具体的に言うとそれは、大学生の頃までずっとだった気がする。

自分で言うのもなんだけど、小さな頃からわりと勉強ができたほうで、運動もできたほうで、絵も描けたほうで、歌も歌えたほうだった。大した努力も

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