記事一覧
第31回 草刈り人材の育成〜「畔師」グループをつくりませんか?〜
2020.02.20
木原奈穂子
神戸大学大学院農学研究科
概要
人口が減少していく中で,雑草の管理が大きな地域課題となっている。今日では,官民による様々なサービスも存在しているが,雑草が繁茂している畔やため池も多く存在する。また,草刈りをおこなうことが,個人・地域にとって大きな負担となっている。今後人が減っていくなかで,雑草を管理していくために必要な仕組み・取り組みとはどのようなものなのであろ
第30回 山採りビジネス〜雑木を売って里山を守る方法とは?〜
2019.11.08
西山雄太
リビングソイル研究所
概要
農的ライフスタイルを支えてきた里山は,人々の手が適度に入ることで維持されてきました.しかしライフスタイルの変化とともに,里山に入る機会が少なくなり,多くの里山が荒れています.そこで,里山にある資源を活用し,里山の価値そのものを向上させていく必要があると考えます.今回のるーらんでは,雑木を売って里山を守る方法について考えました。
話
第29回 ため池の新たなエネルギー活用の可能性 -エネルギーの作り方と使い方とは?-
2019.08.19
井筒耕平
(株)sonnraku 代表
概要
東播磨には,多くのため池が存在します。ため池はそもそも農業用水を確保するために人の手によって作られてきたものですが,今日においては,農業の衰退とともに活用されなくなる傾向にあります。
そこで東播磨フィールドステーションでは,ため池の新たな活用の方向性を探っています。今回のるーらんでは,エネルギーをテーマに,ため池の活用のあり方
第28回 “田園回帰”の経済性:農村での生活が生み出す価値とは?
2019.07.19
立見淳哉
大阪市立大学経営学研究科准教授
概要
都市住民が農村に関心を持ち、農村に移住・定住する動きは“田園回帰”と呼ばれ、大きなトレンドとなりました。
これまでの生活基盤に加え、農村だからこそ感じられる豊かな自然、人々のコミュニティが、農村部の魅力を引き上げる資源となっています。
しかしその一方で、そういった自然を維持するための「むら」の現実が問題視されることもあります。
第27回 EBPMとGIS:何を“見える化”して政策に繋げるか?
2019.03.08
丹羽英之
京都学園大学/篠山市農都環境アドバイザー
概要
EBPM(エビデンス・ベースト・ポリシー・メイキング)とは,証拠(エビデンス)に基づいて政策立案をしていくこと。IT技術の発展により,地域に関する様々な情報が手に入るようになった今,場当たり的なく,明確な目標を立てて政策を立案するための手法として注目されています。
また,一方で,GIS(地理情報システム)の発展もめざ
第26回 農と福祉の繋げ方-どのように進めればよいのか?
2019.01.11
中本英里
農研機構 西日本農業研究センター
概要
農業と福祉,あまり関係のないように思うこの二つですが,相互に補完しあうことで新たな価値を生み出す可能性を秘めています。
「農福連携」とも呼ばれるこの動きですが,どのように考えればよいのか,何から始めればよいのか,分からないことがたくさんあります。農はそもそも福祉(厚生)的な側面をもちますし,様々な立場の人々が農をとおして協働
第25回 まちと住まいの将来設計:“理想の人生”からの考え方?
2018.03.17
山本和代
街角企画株式会社,一級建築士
概要
長く短い人生,どのような場所,どのような住まいで,どのように暮らして行きたいと考えたことはありますか.
移住しますか?定住しますか?「帰住」しますか?
家を買うのか,借りるのか?
いつ,どのような家がいいのか?に悩みませんか.
その延長上で,どのような“まち”や“むら”に住むのがいいかも考えると思います.理想の人生を送るには,
第24回 まちのPR:魅力の見つけ方・伝え方とは?
2018.02.03
西島陽子
まちPRオフィス 代表
概要
神戸・新開地という「まち」を等身大の視点で捉え、地域のお店や商店街が培ってきた魅力や文化を、新たな切り口でPRすることに長年取り組んでこられた西島陽子さんをお招きして、まちの魅力発見やPRについて一緒に考えます。
自分の住む“まち”や“むら”のことを知っていますか?何もないところですか?来て欲しい、PRしたい。けど、どうすれば良いかな
第23回 IT × 里山の可能性:ITを地域の価値創造に活かすには?
2018.01.17
関 治之
一般社団法人 Code for Japan 代表理事
概要
市民自身がITを活用し、地域課題を解決するシビックテック(Civic Tech)の活動が広がっています。
オープンデータの活用やアプリの開発などにより、地方の医師不足や公共交通問題、地域経済の衰退といった社会的課題を解決する可能性を秘めています。情報基盤・通信環境がほぼ整いつつある今、過疎高齢化の進む農村
第22回 つねよし百貨店の挑戦!持続可能な商店を地域で営むには?
2017.12.16
東田一馬
つねよし百貨店/里の公共員
概要
一度はなくなりかけた商店を、地域に残したいと願う多くの村人たちによる協力を元に運営を再開した「つねよし百貨店」。
大阪から移住し、新たに経営を担うようになり5年目を迎える東田一馬氏をゲストに、地域で商店機能を維持していく、持続的に運営していくということをテーマに、 参加者も含めて考え、実践していくことにつながる機会になれば、と思い
第21回 農村民泊:これから民泊をはじめるには?
2017.10.19
植田淳子
和歌山大学食農総合研究所特任助教
概要
農村地域の活性化策としてグリーンツーリズムが拡がりをみせたのは1990年代からのことです。
近年では,外国人を対象としたいわゆるインバウンドへの期待、さらにはAirBnBをはじめとするインターネットサービスの拡がりを背景にした「民泊」への注目など、これまでの農家民宿や農村民泊(農泊)とは異なる新たな動きも拡がりつつあります。
第20回 中山間地の耕作放棄地を解消させる新たな挑戦ーマイハニーの事例からー
2017.09.06
西辻一真
マイファーム 代表取締役
概要
「自産自消ができる社会」の実現に向けて、耕作放棄地の解消をミッションに事業を拡大しているマイファーム。いまや貸し農園である体験農園マイファームの管理・運営だけでなく、新規就農希望者に向けて農業研修を提供するアグリイノベーション大学校の運営など、事業は多岐にわたります。
そうした中、貸し農園事業等の展開を通じて都市部へのアクセスが比