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短編小説『スイッチ』
❶
ぼくは死んだ。死因はスイッチを押したこと。そのスイッチは別に爆発するものでも、ミサイルを発射させるものでもない。被害はぼく一人。それも、少しのことだ。ぼくは少ししたらよみがえる。どれくらいにしようかな、数時間じゃつまらない。見つけてもらえなかったら人知れず死んでよみがったことになるし。だからとりあえず、大事にならないように1日と少しかな。
ぼくはなるべく大きな音を立てて死ねるように準備をし
「色」と「一文字目」で書く① ウィズレッドパック
ウィズレッドパック
「やっぱり女の子ですんでねー。いいお家に住まわせたいわけですよ」
「そうは言いましてもね。ていうかみなさんそうおっしゃるんですよ。みなさんがおっしゃるということは、そのねがいがかなう人もいればかなわない人っていうのが生まれてしまうもんで」
「うちの娘が、かなわない側だって言いたいのか、おたくらは」
「いえいえ、そんなことはないんですけども、あくまで可能性があるっていう話で
様々な媒体で書いてみる②商品の説明書 あなたのマイフレンドシリーズVol.3 タカシ
縛り『商品の説明書』× テーマ『田舎民』
あなたのマイフレンドシリーズ Vol.3 タカシ【ともだちになってくれるきみへ】
このしょうひんはぜったいにひとりではあけないでね! いいこはおとうさんおかあさんといっしょにあけてね! ぼくとのやくそくだよ(タカシ)
【保護者の方へ】
本商品は、昨今の幼児教育における危険をすべて先回りして予防してくれる特定意志薄弱児童監視指導ロボット。きっとあなた
架空のドラえもんの回を書く①バリア
単語から連想して、架空のドラえもんの回を書く使った単語「6月」
発想「6月→梅雨→雨を防ぐ道具→バリア」
バリア
「ドラえも〜ん!!!」
のび太はドラえもんに抱きついた。
そこに色欲の気は互いにない。
彼らの抱き合う胸中は、
のび太には、救済への希望と、彼ならなんとかしてくれるという期待。
ドラえもんには、期待が分かるからなんとか嫌な目に合わせたいという気持ちと、しかし