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池上の街中をめぐる“交換日記”──『池上上々交換日記』イベントレポート
交換日記──なんだか懐かしい響きではないですか? 今日あったことをノートで伝え合う交換日記ですが、同じ町のだれか知らない人とおこなうことで、不思議なコミュニケーションが生まれます。スタートは、大崎清夏(詩人)と金氏徹平(美術家/彫刻家)の2人による交換日記から。そしてさまざまな人を巻き込んだワークショップ&展示が、大田区・池上で開催されました。今年3月に開催されたイベントに続く、ドリフターズインタ
もっとみる街のなかで“半透明”になってみる!大田区・池上でアートイベント開催
街のなかに、不思議なモノがやってきました。赤・黄色・青・緑など色鮮やかで、形も丸・三角・長細い棒などさまざまです。子どもも大人も一緒になってこの不思議なモノと遊ぶこの企画が開催されたのは、2022年3月末。ドリフターズインターナショナルが仕掛ける地域プロジェクトの第一弾でした。
ドリフターズインターナショナルは2010年より、建築、ファッション、舞台芸術、アート、デザインなど、さまざまな分野を横
舞台芸術を通じた新たな国際交流のかたち
一般社団法人ドリフターズ・インターナショナルでは「アジアのアーティストのための交流プラットフォーム」を掲げ、2018年から2021年にかけて「Jejak-旅 Tabi Exchange: Wandering Asian Contemporary Performance」を開催してきた。コロナ禍の影響を受け、2020年からはオンラインを中心とした開催へと体制を変更せざるを得なかった「Jejak」だが
もっとみるテキストは死なない。これからのクリエィティブのおわりとはじまり:シリーズ講座「リ/クリエーション」総まとめ座談会レポート
文:矢代真也
プロジェクトなどの終わりに行なわれる宴会をさす「打ち上げ」という言葉がある。そもそもの語源は平安時代に始まった雅楽の演奏者たちが、太鼓などのパーカッションでお囃子の盛り上がりを一段と高め、「ひと区切りをつける」ことをさしていたという。
2019年11月8日に開催されたプレイベントからはじまった、シリーズ講座「リ/クリエーション」は、2020年6月28日に総まとめ座談会が実施され、
ソーシャルとわたし―私たちはどこへ接続するのか―
文:山川陸(建築家・山川陸設計主宰)
「リ/クリエーション BOOSTコース」プレ講座
水野大二郎「ソーシャル・インクルージョンとあなたの企画」レポート
5月16日、土曜日の昼下がり。この日、東京都を含む一部の地域を除いて緊急事態宣言が解除されました。先の見えない状況に漠然とした不安を抱える中、リ/クリエーション ブーストコースは開講しました。完全なオンラインプログラムとして2ヵ月を走り抜
インディペンダントでありながら、パブリックな場を作る
文:安藤僚子
発信する地域の実践者たち~拠点作り&ZINEづくり~
ゲスト:Hand Saw Press (東京)・汽水空港(鳥取) +バーバリアンブックス(福島)
2020年5月29日(金)19:00~21:00
こんにちは、Hand Saw Pressの安藤僚子です。東京の西小山でリソグラフ&OPEN D.I.Y.スタジオをやっています。本講座は、SHIBUYA QWSの緊急オンライン
未曾有の状況で「場」を生み出す力:シリーズ講座「リ/クリエーション」A・Bコース レポート
ドリフターズ・インターナショナルが渋谷の共創施設SHIBUYA QWSと2020年2月から始動させたシリーズ講座「リ/クリエーション」A・Bコース。建築やファッション、パフォーミングアーツなどさまざまな領域からゲストを招いてきた本講座は、数々のフィールドワークや、プロジェクトメンバーを決めるワークショップを経て、4月中旬に最終発表・審査が行われた。COVID-19の感染拡大とそれに伴う外出自粛とい
もっとみるおもしろいの軸をもつ:リ/クリエーションCコースでの講座を終えて
ドリフターズ・インターナショナルが渋谷の共創施設SHIBUYA QWSと2020年2月から始動させたシリーズ講座「リ/クリエーション」。ブーストコースでは、受講生たちが練り上げてきたプロジェクトをいかに発信するかについて講座が行なわれた。6月12日開催の「ブレずに伝える編集術」で講師をつとめた編集者の矢代真也(SYYS)が講座を終えてから、考えた「編集」についてのエッセイを掲載する。
編集者はブ
ピンチをクリエイティブに乗り越える。明和電機・土佐信道氏にきくサバイバル術!先輩おしえて。
明和電機流 ピンチ・エンターテイメント術(土佐信道)「リ/クリエーション BOOSTコース」公開講座レポート
文:山本さくら(フリーランス/制作)
皆さん、ピンチの時いつもどうやって乗り越えていますか?
全世界を襲っているコロナウイルスの影響で今年はピンチに直面した方々も少なくないんじゃないでしょうか。2020年初頭からじわりじわりとコロナの影が迫り始め、日本においては特に3月-5月は急速的に
匿名の観客から顔の見える参加者へ ―ふたつの言葉が可視化するオンラインの熱気―臼井隆志のオンライン講座レポート!
リ/クリエーション BOOSTコース プレ講座 臼井隆志「テレ・チームワーク時代のオンライン共同作業のやり方・クリエイター編」
文:山川陸(建築家・山川陸設計主宰)
初のオンライン講座に挑戦!
はじまりから違うのがオンライン。体験型の講座ってどんなもの? 打ち合わせや議論をしながら、あなたはどんなメモをつけますか?手帖にボールペンで書く人、パソコンでメモを打ち込む人、配られた資料に書き足す人
「退屈な人間など存在しない」ダレン・オドネルによるソーシャル・スペシフィックなアプローチとは
「リ/クリエーション」2/17フィールドワークレポート
文:石神俊大 表紙写真:Nicolas Joubard
あなたは“退屈”な人間なのか?あなたは人を殺したことがあるだろうか? ない? では、宇宙に行ったことは? あるいは、銃で撃たれたこと、投獄されたこと、宇宙人に会ったことは? どれも経験したことがないあなたは、取るに足らない経験ばかりを積み重ねてきた、退屈な人間なのだろうか。
パフォ
物語の重なりと必然的な創作 ー他人と混ざり合うことで「自分にしかできないこと」が生まれてくるのだ。ー
「リ/クリエーション」合同プレゼン・マッチング&ローンチDAYレポートVol.2 文:矢代真也 写真:高野ユリカ
物語の重なりからプロジェクトが生まれるーそれぞれがもつ必然性が重なったところに化学反応がおきて、企画がうまれたー
マッチングDAYの翌日、3月9日。まず冒頭でチームが発表されたのちに、それぞれの活動のキックオフが行われた。昨日のワークを通じて、それぞれのメンバーへの理解、そして新し
自分にしかできない「あそび」とは? プロジェクトが生まれる種を見つける。
文:矢代真也 写真:高野ユリカ
リ/クリエーション合同プレゼン・マッチング&ローンチDAYレポート Vol.01
自分にしかできないことってなんだろう? 世の中で活躍する人の多くは、それができているようにみえる。誰にもできない仕事やアウトプットを行ない、新しい価値を生み出す存在に憧れた経験は、誰しもあるのではないか。ただ、その背景に何があるかを把握することは極めて困難だ。センス? 教養? 冴え
ローカロリーなハックの哲学: 『リ/クリエーション』2月公開講座レポート
新しい眼差しのための建築
〜都市をローカロリーにハックする~ 2月14日に行われた第二回目の公開講座のナビゲーターは、建築家の元木大輔さんでした。デザインファームDDAAとDDAA LABを主宰する元木さんは、赤ちょうちんもラグジュアリーブランドも、コンセプトが違うだけで良し悪しはないと語ります。そうした、ひとつの視点ではなく多義的な視点が重要という問題意識から、例えば工事現場でよく使われる単管パ
渋谷と新宿の生態系を観察する:『リ/クリエーション』2/8合同フィールドワークレポート
「渋谷さんと新宿さん」 「渋谷と新宿を人に例えるとどんな違いがある?」ナビゲーターの清水文太さんからあらかじめ投げかけられていたこの問いから2月8日の『リ/クリエーション』合同フィールドワークは始まりました。渋谷のど真ん中にあるSHIBUYA QWSにいながら新宿に言及したのは、違いを通じて街への理解をより深めるためです。
清水さんは水曜日のカンパネラのスタイリングからキャリアをスタートし、
街とわたしの「はみ出し」を描く 『リ/クリエーション』2/2キックオフフィールドワークレポート
独特な2つのコースに集まった、多様な受講生たち。
2020年2月2日(日)、『リ/クリエーション』がいよいよスタートしました。
『リ/クリエーション』とは、2020年2月からSHIBUYA QWSがドリフターズ・インターナショナルと開催するシリーズ講座。建築・パフォーマンス・ファッション・アートなど多用なジャンルを越境しながらクリエーションを育んできたドリフターズと、「問いの感性」をコンセプトにし