2023年7月の記事一覧
せっかく呪いに対して前向きになったのに
人間、なかなか理屈だけで動けないんです。論理的におかしくたって、感情的にそうなんじゃないかと思ってしまうんです。
例えば、通勤途中で体調が悪くなった時です。もう目の前が徐々に黄色くなり、吊革を握る手の力が徐々になくなってゆく。冷房ガンガンの車内にもかかわらず、全身汗ぐっしょりです。車内でぶっ倒れては堪らんとばかりに駅へ降りまして、椅子で休むこと5分。幸いにも調子が戻ったのでそのまま職場へ行き
当事者同士だからこそ通じる心
病気になった時、その気持ちが最もよく分かるのは、同じ病気の人だと思うんです。もちろん、中には人の気持ちがものすごく分かるエスパーみたいな人もいらっしゃいますけれども、基本は当事者同士のほうが理解は容易だと思います。当事者同士であればエスパーでなくても具体的な症状とか不便な点とかが一発で分かる。何なら同じ病気というだけで、初対面でも隠れキリシタン同士が出会ったかのように、互いに多くのことを理解し、
もっとみる犬の部下でも気にしない
20年くらい前に「犬を飼い主の前に歩かせてはいけない」という主張があると知りました。その理由は、犬が「自分は飼い主より偉い」と勘違いするから、みたいな感じでした。
犬は社会的な動物だから周囲のものに順位をつけ、見た目や行動などで自分より上か下かを判断している。散歩の時、自分より後ろを歩いているものは自分より下だと判断しがちである。だから、飼い主は散歩の際、犬より前に出るべきだという結論のよう
珍獣「姉の同棲相手」
兄弟姉妹がいて、互いにひとり暮らしをしていて、関係がそれなりに良好だったら、旅行ついでに泊まりに行くことがあると思うんです。少なくとも私はちょこちょこしていました。ホテル代が浮くので、もう家族内で推奨されていたくらいです。
それはつまり、家族の中で誰かひとりが東京に住んでいると、東京観光の根城にされることを意味しています。私が大学生だった頃、姉の家がまさに根城でした。最も活用していたのは旅行
これがきたるべき未来?
専門家と一緒に昔の骨を見るという催し物に参加したんです。とある博物館が主催で、都内で発掘された数百年以上前のご遺体を実際に見ながら専門家が解説する形になっておりました。一般人の私にとっては当然ながら貴重な経験でございまして、骨の特徴から当時の生活習慣を次々と推測してゆく専門家のすごさに舌を巻いた次第です。
催し物の間、私は隣にいたご婦人とちょこちょこ話をしていました。こう書くとそれなりに会話
ゲームで飯を食いかけているのか
ゲームをやってくれと友人から頼まれました。それまでゲームなんてしたことのない友人が珍しい頼み事をするもんだと思っていましたが、内容を聞いて納得しました。そのゲームは友人が昔から好きな、イギリス発の眼鏡少年が杖を振り回すあの有名なシリーズのゲームだったからです。そうです、エクスペクトがパトローナムなんです。友人としては「大好きなシリーズのゲームをやりたいが、何しろゲームは詳しくない。だから、ゲーム
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