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2023年9月の記事一覧
モノクロで東京散歩をしてみる【papershoot日記】
台湾発のトイカメラ・papershootを入手してから約1ヶ月。日々のワンシーンがどんどんドラマチックになる魔法にかかってしまった。
最近のマイブームは、よく見知った街をモノクロモードで撮影することだ。
例えば、東京・有楽町の交通会館前広場をカラーで撮影するとこうなる。
それをモノクロモードにすると、
もう行くことのできない、遠い過去のような写真になるから不思議だ。
今回は、そんな令和にお
アウトドア携行食「リゾッタ」は、食べられるお守りだと思いました。
どうやら山での飯には、「リゾッタ」という携行食が便利らしい。
アウトドア仲間たちが声を揃えておすすめする噂の携行食を食べてみた。
リゾッタってなにリゾッタとはアウトドアブランド・mont-bell(モンベル)が開発したフリーズドライ食品である。
「はやい! おいしい! 食べやすい!」をキーワードにしたこの携行食は、わたしの友人でも愛用者が多い。
最大の特長といえば、3分で熱々ごはんができあがる
とある至福の華金録〜スーパー銭湯編
その女は不敵な笑みを浮かべていた。
納品が完了したのが金曜16時半、そのあと特急でやるべきタスクもない。なんなら自営業で在宅ワークだから、これはもう決まりだ。
──華の金曜日、開始!
その瞬間の女は無限の可能性を秘めていた。
ロン缶をブシュッと開けて映画を見たっていいし、電車に乗って少し離れた街の水族館へ行ったっていい。手の込んだ料理やお菓子だって作れる。
だが、偶然か必然か女の心はひとつに決ま
重慶大厦の最上階激安宿は三畳弱のサンクチュアリ【世界の寝床から】
第3回は、香港・重慶大厦の安宿「デルタホテル」だ。
*重慶大厦についてはこちら↓
香港滞在の第一夜、わたしは夜の街を歩いていた。
映画で見たように、ネオンが眩しくどこもかしこも騒がしい街だ。不夜城という単語はまさにこの街を表現する言葉なのだろう。
毎晩20時(21時?)には香港島でのイルミネーションが開催され、九龍半島の南端には観光客が集まる。
無事、イルミネーションも鑑賞できたので、さあ
三十路アウトドアライターと生理の話。痛くて辛くて毎月キレている。
「なんでこんなに辛いんだ、こんなに痛いなんて……前世でわたしは重大な過ちを犯したに違いないッ!!」
などと叫びたい衝動とともに、下腹部の激痛に目が覚めた土曜午前5時。非常に不愉快だし痛くてしょうがないが、決して驚きはしない。もう慣れてしまったから。
便座に座るとすぐさまどろりとした不快感が流れ落ち、しまいには赤黒い血がボトッと真っ白な便器に垂れた。
女性として生を受け、この身体を授かったわたし
日常の下手へた写真が愛おしい件
トイカメラを入手したこともあって、日常的にシャッターを押す回数が増えている。わたしの所持しているトイカメラは台湾発のpapershootと言って、フィルムカメラのようにその場では写りを確認できない仕様だから、その不便さが結構たのしい。
そりゃまあ下手な写真ばっかりなワケだ。ピントが来てなかったり、ぶれてたり、ハチャメチャだったり。
そういった写真は削除するしかないのだが、ときに「ああん、なんだか
吐瀉物とわたし──⑤水無月、パンの耳と長い廊下(中編)
これは、わたしが小学5年生で不登校になった記録だ。
新しく担任になった教師の学級運営に過度なストレスを受けたわたしは、拒食症を発症し吐瀉癖がついてしまったのだった。
(こちらは後編となっておりますので、未読の方は先に前編をどうぞ)
当時の記憶に虫喰いのような穴が空いていたり、一部が静止画のように止まっていたり、音声だけ脳裏に残っていたりする。それが健忘による防御反応なのかどうか素人には判断でき
トイカメラと歩く大阪・梅田〜中之島【papershoot日記】
papershoot(ペーパーシュート)を入手して以来、トキメキが止まらない。
これまでも我がトイカメラことpapershootクンについて、わたくしは意気揚々と惚気を綴ってきた。
▶papershootクンとの出会い
▶八ヶ岳へ行った記録
所用があり、週末弾丸で大阪へ。
もちろん、フル充電をしたpapershootクンをポケットに入れてね。
どきどき空の旅空の旅は何歳になってもドキドキす
島の名も知らぬ人の家【世界の寝床から】
睡眠は人間のキホンである。
もちろん異論は認める。だが、私にとって睡眠は人生における至高の瞬間であり、何人たりとも立ち入れないプライベートな聖域なのだ。
これは自称・どこでも寝られる特異体質の筆者が、これまで寝てきた多種多様なシチュエーションを振り返る記事シリーズである。
第2回は、とある島の名も知らぬ人の家だ。
嵐の中、野営するのはこりごりだった大学時代の春休みに、私はひとり南西諸島の島々
自転車と川の字で寝る【世界の寝床から】
睡眠は人間のキホンである。
もちろん異論は認める。だが、私にとって睡眠は人生における至高の瞬間であり、何人たりとも立ち入れないプライベートな聖域なのだ。
これは自称・どこでも寝られる特異体質の筆者が、これまで寝てきた多種多様なシチュエーションを振り返る記事シリーズである。
記念すべき第1回は、自転車と一緒に寝たシチュエーションだ。
自転車をポール代わりにすれば軽量化できるよね登山やバイクパッ