オリエンタルナース

ナース歴20年以上のカナダで働く現役ナースがナーシングを語ります!

オリエンタルナース

ナース歴20年以上のカナダで働く現役ナースがナーシングを語ります!

記事一覧

チームを作るのはもしかしてちょっと結婚生活と似ている?

オリエンタルナース、チーム作りをとても大事に考えています。病院はチームワークなしには回らない場所です。 世の中は、そして医療教育の世界は、ここ10年ほど「セルフケ…

Grey’s Anatomy season 19

このアメリカのメディカルドラマ、ものすごいロングランで、今回ネットフリックスに上がったのはシーズン19。 風邪をひいたのをきっかけに見始め、すっかりハマって、見終…

風邪をひいて全てが止まる

モロッコ🇲🇦から帰国して、あまりの気温の差に旦那と変わるがわる風邪をひきました。風邪をひいたから、を言い訳に、ネットフリックス見放題。 普段は、これで、結構きち…

ハッサン二世モスク

モスクは、イスラム教徒の人たちの教会。ここでお祈りをする。普通、モスクはイスラム教徒でないと入れてもらえない。カサブランカにある巨大なハッサン二世モスクは一般公…

マラケシュは普通の社会人にはエネルギーが強すぎた

普通に、西側の世界で、毎日会社に行って(私は病院だけど)フルタイムで働いて、お休みの日には習い事なんかをして、そして小さな家と旦那と犬がいて、老後に備えての投資や…

マラケシュで度肝を抜かれる

カサブランカをモロッコだと思っていたのは大きな間違いでした。 マラケシュ。 カサブランカから電車で3時間。 昔のまま時が止まった街は、すごかった。 昔のままの細…

オリエンタルナース、カサブランカを歩きつくす。

朝からトラムを使ってカサブランカのビーチまで行きました。トラムは一回券が8ディラム。トラムの駅で販売機で買えます。紙幣が使えないのでコインかカードで。乗り換えも…

オリエンタルナース、モロッコに行く

冬の休暇で、(もう春だけど)モロッコにきました🇲🇦 ここ数年、いえ、10年近く、バケーションといえば日本か南米だったので、久しぶりにアメリカ大陸から出るのがドキドキ…

違う国での中途採用

カナダで働くナースです。 私自身も、17年前、ここで中途採用されました。 国が違えば、全てが違う、仕事が楽しいな、と思うまで5年かかりました。 最近入った中途採用の…

ほぼ日の学校

糸井重里さんの有名なほぼ日。 たまたま何かで、ほぼ日の学校、というのを知りまして、無料体験入学をしました。ちょうど今日で1ヶ月。無料期間終了。有料でサブスクリプシ…

オリエンタルナース、同僚の存在を忘れる!

今日は、オンコロジーチームのトップであるドクターの、定年前最後の週末オンコールの日でした。私の働く病院では、病棟長であっても最後まで普通のドクターと変わらない勤…

茶道とナーシングは似ている、ことについて

最近、友人が茶道のお稽古をつけてくれるようになしました。まるで、茶道道場のような、茶道ブートキャンプのような、お稽古をさせてもらっています。ありがたや、ありがた…

定年間近のドクター、キレる

それは、私がインチャージ(チームの責任者)だったある週末の出来事。 私たちのユニットは、レポート(申し送りかな?) を、受け持ちナースとその週の病棟担当のドクターー(…

20数年前のナースの世界と今

20数年前は、ナースの世界はまさに体育界系。特に日本で新人時代を過ごした私は、スパルタで上下関係を叩きこまれた世代。そしてカナダはモントリオールに来てナースになり…

最近、世界がどんどん変わっていく。昔の価値が失われて新しい価値がぐんぐん育ってくるのがわかる。後輩に、you guys are the last generation from the old generation.と言われました。

20年以上ナースをして思うこと

気がつくと20年以上が過ぎていました。ナースになってから。 80%以上をカナダで、そして小児がんの病棟で過ごしています。がんの治療も20年前と今とでは全く変わり、20年…

チームを作るのはもしかしてちょっと結婚生活と似ている?

オリエンタルナース、チーム作りをとても大事に考えています。病院はチームワークなしには回らない場所です。

世の中は、そして医療教育の世界は、ここ10年ほど「セルフケア」を推奨して来ました。バーンアウトを防ぐためですね。その結果が、最近出始めています。セルフケアがきちんとできる若いナースやドクターが学校を卒業して来ます。ここで、思わぬ副作用が。セルフケアはできるけど、チームワークができない!

チー

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Grey’s Anatomy season 19

Grey’s Anatomy season 19

このアメリカのメディカルドラマ、ものすごいロングランで、今回ネットフリックスに上がったのはシーズン19。
風邪をひいたのをきっかけに見始め、すっかりハマって、見終わるまではノーライフでした。丁度風邪も長びいたので、安静にできてよかったかな。

このドラマ、見ている人はもう義務のように辞められないし、見ていなくても知っている人は多いはず。医療現場で働いていると結構医療ドラマって見られないこともあるん

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風邪をひいて全てが止まる

風邪をひいて全てが止まる

モロッコ🇲🇦から帰国して、あまりの気温の差に旦那と変わるがわる風邪をひきました。風邪をひいたから、を言い訳に、ネットフリックス見放題。

普段は、これで、結構きちんと生活しているオリエンタルナース。

5時に起きて、出勤前に☕️コーヒーを入れて、読書かスペイン語の勉強。

ランチとサパーを準備して(12時間シフト)6時15分出勤、そして20時くらいに帰ってきたら、軽くトレーニングをして犬の散歩

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ハッサン二世モスク

ハッサン二世モスク

モスクは、イスラム教徒の人たちの教会。ここでお祈りをする。普通、モスクはイスラム教徒でないと入れてもらえない。カサブランカにある巨大なハッサン二世モスクは一般公開されている。入場料は140ディラム。ガイドツアーのみ可能で、ツアーの始まる時間に合わせて、人を入れる。

エジプトで、やっぱり一般公開されているモスクに入ったことがあるけど、確か、すごく広くて天井の高い場所だったなあ、くらいしか覚えていな

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マラケシュは普通の社会人にはエネルギーが強すぎた

マラケシュは普通の社会人にはエネルギーが強すぎた

普通に、西側の世界で、毎日会社に行って(私は病院だけど)フルタイムで働いて、お休みの日には習い事なんかをして、そして小さな家と旦那と犬がいて、老後に備えての投資や、家のリノベーションや、健康に気をつけた暮らし、なんかをしている人が、2週間弱の バケーションで行くには、エネルギーが強すぎる場所だった。

これ、昔、旅人だった時、仕事も辞めて、貯金で世界を見ようと、日本をでてた時だったら、本当に楽勝な

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マラケシュで度肝を抜かれる

マラケシュで度肝を抜かれる

カサブランカをモロッコだと思っていたのは大きな間違いでした。

マラケシュ。
カサブランカから電車で3時間。

昔のまま時が止まった街は、すごかった。

昔のままの細い路地をバイクが、自転車が、車が、どんどん行き交う。両脇にはお店が所狭しと軒を連ねる。その間を観光客がゆっくり歩いている。
もちろん、そこに住んでいる人たちもいる。

ちょっと脇道に入ると、お金をねだられる。

混沌、ってこれだった。

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オリエンタルナース、カサブランカを歩きつくす。

オリエンタルナース、カサブランカを歩きつくす。

朝からトラムを使ってカサブランカのビーチまで行きました。トラムは一回券が8ディラム。トラムの駅で販売機で買えます。紙幣が使えないのでコインかカードで。乗り換えも一回券を使ってできます。トラムマップはオンラインでダウンロード。

ビーチは素晴らしく美しい。地元の人たちがトラムに乗って遊びに来ていました。ビーチでも女性はしっかりとローブを着てヒジャブをしている人が多い。男の子たちは水着で飛び回っていま

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オリエンタルナース、モロッコに行く

オリエンタルナース、モロッコに行く

冬の休暇で、(もう春だけど)モロッコにきました🇲🇦

ここ数年、いえ、10年近く、バケーションといえば日本か南米だったので、久しぶりにアメリカ大陸から出るのがドキドキでした。しかも行き先はアフリカ大陸。

モントリオールでナースをする最大の利点は、英語とフランス語がバイリンガルになる事、世界中の色んなところからの移民に会うので大抵の民族の文化は薄まってはいるものの、知識と経験があること。

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違う国での中途採用

カナダで働くナースです。
私自身も、17年前、ここで中途採用されました。
国が違えば、全てが違う、仕事が楽しいな、と思うまで5年かかりました。

最近入った中途採用のメンズナース。フランスからきました。

彼を見ていると、自分が新しいかった時を思い出します。

中途だからこそ、経験があるからこそ、早く認めてもらいたくて、やっぱりすごいなあ、って言ってもらいたくて、気持ちだけが焦り、空回りしてしまう

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ほぼ日の学校

糸井重里さんの有名なほぼ日。
たまたま何かで、ほぼ日の学校、というのを知りまして、無料体験入学をしました。ちょうど今日で1ヶ月。無料期間終了。有料でサブスクリプションを更新しました。

この学校は、いろんな人が講師で授業をしてくれます。

この1ヶ月で、

ウクライナの現状、

地政学、

人を笑わせること、ユーモアとは。

文章の書き方、

枕の草子

スタンダップコメディアンの日常、

眉毛の

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オリエンタルナース、同僚の存在を忘れる!

今日は、オンコロジーチームのトップであるドクターの、定年前最後の週末オンコールの日でした。私の働く病院では、病棟長であっても最後まで普通のドクターと変わらない勤務体制。夜のオンコールも週末オンコールもやります。

「週末の勤務無くなるの嬉しい?」と聞いたら、本当に嬉しい、と言っていました。

そのドクターが、最後の週末のお昼ご飯をみんなにご馳走してくれることになりました。近所のベトナムレストランに

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茶道とナーシングは似ている、ことについて

茶道とナーシングは似ている、ことについて

最近、友人が茶道のお稽古をつけてくれるようになしました。まるで、茶道道場のような、茶道ブートキャンプのような、お稽古をさせてもらっています。ありがたや、ありがたや。

何年か茶道をやっているのですが、なぜか理由はよくわからずに、時間を捻出し、せっせとお稽古に通っています。毎週、着物を着て、正座をして気持ちを整えて、一つ一つお点前を覚えていきます。でも、なぜそれがこんなに長く続いているのか、全くわか

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定年間近のドクター、キレる

それは、私がインチャージ(チームの責任者)だったある週末の出来事。

私たちのユニットは、レポート(申し送りかな?) を、受け持ちナースとその週の病棟担当のドクターー(アテンディング)と、インチャージのナースの3人で午前中にその日の計画を話し合います。ナースが、その患者さんを30秒くらいでプレゼンし、その後、治療計画やその他の計画をアテンディングと受け持ちナースで話合うのです。

その日は、血液検

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20数年前のナースの世界と今

20数年前のナースの世界と今

20数年前は、ナースの世界はまさに体育界系。特に日本で新人時代を過ごした私は、スパルタで上下関係を叩きこまれた世代。そしてカナダはモントリオールに来てナースになり、その当時のカナダですら、日本よりは少しはマシだったものの、ーやっぱり体育界系の組織。

ところが最近は、それが全く変わろうとしています。
一番違うところ。私たちは日本人もカナダ人も、仕事に全てを捧げる事は、プライベートを犠牲にすることは

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最近、世界がどんどん変わっていく。昔の価値が失われて新しい価値がぐんぐん育ってくるのがわかる。後輩に、you guys are the last generation from the old generation.と言われました。

20年以上ナースをして思うこと

20年以上ナースをして思うこと

気がつくと20年以上が過ぎていました。ナースになってから。

80%以上をカナダで、そして小児がんの病棟で過ごしています。がんの治療も20年前と今とでは全く変わり、20年前は患者さんだった子どもたちが今は同僚になっているほどの月日が経っている!ってすごい。

それに気がついた時、小児がん看護について振り返って突き詰めてみたくなりました。お付き合いください。

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