オリエンタルナース、同僚の存在を忘れる!
今日は、オンコロジーチームのトップであるドクターの、定年前最後の週末オンコールの日でした。私の働く病院では、病棟長であっても最後まで普通のドクターと変わらない勤務体制。夜のオンコールも週末オンコールもやります。
「週末の勤務無くなるの嬉しい?」と聞いたら、本当に嬉しい、と言っていました。
そのドクターが、最後の週末のお昼ご飯をみんなにご馳走してくれることになりました。近所のベトナムレストランに注文して出前をとります。お掃除のお兄さんも、薬剤師さんも補助さんもみんな呼んでみんなで注文。ドクターが注文をピックアップして支払いをして、みんなでさて、食べましょう、という段階になって悲劇が。
…一人分足りなくない?
…足りない
ローレンゾの分は???
…誰かローレンゾに何食べたいか聞いた?
………………………………聞いてない。
Nooooooooooooooo
最近入ったばっかりのフランスから来たメンズナースに注文を聞くのをみんなで忘れました。
可哀想な彼は、「僕は良いよ。こういうの初めてじゃないから」
と顔を真っ赤にして。
こんなに、申し訳なかったことはなかったです。しかもチームに入ったばかり、フランス人。彼の気持ちを思うといたたまれない。。。。。
んだけどね、でも、彼にもちょっと非があり。
なにしろすぐにswear する。すぐにfワードを連発する。自分のペースで仕事をしたがるので、チームワーク命のわたしたちの職場ではどう扱って良いかわからなくて、とりあえず、そっとしておこう、というのが裏目に出ました。そして、とりあえずそっとしておこうが、いつの間にか、できるだけ関わらないようにしよう、になってたんだなあ。
こんなふうに、最後の日を忘れない思いで、にしようとは、ドクターは全く思っていなかったはずですが、ある意味とても忘れがたい、ドクターMの最後の晩餐、じゃなくて、ランチになりました。
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