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オリエンタルナース、モロッコに行く

冬の休暇で、(もう春だけど)モロッコにきました🇲🇦

ここ数年、いえ、10年近く、バケーションといえば日本か南米だったので、久しぶりにアメリカ大陸から出るのがドキドキでした。しかも行き先はアフリカ大陸。

モントリオールでナースをする最大の利点は、英語とフランス語がバイリンガルになる事、世界中の色んなところからの移民に会うので大抵の民族の文化は薄まってはいるものの、知識と経験があること。

モロッコも例外でなく、今までたくさんのモロッコの人たちと関わったし、アラビア語もイスラム教の文化も慣れてるし、フランス語も話せるし、久しぶりの行き先としては割と無難の選択だろう、と、モロッコ🇲🇦にしました。

モハメド5世空港に夜中過ぎに着いて外に出ると、すごい人人人!
タクシーすら捕まえられないくらいの人波。夜中過ぎですよ🕛
ホテルと事前にやりとりして、お迎えをお願いしていて良かった。私の名前のプラカードを持ったその人に会うまでも大変でした。
でも多分、普通の時ならタクシー拾うの簡単だと思います。カサブランカではあまりぼったくろう、っていう人少ない感じがします。
なんでも、ラマダンの終わりをサウディアラビアのメッカで過ごした人たちが帰ってくる、というタイミングだったらしいです。道理で、入国審査もモロッコ人のセクションまで、すごい列だったわけです。夜中なのに。

わけがわからないまま、チェックインしてベッドに入り、時差ぼけのまま(モントリオールとの時差4時間。モロッコは4時間進んでいます)ホテルの朝ごはん。部屋の金庫が開かないやら、地図をもらいたいやら、やれ、ここにいくにはどうすればいいのか、だの電車の時刻表を教えろだの、と、朝からやいのやいのしたのに、フロントの人もレストランの人もみんな優しい。ゆっくり笑顔で優しく、まるで時間なんて流れてないかのように対応してくれる。

さて、外に出れば、道に迷う。道を聞く人誰もが、優しい。立ち止まって、説明をなん度もして、それから小話をして立ち去っていく。この、時間の感覚全く感じさせない感、なんですか?
すっかり、アメリカナイズされた、合理主義に染まっていたんだなあ、と、1日目でびっくりさせられました。

今なら、なぜ、アラブの人たちがアメリカを嫌うのか、アラブ系の同僚の時間の使い方が私とちょっと違うのか、納得できたよ。


モロッコの市場

日本人の勤勉さも、効率の良さも素晴らしいけど、人生それだけじゃないよ、と思いました。

南米に行ってもそういう気持ちになったんだけど、やっぱり南米にはアメリカ文化の影響はしっかり反映されているから、モロッコで感じるような気持ちにはならなかったなあ。


お昼ごはん

そして、お昼ご飯は、マルシェを歩いていたら、炭火焼きをしているお爺さんに、いらっしゃいいらっしゃい、と言われて匂いに引き込まれていくと、おじいさんは目の前のお肉屋さんを指して、あそこで好きな肉選んで買ってきな、というので、美味しそうな味付けのラムを串四本分買って持って行ったら、そこですみ焼き焼き鳥風にしてくれて、後はまたこれも炭で焼いた玉ねぎとトマトと一緒に出してくれました。美味しそうだったポテトフライもとって、これで合わせて二人で2700円くらいかな。

このラムが、全く臭わない。そして、たいていお肉を沢山食べると胃がもたれるのに、胃もたれゼロ。モロッコ人美味しいもの食べてるんだねー。

と、こんな感じでモロッコ10日の旅が始まりました。

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