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【音楽関係者・アーティストにおすすめ】プレイリスト戦略が詰まった書籍「Work Hard Playlist Hard」

【音楽関係者・アーティストにおすすめ】プレイリスト戦略が詰まった書籍「Work Hard Playlist Hard」

今回はアーティストとして活動しているマイク・ワーナーさんがプレイリスト戦略を綴った書籍を紹介しようと思います。

英語版のみですが、音楽関係者・アーティストの皆さんは実際に手に取って読んでいただくのがいいのではないかと思います。Kindle版もあり、Kindle Unlimitedに加入している方は無料で読めます(2021年10月11日現在)。

はじめにこの書籍は「What is a Playl

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NFTを使った音楽の未来とは?NFTマーケットサービス「.mura」リリース記念対談【山口哲一×浅田祐介】

NFTを使った音楽の未来とは?NFTマーケットサービス「.mura」リリース記念対談【山口哲一×浅田祐介】

音楽×アートワークをテーマとしたNFTマーケットサービス「.mura」のリリースを目前に、Studio ENTRE代表・山口哲一と、音楽プロデューサー・「.mura」に作品出品予定の浅田祐介の対談をお届けします。

アーティストとして、「.mura」へ出品も予定している浅田氏。NFTやブロックチェーンの登場によって、音楽業界はどう変化していくのか。NFTと音楽の関係をアーティスト目線からお話してい

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旧譜比率が2/3を占めたアメリカ音楽市場。サブスクが変える音楽生態系にどう向き合うのか?

旧譜比率が2/3を占めたアメリカ音楽市場。サブスクが変える音楽生態系にどう向き合うのか?

 大きな意味のある記事でした。サブスク型ストリーミングサービスが音楽消費の中心になることで、録音原盤ビジネスの構造に様々な変化を与えています。

サブスクが与える最大の影響は新譜旧譜比率の変化
 マス・メディア発信からからプレイリストや口コミのプロモーションに主軸が移ったことや、アルバムという単位の価値が薄れ、1曲毎のリリースが効果的になり、REMIXやフィーチャーリングなどの音楽家同士のコラボが

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【音楽関係者・アーティスト必見】音楽ビジネスの情報収集に役立つ媒体まとめ(2023年6月29日更新)

【音楽関係者・アーティスト必見】音楽ビジネスの情報収集に役立つ媒体まとめ(2023年6月29日更新)

様々な媒体がある中、私が日々音楽ビジネスに関して情報収集をしている媒体を厳選してまとめました。ご参考にしていただけると嬉しいです。
(2023年6月29日)【おすすめ書籍】を追記。
(2023年6月17日)【おすすめ書籍】【おすすめ映像作品】を追記。
(2021年10月9日)【市場データ】を追記。

【市場データ】日本レコード協会(RIAJ)国内レコード産業のデータが参照できます。

一般社団法人

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音楽業界をエンパワーメントする海外の注目スタートアップ3選

音楽業界をエンパワーメントする海外の注目スタートアップ3選

こんにちは、KVPインターンのたかはしゆうじ(@jyouj__)です。

現在、音楽市場は目まぐるしい勢いで変化が訪れています。販売方法からプレーヤーまで入れ替わりが起こっています。

コロナの影響で、ライブイベントやフェスの開催中止・縮小が起き、代わってVRなどのオンラインプラットフォームでバーチャルライブが行われるようになりました。

また、かつてほどCDが売れなくなっており、楽曲の主戦場はス

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日本人ミュージシャンのためのsubmithub攻略法 第2回キュレーター探し

日本人ミュージシャンのためのsubmithub攻略法 第2回キュレーター探し

こんにちは。私は海外に向けて自分の音楽を発信したいと思っています。言葉が違っても同じ人間です、いつかはわかりあえると信じてます。そこで前回よりミュージシャンとキュレーター、インフルエンサーのお見合いサイトsubmithubを使い、海外進出を企てるべくアプローチの仕方をこのコラムで、ほとんどが失敗するであろうことを前提に記そうと思いました。今回はその2回目です。

前回はsubmithubへの曲の登

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日本人ミュージシャンのためのsubmithub攻略法

日本人ミュージシャンのためのsubmithub攻略法

自分で日本語のオリジナルソングを創って、唄っていますYUKIOです。ネット全盛の今の時代、もはや日本国内だけではなくて、例え一人で活動していても、世界に今まで大切にして来た自分の歌を聴いてもらいたいと願っているミュージシャンの方たちはたくさんいると思います。

日本では余り知られてないかもしれませんが、submithubはそうした世界中のアーティストとキュレーター(馴染みのない言葉ですが、要は向こ

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音楽ストリーミングサービスの変遷

音楽ストリーミングサービスの変遷

2020年夏にRadiotalk出資にかかり、音楽のストリーミングに関しても調べていたのでメモを公開します。なぜ今なのか、先日SpotifyのIRイベントStreami Onで色々なアップデートもあり、状況も変わってきそう、というのもありますし、今はギフティングやオンラインライブなど新たなマネタイズ方法やコンテンツが出てきており、周辺市場はまだチャンスがあるのではと思っています。

音楽業界の人で

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日本の音源市場がいくらデジタル化してもV字回復しないたった一つの理由

日本の音源市場がいくらデジタル化してもV字回復しないたった一つの理由

2018年から音楽ストリーミングサービスへの有名アーティストの楽曲が”解禁”が行われるのと並行して、”ストリーミング発の人気アーティスト”が続々と生まれてきました。2020年はパンデミックという大変状況の中、CDのリリース延期や外出自粛によるセールス低下でパッケージが前年比マイナス19%という厳しい数字が出た一方、音楽ストリーミングを通じて、YOASOBI、Ado、藤井風など書ききれない程多くの新

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音楽ビジネスニュース・記事まとめ (2021/5/21~5/27)

音楽ビジネスニュース・記事まとめ (2021/5/21~5/27)

ようこそ!
次世代ライブハウスを創りたい、いーじーです。

個人的に気になった音楽ビジネスニュース・記事を毎週まとめています。
情報収集等にお役立てください。

毎週金曜日の朝9:30からClubhouseで、音楽プロデューサー脇田敬さんと最新音楽ニュースについてゆる~く語る部屋を開いています。
クラブ「音楽ビジネスの話しましょう」をフォローして、気軽にご参加ください!

🌏 マーケット・世界情

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ストリーミングだけでは音楽生態系は不十分という議論が始まった欧米。日本はまずデジタル市場広めよう。

ストリーミングだけでは音楽生態系は不十分という議論が始まった欧米。日本はまずデジタル市場広めよう。

 こういう記事を日本語で読むと、Musically Japanができて本当に良かったなと思います。世界の音楽界の最先端の論点をしることができるのは貴重です。イギリスのMusicAllyの主要メンバーとはSXSWでお会いして、何度かオンライン会議もしましたが、真面目に音楽ビジネスに取り組んでいる人たちです。

 この記事でまず注目すべきは英国の国会で、ストリーミングサービスの分配について、議論されて

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TuneCoreJが中国への配信開始!期待と音楽家が知っておくべきこと

TuneCoreJが中国への配信開始!期待と音楽家が知っておくべきこと

成長を続ける巨大中国市場の音楽サービス 素晴らしいニュースですね。巨大な消費市場である中国では、他の分野よりも遅いスタートでしたが音楽市場を成長を始めています。違法サイト天国で「海賊版すらプレスされない」と言われていた中国が変わったのは、あの国らしく、共産党政府の号令でした、2015年12月に「自国の音楽産業を2020年までに450億ドル越えを目指す」という国家計画を発表した時は驚きましたが、IT

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「音楽マーケティング」について、考える。 2/3 -キッカケと沼編- 其の壱

「音楽マーケティング」について、考える。 2/3 -キッカケと沼編- 其の壱

「音楽マーケティング」について、考える。「戦略編」を書いてから半年経ってしまいました...

すぐにこの第二弾を書こうと思ってたのに...意志が弱く...お恥ずかしい。ここからは頑張ります!!

そして「戦略編」を読んでくださった皆様、ありがとうございます!noteをキッカケに色々な方とお話できたり、音楽ナタリーで松島さんと対談もさせていただきました。(未読の方、ぜひ読んでいただけると嬉しいですっ

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インスタのストーリーにSpotifyのPodcastへのリンクが貼れるんですね。

インスタのストーリーにSpotifyのPodcastへのリンクが貼れるんですね。

今、あれこれ音声配信の研究を進めています。最近はStand.fmやRECなどの和製音声配信サービスが登場して、利用者が増えています。

この和製のサービスはSNS的な機能を持っているので、リスナーの反応が直接感じられるので、続けやすかったりします。

ただ、より広範に自分の音声を届けたい場合は、Podcastでの配信が不可欠になります。現状、Podcastへの配信を行う場合、anchorかHima

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