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2021年2月の記事一覧
第324話 深読み『千と千尋の神隠し』vol.23「銀河鉄道の夜⑥二、活版所」
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2019年9月20日 朝
スナックふかよみ
なんてことなの…
賢治にとっての「カラスウリの実の中の青いあかり」とは…
あの「宝塔の中の日蓮上人」だったんだよ…
しかし、いったい何のために『ヨハネによる福音書』と『法華経』を共存させようと…
それは、物語を読み進めて行けばわかります。
ちなみに「宝塔」は重要なシンボルとしてまた登場しますので、覚えておいてください。
では
第325話 深読み『千と千尋の神隠し』vol.24「銀河鉄道の夜⑦虫めがね君」
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2019年9月20日 朝
スナックふかよみ
宮崎駿は、見抜いていたんだよ…
宮沢賢治がこの絵を元ネタにして、『銀河鉄道の夜』の「活版処」を描いていたことに…
天才は、天才を知る。
どういうことなの?
岡江クン、詳しく教えてよ!
いいだろう。
では解説しようか、『銀河鉄道の夜』「二、活版所」の、本当の意味について…
ちなみに「一、午后(ごご)の授業」では『約翰傳(ヨハ
第326話 深読み『千と千尋の神隠し』vol.25「銀河鉄道の夜⑧ケールとアスパラガスと姉さんのトマト」
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2019年9月20日 朝
スナックふかよみ
そして夕方の6時過ぎ、ジョバンニは与えられた仕事を終え、報酬の銀貨を受け取った。
途中の店でパンと角砂糖を買い、母の待つ家へ帰る。
『銀河鉄道の夜』の第三幕「家」の始まりだ…
ジョバンニが勢よく帰って来たのは、ある裏町の小さな家でした。その三つならんだ入口の一番左側には空箱に紫いろのケールやアスパラガスが植えてあって小さな二つの
第327話 深読み『千と千尋の神隠し』vol.26「銀河鉄道の夜⑨カムパネルラの鉄道模型」
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2019年9月20日 朝
スナックふかよみ
では、解説しよう…
ジョバンニのお父さんの情報が錯綜している理由を…
「ねえお母さん。ぼくお父さんはきっと間もなく帰ってくると思うよ。」
「あああたしもそう思う。けれどもおまえはどうしてそう思うの。」
「だって今朝の新聞に今年は北の方の漁は大へんよかったと書いてあったよ。」
「ああだけどねえ、お父さんは漁へ出ていないかもしれない。」
第329話 深読み『千と千尋の神隠し』vol.28「銀河鉄道の夜⑪過去は未来、未来は過去」
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2019年9月20日 朝
スナックふかよみ
大切なものを「すり替える」ことが重要だったんだよ。
だから賢治は「ヘビ」を「サソリ」にすり替えたわけだ。
ヘビとサソリは「蛇蠍(だかつ)」、どちらも嫌われ者の代名詞になっているからね。
だけど変じゃない?
「モーセが荒野でへびを上げたように、人の子もまた上げられなければならない」でしょ?
なぜ忌み嫌われるヘビと、人の子イエスが
第331話 深読み『千と千尋の神隠し』vol.30「銀河鉄道の夜⑬時計屋の星座盤」
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2019年9月20日 朝
スナックふかよみ
それじゃあ第四幕「ケンタウル祭の夜」に行きましょ。
まだまだ先は長いわ(笑)
「ケンタウル祭の夜」は、こんな風に始まります。
四、ケンタウル祭の夜
ジョバンニは、口笛を吹いているようなさびしい口付きで、檜(ひのき)のまっ黒にならんだ町の坂を下りて来たのでした。
坂の下に大きな一つの街燈が、青白く立派に光って立っていました。ジ
第336話 深読み『千と千尋の神隠し』vol.35「銀河鉄道の夜⑱時計塔の秘密 中篇」
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2019年9月20日 朝
スナックふかよみ
まだまだこんなもんじゃない。
『千と千尋の神隠し』における「受胎告知日3月25日」の影響は、とてつもないものだ。
あの時計台の「砲塔」も、そうだからね…
えっ!?あの砲塔も?
「砲塔」と「受胎告知日3月25日」に、いったい何の関係が?
宮沢賢治は『銀河鉄道の夜』で、秋に偽装して「春」の出来事「受胎告知」を描いた…
そして、賢