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イノベーションのヒント

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長らく産業やベンチャー企業の変遷を見てきた経験をもとに、イノベーション創出に悩む方々のヒントになればと書いたものを纏めています。
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#デジタルトランスフォーメーション

DX(デジタルトランスフォーメーション)はなぜ難しいのか?

DX(デジタルトランスフォーメーション)はなぜ難しいのか?

DX(デジタルトランスフォーメーション)への初めの一歩が踏み出せない理由として5つあると考えています。

以下は筆者のホームページ、コラムからの引用ですが、現場の方の負担軽減、ITサービスのベンダー側とユーザー側、双方のギャップ解消等に少しでも役立てて頂ければと思い、こちらにも掲載させて頂きました。

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VUCAのカオスから脱出するチカラ

VUCAの時代と言われます。そこから脱出するときに必要なチカラはラフティング・ボートの転覆から脱出したときのものに似ているかもしれない。

VUCA(ブーカ)はVolatility、Uncertainty、Complexity、Ambiguityの頭文字から取られた言葉ですが、ざっくりいうと「変化の振れ幅が大きくて、不確実・複雑・曖昧で分かりにくい世界」、「カオス」ともいえると思います。

水難事

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思考の「起点」はどこにあるか?

今朝の日経「経済教室:GAFAと日本企業(上)」で早大・根来先生も使っておられた「も」という助詞。ここに見られる思考の起点の問題。過去起点から未来起点へ。VUCAの時代の学界の限界と自分で思考するチカラを考えます。

お恥ずかしいですが、昨秋書いた自身のコラムをご提示します。宣伝みたいでごめんなさい。読み比べると起点の違いがわかって頂きやすいかと。

「アマゾンは本の小売からプラットフォームサービ

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台風19号に見る危機感の伝え方

週末甚大な被害をもたらした台風19号。その脅威を予見した専門家は自身が持った危機感をどのように我々に伝えてくれただろうか?未だ経験したことのない、生存を脅かされるような大きな脅威を予見した時、それを他者に伝えることは非常に難しい。それはデジタルが産業構造を変える、今まさにビジネス界で起きているドラスティックな脅威も同じだろう。

災害の都度、専門家の情報の出し方、伝え方が問われることは多い。しかし

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変革期にこそ「Who am I?」

変革期にこそ「Who am I?」

元日リリースのTV CM「トヨタイムズ」が面白い。クルマに興味なく、免許すら持たない筆者でも人間には興味がある。楽しそうな章男社長に釣られてCM用の短縮版ではなく20分強のロングインタビュー版を見た。章男社長の言葉には変革時代に自問自答する人や企業へのヒントがあると思う。

近年、「100年に一度の変革期」と危機感を訴え、メディア報道では笑顔をあまり見ないように思えた章男社長がまるでやんちゃ坊主の

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人財育成のために「敢えてカオスを創る」ということ

人財育成のために「敢えてカオスを創る」ということ

イノベイティブな人財や自律型人財の不足、進まない技術職から企画職への転換といった人財に関するお悩み・ご相談に対し、「意図的、計画的なカオス」の活用をご提案しています。「カオス」を嫌なもの、悪いものと思っている方も多いようですが、それが反って望んでいる人財を産まない環境ともなっていたりします。

皆さんもこんなお悩み、ありませんか?
「新しいアイデアを求めても、想定内のものしか出てこない」
「技術力

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「秋の気配」とaha体験とDX

こんな時期によく思い出すのはオフコースの「秋の気配」。変化の「気配」を感じながら、DXと格闘する企業の皆さんとaha体験に向けて本日も奮闘中。。。

昼はまだ暑いけど、朝晩の涼しさといい、空の高さといい、虫の音といい、「秋かな?」「秋だな♪」と思うことが増えましたね。

毎年この時期に口ずさんでいるのはオフコースの「秋の気配」。
詩の中の一節。

「~大いなる河のように 時は流れ 
 戻るすべもな

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