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#エッセイ
楽しいことって何だろう
毎年、「今年やりたい100のこと」をノートに書きだしている。定期的に振り返っては、達成率を見ているのだけど、去年は5分の1しかやりたいことができていなかった。それは世情的なものもあるし、私の事情もあるけど、何より「自分自身こうなるともっと人生良くなりそう」という理想がでかすぎたのもある。いうなれば、「want」ではなく「have to」を強いていたのだ。ということで、今年は「自分が楽しいと思うこと
もっとみる愛嬌を捨てたい、あの時はそう思っていた
可愛くない私が世渡りするために得たスキル顔が可愛くない私がこの世で生き残るためには、愛嬌しかないと無意識に思っていた。困った顔してわかんないと首を傾げれば、誰かが手を差し伸べてくれた。無邪気な幼子のようにふるまえば、誰かが助けてくれた。それを「新種のぶりっ子」(多分顔が可愛くないのにぶりっ子しているから)と称した人もいたけど、愛嬌をふりまけば若干は楽に渡り歩いてこれたのだから、ぶりっ子だって別にい
もっとみる私は怒り方がわからない
カタカタとキーボードを打つ指にぐっと力が入る。カタカタと響いていた音が一変、ダン、ダン、と響き始める。指先にこもる怒り。指先だけにこめて、顔は、冷静に、崩さないように。抑えろ、抑えろと自分に言い聞かせる。
私は短気な自覚がある。沸点が多分低い。すぐイラっとする。普通にモノにあたったりする。もちろん誰も見ていないことを確認してから。キーボードを強く叩くのも、誰も見ていない前提でイライラを思いっきり
推しは推せる時に推せ、人だけじゃなくて、場所だっていつか消えゆくぞ
2022年2月13日、私の推しがひとつなくなる。
「HMV&BOOK HIBIYA COTTAGE」を最後に推させてほしいあなたには推し本屋はあるだろうか。私はある。「HMV&BOOK HIBIYA COTTAGE」。(以後本文では「日比谷コテージ」と表記させていただきます)HMVという大手チェーン店ではあるが、そこには独自の“色“があった。それは“すべての女性を応援する本屋”であることだ。