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拡がる格差、広がる影響と経済を考える

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2024年4月の記事一覧

第1章:現在の判断は正しいのか ⑤

 そのうえ、現在は以前に比べると個別価値観が多様化している事やコミュニティカーストのような“自己主張”や“立場の濫用”といった子どもの人間関係だけでなく、親同士の人間関係や学校の先生との人間関係など多岐にわたる領域で問題が発生しやすくなっており、この事が新たな問題を誘発するおそれが出てくることから、未然に防ぐためのプロセスをどのように作っていくのか、これらの方法が本人に合った解決法なのかという点を

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第1章:現在の判断は正しいのか ③-1

そのうえ、現在は企業側が一方的に誓約書や同意書の内容を決定出来るようになっている事が多く、企業側が自己防衛のために必要な項目を追加する、退職する社員に対して不当な内容を強要する“逆パワーハラスメント”のような状況が増加していることもあり、これらの内容がそのまま採用される、適用されてしまうことでアフタートラブルに発展する事も多い。

 その他にも現在の社会が“企業優位”の社会であることから、企業の発

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第1章:現在の判断は正しいのか ③

ただ、このような行為を公機関が容認したことで当該企業の人手不足を誘発したとしてもこれは“自業自得”ではないかと一般的には思われるのだが、企業にとっては“私たちは問題のある行為や判断をしたことはない”という問題意識・認識の欠如、企業における社員の組織内立場の歪曲等が起こることで自らの判断や選択を正当化することにつながり、企業防衛や組織防衛に加えて、自己保身をすることで責任転嫁や他責の正当化が横行する

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第1章:現在の判断は正しいのか ②

この状況は長年放置されているだけでなく、1度提示した額を下回る金額で雇用契約を強制的に締結しようとするケースや自社利益を優先とした雇用を強行するというケースなど企業利益が優先となり、社員などに対して相対支給がされていない状況が長期化しているという事も多いのだ。

 そのため、本来は契約上の満額を受け取れるはずが減額を強いられているという状況や会社都合で時間変更が行われているにもかかわらず、適正支給

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