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#岩波文庫
高峰譲吉文集 いかにして発明国民となるべきか (鈴木 淳(編))
(注:本稿は、2023年に初投稿したものの再録です。)
いつもの図書館の新着本リストの中で見つけた本です。
高峰譲吉氏は、嘉永7年(1854年)生まれで、明治~大正期に活躍した化学者、実業家です。タカジアスターゼ、アドレナリンを発見したことで有名ですね。
本書は、その高峰氏が自らの半生を振り返りつつ、研究・起業等への情熱を綴った文集です。
研究者として、実業家としてアグレッシブに活躍
漫画 君たちはどう生きるか (吉野 源三郎)
(注:本稿は、2019年に初投稿したものの再録です。
この投稿以降しばらくはあっさりとした内容が続きます。)
(注:2019年当時です)話題の本なので手に取ってみました。
吉野源三郎氏の岩波文庫版の小説は10年以上前に読んで大いに感銘を受けた記憶がありますが、本書においても、やはりその中核はオリジナルからの引用部分ですね。
もちろん吉野氏の原著に及ぶべくもなく、またその点は本書の著
幕末遣外使節物語 ― 夷狄の国へ (尾佐竹 猛)
(注:本稿は、2016年に初投稿したものの再録です)
会社帰りにときどき立ち寄る図書館の新着書の棚で目に付いた本です。
採録されているのは、幕末、欧米に派遣された
の各使節団の記録です。
そこには、訪問先にて、初めて日本人を見る当地の人々、初めて異国の人・風俗・文化に触れるサムライたち、それぞれの驚きの姿が鮮明に描かれています。
それらの中には、当時の日本の社会慣習に対する懐疑を
恩讐の彼方に・忠直卿行状記 他八篇 (菊池 寛)
(注:本稿は、2012年に初投稿したものの再録です)
先に読んだ池内紀氏の「文学フシギ帖」で菊池寛氏の作品として「入れ札」が紹介されていたので、興味を抱き手に取ってみました。
「恩讐の彼方に」などストーリーを知っているものもありますが、恥ずかしながら菊池寛氏の作品そのものを読むのは初めてです。
本書に採録されているのは、「恩讐の彼方に」はもちろん、「忠直卿行状記」といった代表作に加え「三