漫画 君たちはどう生きるか (吉野 源三郎)
(注:本稿は、2019年に初投稿したものの再録です。
この投稿以降しばらくはあっさりとした内容が続きます。)
(注:2019年当時です)話題の本なので手に取ってみました。
吉野源三郎氏の岩波文庫版の小説は10年以上前に読んで大いに感銘を受けた記憶がありますが、本書においても、やはりその中核はオリジナルからの引用部分ですね。
もちろん吉野氏の原著に及ぶべくもなく、またその点は本書の著者も当然承知の上での出版でしょう。
だとすると、“漫画” という表現形態で出版した意味はどこにあるのか。
本書のおかげで、吉野氏の名作の一部でも世の中に広がり、少なからぬ人が原著を手にするであろうことを期待させるという点で、それは、今の世情ではとても意義あるトライだと思います。
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