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きたふく夫婦だより

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#妻

晴れた日にきみに会えてうれしい。

晴れた日にきみに会えてうれしい。

9月は落ち込む日々が続いた。

布団にくるまって、ひたすらに暗鬱な気分でいっぱいになっていた。

かと思えば少し元気が出てきて動き出し、しばらくしないうちにまた、ベッドにパタリと倒れてる。

ぐるぐると暗い気持ちが駆け巡る。

なにもしたくない。けれど何かをしなければいけない。ありのままでいいんだよといいつつ、結局”何者か”にならなければならない。”何者か”でない人は求められないし、何者でもない自

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わがままだけれど。

わがままだけれど。

先日、夫が地元福岡に帰省した。
特に特別な理由はないが、私は一緒には帰らなかった。

けれど、たまたま旅行で福岡に来ていた友人や、結婚を機に福岡で暮らす同期などに夫だけ会っているのを聞いて、「良いなあ」と思いながらひとりでスマホを見ながらつぶやいていた。

いつでも会いに行けたらいいな、と思う。

最近なんだか母の元気がない気がする、と考えすぎて「もう少し定期的に北海道へ行きたい…」なんて急に不安

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最近のたのしみ。

最近のたのしみ。

日常のちいさなことが、最近の楽しみ。

すこし冷え初めてきた季節になると、グラタンを食べたくなる。ほこほこした可愛い色合いのグラタン皿を買ったので、たくさん作っていくぞ。

先月の結婚式でのブーケ、迷ったけれどドライフラワーにしました。時が経っても忘れたくないことだから、残しておきたかった。思ったよりとても素敵になったなあ。結婚式、あげたんだなあと思いだすのに、ドライフラワーがちょうどいいのかもと

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暮らしをみつめていくぞ

暮らしをみつめていくぞ

結婚式も無事に終わると、準備に追われて出来たかった些細な日常がとても楽しく感じていた。

毎日のごはんばかりに夢中になる。

台風の日は部屋にこもって出来ることを楽しんだ。

餃子をたらふく焼いたり

スーパーで栗に一目惚れをした。

台風の風の強さに怯えながら、渋皮煮を作ったりなどした。

栗がまだたくさんあったので、加えて栗ごはんも。

毎日のごはんに対するときめきが止まらない。洗濯したてのぽ

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何でもない日おめでとう。

何でもない日おめでとう。

土日は、結婚式の打ち合わせでたっぷり時間を使った。打ち合わせの、ちょっとした心地よい疲労もあって、夜はおうちでのんびりご飯を食べようということになった。

暑い暑い真夏の夜、肉をたらふく焼いて食べる。
夜風が入りこみカーテンがなびき、冷えたビールを合わせればそれはそれは、しあわせな夜。

明日からしばらく私だけ北海道への帰省なので、しっぽり夫婦二人でのごはんも少し特別な気もした。

まあ、なんてこ

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夫の好きなところは、「問題を起こさないところ」ではなく「問題があっても生きていけそうなところ」

夫の好きなところは、「問題を起こさないところ」ではなく「問題があっても生きていけそうなところ」

夫は私と正反対の性格をしている。

私は人になにか嫌なことを言われたり、トラブルが起こると落ち込むし、随分と心を痛める。

ただ、夫は同じことを言われて「なぜ自分が悪いことをしたと思っていないのに落ち込む必要があるの?」と気丈としている。

時々この心の強さを心配することもある。

私はなるべく波風を立てずに生きてきたし、皆で平和に生きていけるならばそれが一番だと思って自分の意見は殺してきた。

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