ポンピヨ

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  • 視覚障害者の徒然

    視覚障害者の日々をつらつらと書きます

  • おいしい食べ物が出てくる本

    私が読んだ小説などからおいしい食べ物が出てくる本を紹介しています。 レシピ集ではなく、おしょうせつが中心です。

  • 「喫茶・サロン ぽんぴよ」開業の夢と目標

    いつか安馬氏、鍼灸師になって、フェイシャルマッサージ、喫茶を組み合わせた居場所のない人たちも安らげる居場所を作りたいと考えています。ここではその目標達成のために現在行なっていること、自分の考えなどをまとめていきます。

記事一覧

太陽の位置と歩きやすさ

視力がほとんどなくても、見える範囲で見て判断することがまだ少しあります。 歩いているとき、どこで曲がるか、場所によっては見える分にきで判断します。 何かはっきりし…

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7日前

漫画「きのう、何食べた?」のにんじんとつなのサラダ

しろうさんとけんじの同居生活を、食事を中心に描いた漫画が大好きです。 好きな人と一緒に暮らす幸せも、楽しさも、辛さも、苦しさも全部が輝いて見えます。 それは性別と…

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11日前

煮出したお茶のおいしさ

煮出した麦茶はおいしいと、いくつかの本で見かけました。 熱々の麦茶をふーふー冷まして飲むのもおつだという記述も見た記憶があります。 しかし、水出しで放置しておけば…

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3週間前

小説迷子な僕らの度ご飯の「はちみつ厚焼き卵

この小説はまだ読みかけですが、両親の離婚により別々に暮らしていた父親が亡くなり、主人公は遺品整理のために家を訪れたところ、食堂を営んでいました。 そこで常連さん…

ポンピヨ
1か月前
2

いつもの道でも迷子

毎週、習い事に通うために通る道があります。 慣れてくると、つい目標をチェックせず、考え事をしながらぼんやり歩いてしまいます。 そしてふと、迷子になります。 何かい…

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1か月前

ドラマ きのう、何食べた?の「常夜鍋」

最近読み始めた漫画、「きのう、何食べた?」が実写ドラマになっていることを知りました。 そしてネットで調べてみたら、まさかの現在シーズン2を放映中。 運命を感じなが…

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1か月前
1

思ってたんと違う

ネットで化粧品を買いました。 今まで実店舗で買っていた商品が販売しなくなったので、代わりに使うものを探し、ネットで試しに買ってみました。 買ったのは、コントロール…

ポンピヨ
1か月前

4年目3回目のスノーボード

今年も有人に連れられて、4年目、通算3回目のスノーボードをしてきました。 毎度視覚障害のわる私をボードに乗せてくれる有人に感謝です。 今年はいくつか変化がありまし…

ポンピヨ
1か月前

母親の傘

白杖を持ち、傘を持つと、両手が塞がります。 これでは誘導してくれる同行者につかまれません。 片方のてで杖と傘を持つというやり方もありますが、私は多くの場合、同行者…

ポンピヨ
2か月前
1

小説アリクイの印房のピザトーストとナポリタン

小説アリクイの印房は、文書鳩である鳩ミスターさんが描く小説です。 ハンコを彫る印房であり喫茶店でもあるアリクイ印房というお店が舞台です。 仕事と私生活のこと、大学…

ポンピヨ
2か月前
1

どちらでもいい

音楽の好きな視覚障害者が主な出演者の演奏会に出てきました。 毎年開催してきましたが、新型コロナの影響で、今回は4年ぶりの開催でした。 なじみの顔が多く、嬉しくなり…

ポンピヨ
2か月前
1

漫画「きのう、何食べた?」のキャベツの梅じゃこ和え

音声図書になっている漫画がずいぶん増えたと思います。 その中で、最近よく読んでいるのが「きのう、何たべた?」という本です。 しろうさんが毎日作る料理はとても日常的…

ポンピヨ
3か月前

映画さん、改めましてこんにちは のアプリ

窓ぎわのトットちゃんの本が大好きで、何度も読み返しています。 最近映画になったことを知り、ぜひ観に行こうと調べていると、「バリアフリー上映」なる文字が! よくよく…

ポンピヨ
4か月前
2

小説ぶたぶたカフェのビスケット

矢崎存美さんの小説ぶたぶたシリーズの「ぶたぶたカフェ」。 私が人生でいつか喫茶店を開きたいと思うきっかけのひとつになった小説です。 今では朝活もよく聞くようになり…

ポンピヨ
4か月前

ささやかな音のありがたみ

アマゾンのブラックフライデーにのっかって、エアポッズを新調しました。 第二世代です。 今まで使っていた第一世代と異なるのは充電する際の差し込み口がUSB-Cになったく…

ポンピヨ
5か月前
2

おいしかった発泡性日本酒6 あわ咲

暑い季節が去り、冷たいお酒から若干遠のいていましたが、しゅわしゅわしたお酒以外があまり飲めないので、今日もよく冷えたお酒を戴いています。 お酒を一通り購入してし…

ポンピヨ
5か月前
1
太陽の位置と歩きやすさ

太陽の位置と歩きやすさ

視力がほとんどなくても、見える範囲で見て判断することがまだ少しあります。
歩いているとき、どこで曲がるか、場所によっては見える分にきで判断します。
何かはっきりした目印があることもあれば、言葉にするのは難しい「なんとなく」という場所もあります。

このなんとなく判断している場所の中には、冬場はつらいことがあります。
太陽の位置が低くて、眩しさが苦手な私は一層よく見えないからです。

季節が進み、夏

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漫画「きのう、何食べた?」のにんじんとつなのサラダ

しろうさんとけんじの同居生活を、食事を中心に描いた漫画が大好きです。
好きな人と一緒に暮らす幸せも、楽しさも、辛さも、苦しさも全部が輝いて見えます。
それは性別という狭い枠組みに囚われなければ万人に共通なのではないかと思います。

そしてこの漫画では、料理番組のように調理工程がわかりやすく描かれます。
しかも簡単!
今回はサラダとはいうものの、立派なおかずになる一品を作りました。短時間で簡単にでき

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煮出したお茶のおいしさ

煮出した麦茶はおいしいと、いくつかの本で見かけました。
熱々の麦茶をふーふー冷まして飲むのもおつだという記述も見た記憶があります。
しかし、水出しで放置しておけば飲めるものなので、これまではなかなかその手間をかけられませんでした。

白髪がちょっと気になりはじめ、黒豆茶を購入しました。
すると、袋の説明がきには水出しではなく、煮出すように書いてありました。
それでも面倒くさがりは私は、ポットにパッ

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小説迷子な僕らの度ご飯の「はちみつ厚焼き卵

この小説はまだ読みかけですが、両親の離婚により別々に暮らしていた父親が亡くなり、主人公は遺品整理のために家を訪れたところ、食堂を営んでいました。
そこで常連さんたちとの出会いを通して父親との思い出がよみがえり、関係を見つめ直し、食堂の再建を誓います。
そのために色々な食べ物を求めて旅行するところまで読みました。

その途中の父親の荷物を片付けていてレシピノートを発見します。
そこで、厚焼き卵は色を

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いつもの道でも迷子

いつもの道でも迷子

毎週、習い事に通うために通る道があります。
慣れてくると、つい目標をチェックせず、考え事をしながらぼんやり歩いてしまいます。
そしてふと、迷子になります。

何かいつもと違う道を歩いている気がして、曲がった地点まで戻ろうとしましたが、自分がまっすぐ進んでいるのかわからなくなり、立ち往生してしまいました。
そういうときほど通行人はないもので。

しかし現代の知己は素晴らしいのです!
スマホでナビアプ

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ドラマ きのう、何食べた?の「常夜鍋」

ドラマ きのう、何食べた?の「常夜鍋」

最近読み始めた漫画、「きのう、何食べた?」が実写ドラマになっていることを知りました。
そしてネットで調べてみたら、まさかの現在シーズン2を放映中。
運命を感じながら現在見ています!
サピエ図書館の音声サポートがないため、ところどころよくわからないシーンもありますが、概ね問題なく楽しめています。

今週、しろうさんは常夜鍋を作っていました。
買ってみたものの、飲みきれずに持て余しているお酒があったの

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思ってたんと違う

思ってたんと違う

ネットで化粧品を買いました。
今まで実店舗で買っていた商品が販売しなくなったので、代わりに使うものを探し、ネットで試しに買ってみました。
買ったのは、コントロールカラーという肌のくすみとか色合いを調整するもので、日焼け止め効果もあります。

届いてびっくり!
マスカラが届きました。
商品選択を間違えたか、誤配送だったのかわかりませんが、返品するか悩んだものの、安い商品だったのでわざわざ返品しても申

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4年目3回目のスノーボード

4年目3回目のスノーボード

今年も有人に連れられて、4年目、通算3回目のスノーボードをしてきました。
毎度視覚障害のわる私をボードに乗せてくれる有人に感謝です。

今年はいくつか変化がありました。
まず、今まで斜面を滑っていると自分の進行方向について体感と実際でずれがあったのですが、それがなくなりました!
以前はまっすぐ滑っていても、徐々にUターンしているような感覚だったのですが、今回は自分が重力に引っ張られて自分がまっすぐ

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母親の傘

母親の傘

白杖を持ち、傘を持つと、両手が塞がります。
これでは誘導してくれる同行者につかまれません。
片方のてで杖と傘を持つというやり方もありますが、私は多くの場合、同行者の傘に入れてもらうようお願いするようにしています。

しかし、母親と歩いていると、私より身長が低いため、頭を曲げ、俯いた状態で歩くことになります。
その度に、私と母親の関係を象徴しているように感じます。

年齢を重ね、もっと1人で自由に生

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小説アリクイの印房のピザトーストとナポリタン

小説アリクイの印房は、文書鳩である鳩ミスターさんが描く小説です。
ハンコを彫る印房であり喫茶店でもあるアリクイ印房というお店が舞台です。
仕事と私生活のこと、大学生活のこと、浪人生活のこと、老後のことなど、様々な悩みを抱えた人々が、アリクイ印房を訪れ、自分なりの解決に向かっていくお話です。
ポイントは店長さんがミナミコアリクイであるということです。
アリクイさんはもふもふでふわふわでとってもかわい

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どちらでもいい

どちらでもいい

音楽の好きな視覚障害者が主な出演者の演奏会に出てきました。
毎年開催してきましたが、新型コロナの影響で、今回は4年ぶりの開催でした。
なじみの顔が多く、嬉しくなりました。
お互いなんとなく演奏会で顔を合わせるだけで、会話をしたこともない間がらですが、ゆるくつながっています。

私は今までクラシックギターで1人で出演してきましたが、今回初めてピアノとバイオリンの2人と一緒にユニットで参加しました。

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漫画「きのう、何食べた?」のキャベツの梅じゃこ和え

音声図書になっている漫画がずいぶん増えたと思います。
その中で、最近よく読んでいるのが「きのう、何たべた?」という本です。
しろうさんが毎日作る料理はとても日常的で、とても参考になります。
今日はしろうさんが作ったものではないのですが、キャベツの梅じゃこ和えを作りました。

本ではキャベツをゆでていましたが、手抜きでレンチンしました。
その間に鍋に水、白だし、梅干しをたたいたもの、じゃこを入れまし

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映画さん、改めましてこんにちは のアプリ

窓ぎわのトットちゃんの本が大好きで、何度も読み返しています。
最近映画になったことを知り、ぜひ観に行こうと調べていると、「バリアフリー上映」なる文字が!
よくよく調べてみると、ハロームービーというアプリをインストールすると、視覚障害者向けの音声説明が聞けるというものでした。
対応する映画に限られますが、AIが流れている音に合わせて説明音声を流すので、映画館はどこのどの上映でも大丈夫というのがとても

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小説ぶたぶたカフェのビスケット

矢崎存美さんの小説ぶたぶたシリーズの「ぶたぶたカフェ」。
私が人生でいつか喫茶店を開きたいと思うきっかけのひとつになった小説です。
今では朝活もよく聞くようになりましたが、そのずっと前に朝食カフェを開いているぶたぶたさんはさすがだと思います。
ストーリーも大好きですが、ぶたぶたさんの朝食カフェのメニュー構成だったり、お店の雰囲氣が抜群に素敵です。

こむぎという店名のカフェは、6時から14時までが

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ささやかな音のありがたみ

ささやかな音のありがたみ

アマゾンのブラックフライデーにのっかって、エアポッズを新調しました。
第二世代です。
今まで使っていた第一世代と異なるのは充電する際の差し込み口がUSB-Cになったくらいで、ケースもそのまま使えました。

ところが!
充電してみてびっくり!!!
チーン
と音が鳴りました。

この音は、巷ではあまり喜ばれていない方もいるようですが、私にとってはすごくすごく嬉しい機能です。

充電がきちんとできている

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おいしかった発泡性日本酒6 あわ咲

おいしかった発泡性日本酒6 あわ咲

暑い季節が去り、冷たいお酒から若干遠のいていましたが、しゅわしゅわしたお酒以外があまり飲めないので、今日もよく冷えたお酒を戴いています。
お酒を一通り購入してしまった、と寂しく思っていましたが、新しいものが入ってきました!

神戸 酒心館のあわ咲は、やさしい微炭酸が長く保たれるよう、キャップにも工夫がされていて作り手にすごく大切にされている印章のお酒でした。
飲んだ印象は、すっきりしていてこれぞ水

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