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精神疾患伝説

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精神障害2級(双極性障害、ほか依存症。色々の玉手箱)の 戦ったこと、戦わないこと。苦しみはポイ🌈
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2023年6月の記事一覧

『ショック・ドクトリン』ナオミ・クライン著

『ショック・ドクトリン』ナオミ・クライン著

『100分de名著』今月の本。

先月のヘーゲル『精神現象学』は思わず買って読んだが、今月は巧みな解説でエッセンスを頂いた。

ヘーゲルの「相手(敵)を疑い論破(打ち負かすこと)自体を目的とし、自らの主張はまったく正義と信じて疑わない。それでは謗る相手と同等かそれ以下に堕するのと同じである。自らに疑惑を抱き、非を認めるところから分断の夜明けは始まる」
的な考えは気に入った。それは生涯をかけて悩んで

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電車内で立つ

電車内で立つ

はじめにお断りしておきます。
いつもですが、私の体験などによりに書くものはむろん私の独断です。ケッ、と思う方がいても全然いいのです。こうあれよなんて強制はありません。
というのは、ヘーゲルの『精神現象学』を読んで改めて反省したこと。
でもヘーゲルっち、私ディオゲネスも粋とは思うのよ。でもやっぱり、言っておかなくちゃ。
たとえ知の巨人であれ、誰が最善とかは無いって。それを踏まえての。

高校の頃か。

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失敗する人の魅力

失敗する人の魅力

飲みながらタバコ吸いながら柔軟やってる(あー効く。何もかも)週末の水宮です。皆様いかがお過ごしでしょうか。
五十肩は腕立てやったら消滅しました。

さて。令和のコンプラ世相。失言もそうだが失敗をしないための必死さよ。よくあるフレーズ。
「失敗しない◯◯」。お医者さまも失敗しないらしいし。
でも、失敗する人の方がずっと魅力的、と最近は思う。

WBCで指を骨折しながら決勝までプレイした源田選手。

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命のゆくえ

命のゆくえ

かつて通った世田谷の飲み屋さん。マスターは手拭いを粋に使うシングルファーザーで、病死された奥様の忘れ形見の息子さんはよくカウンターで宿題をしていた。

初めて行った時、三種も突き出しが出て驚いた。すごいサービスだが、中に私の苦手なかぼちゃの煮付けが。私は芋栗かぼちゃが大の苦手なのだ。
でも、出されたものを残すのは意地にかけても出来ない。
口にすると。
「…ウソ。これ、美味しい❗️こんなの初めて食べ

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Chang your mind

Chang your mind

くもり空は憂鬱…と、かつてならイージーにそう感じてた。
るすばん主婦の水宮の1週間、いちおう緩急はある。月曜が最も忙しい。
(外で働き子育てもなんて、想像するだけで…ムリだ。自らのあまりに小ちゃなキャパシティにクスッと笑う。分かってたからそういう人生を選ばなかったのだが。)

ふーとひと息ついて、空は梅雨模様。
でもそんなの関係ねえ❗️(©️小島よしお。ちょと懐かしいが今思っても痛快)

で、料理

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SOUL DIET/シン・断捨離伝説

SOUL DIET/シン・断捨離伝説

いやー今週も笑ったキングオージャー。

さて。
ダイエットやトレーニングというのはやはり関心が高いものだと思う。
スポーツや仕事でのパフォーマンス向上。健康面の改良。ルックスや高感度UPのため。
今回は先日上げたダイエット記事の補足というか、延長線上のことを書きます。
水宮的究極の『ダイエット』と『断捨離』噺、はじまり〜。

ガマンを一切せず、妙なサプリも行為もなしに健康・理想体型を維持してると言

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ダイエット(DIE-T)をやめるダイエット

ダイエット(DIE-T)をやめるダイエット

どうも。
ダイエットでお嘆きのあなたに、人生と自らの人体実験を捧げてもうやめた水宮から、何かのヒントになれば幸いかと。

10代から20年以上、深刻な摂食障害であったことは以前書いた。
その年月と苦悶を一言で言うのはムリだ。敢えて言えば『地獄』だ。それはほかのあらゆるアディクションの人達と変わらないおぞましさだ。

その当時、ことに「デブ」な女性に人権はなかった。外でも家でも、女性は太っているだけ

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躱(かわ)しのテクニック

躱(かわ)しのテクニック

昨日は2時間たっぷりピアノ弾いてきて楽しかった。↓こんなん弾くの好き。

が、その日の中でお二人ほどちょいといやあな奴に遭いましてね。

ここで問題です。
イヤな奴に出遭ったらあなたはどうなる?
そいつは失礼、意地悪、迷惑、阿呆、なんでもござれ。
そこで一旦は目くじら立てはした水宮。不可避だったし…

ん?
本当に避けられなかった?
簡単にスルーできない事情はあってもそんな奴らのために可愛いオイラ

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Holy & Sexy

Holy & Sexy

どうもボンジョルノ。
最近のアラカルト、ボナペティ(安心してください。イタリア語サボってますから)。

①フラッシュバックの話

先日、眠れずごろごろしてると、いきなり二人の人の顔が見えた。
一人は知っているかたで、表面上は真面目なかた。ただ、その裏の顔というか、そのカラーが見えた。
あーコリャダメだ。色々考えて突き合わないといけないなー。
いま一人はまったく知らない中年男性の顔。そしてカラー。

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コクーン・アゲイン

コクーン・アゲイン

また、コクーン(まゆ)の中。

かつて一度だけ、出版した。エッセイである。
今から二十年近く前で、パソコンすらなかった上、家族の監視が厳しく、夜自室で灯りをつけて書いていると怒鳴り込まれるのを恐れて仏壇からろうそくを失敬し、その灯りで書いた。

何度もの精神病院、閉鎖病棟での体験を交え、基本くだらない笑い話と、情緒的というか感傷的な風景や記憶のスケッチなどを綴り、もちろん「しっかりカネを取られて」

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