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MIZOE ART GALLERY アートギャラリー みぞえ画廊 Modern / Contemporary Tokyo / Fukuoka JAPAN #mizoeartgallery mizoe-gallery.com

記事一覧

柴田七美展 Resolution

2023年11月3日(土)~19日(日)に開催いたしました柴田七美展について、遅ればせながらお伝えしたいと思います。 展覧会では、一枚のキャンバスに一人の人物が大きく描…

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オーガ ベン展 「宇宙への手紙」

みぞえ画廊 福岡店では、オーガベン展「宇宙(そら)への手紙」 を開催いたしました。(2024年6月15日(土)~6月30日(日)) 「オーガブルー」の進化 今回のテーマは、…

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1か月前
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生きたあかし・・たくさん描いた・・ 『追悼 野見山暁治展』回想

 野見山暁治先生(以下、先生)の訃報が届いたのが昨年の6月22日・・ 未だに糸島で絵を描き続けているように思え・・思いは溢れてくるものの、なかなか文字にすることが難…

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1か月前
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もっと自由に。光行洋子展

光行洋子展の開催中の会場では、画家の代名詞ともいえる深い透明感のある青が、流水のごとく流れていました。 ご来廊いただきました皆様は、涼やかな色彩に心奪われたので…

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2か月前
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「九州アバンギャルドと名品コレクション」ゴールデンウィーク特別展示

みぞえ画廊東京店で4月13日(土)~5月6日(月)まで開催いたしました ゴールデンウィーク特別展 「九州アバンギャルドと名品コレクション」 の様子をご紹介致します。 展…

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3か月前
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アートフェア東京2024出展記録

こんにちは。みぞえ画廊東京店のCです。 今回は3月に開催されたアートフェア東京2024の様子についてご紹介させていただきます。 今年で18回目 2005年からスタートしたア…

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3か月前
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弓手研平展 還るべき幸せ season1

-還るべき幸せ-いつの時代も人は幸せを求めて生きてきた。 私は最近、大地の上で自然と向き合い1万年以上も争わず暮した縄文人の思考に興味がある。彼らが美しいと感じたも…

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3か月前
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祝30周年!アート台北2023出展記録 その2

いまさらながらの第2弾…。すみません。 第1弾はこちらからご覧ください。 あれやこれやとしているうちにもう今年のアート台北が見えてきました。 会場の様子 その2 …

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3か月前
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みぞえ画廊 3回目のアートバーゼル香港2024出展記(2024年3月下旬)

前回、2023年アートバーゼル香港2023出展記では、開催までの準備作業などについてㇾポートしましたので、今年は、5日間のアートバーゼル香港スタートからの様子をレポ…

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3か月前
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城ヶ﨑 悟展 「いろのたより」

みぞえ画廊 福岡店では4月6日(土)~4月21日(日)まで 城ヶ﨑 悟 展 「いろのたより」を開催いたしました。 2021年の個展「こころという空に」以来、3年ぶりの新作展で…

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3か月前
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執念で挑む【没後10年 吉村芳生展】

東京店での2024年最初の企画展、「没後10年 吉村芳生展」についてご紹介いたします。 会期は2024年1月13日(土)~28日(日)。 ちょうど5年前の2019年1月にも、東京店で…

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5か月前
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ーインターンシップ体験記ー

今回も、インターンシップにご参加いただきました学生さんのフレッシュな体験記を書いていただきました!それではどうぞ↓ はじめに  今回、みぞえ画廊さんのインターン…

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5か月前
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知らないということを知る。奥山民枝展

2023年11月11日(土)~26日(日)に開催いたしました奥山民枝展について遅ればせながらお伝えしたいと思います。 本展はコロナで延期したこともあり、国内では実に4年ぶ…

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5か月前
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生誕130年記念 児島善三郎展 自然との共生 -時代が善三郎を求め始めている。

みぞえ画廊福岡店では、昨年生誕130年を迎えた福岡出身の画家、児島善三郎の展覧会を開催しました。(2023年10月14日(土)~10月29日(日)※終了しています) 児島善三…

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7か月前
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祝30周年!アート台北2023出展記録 その1

こんにちは。はじめまして。みぞえ画廊東京店スタッフの C です。 気づけばもう年末に…。今回note初投稿の場を賜った私がお届けするのは、先日参加してきました台湾のアー…

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8か月前
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素材が持つ時間という重み。宮﨑甲展

福岡出身の彫刻家、宮﨑甲氏の個展を開催中です。 弊画廊では、2018年の個展以来2回目の開催となります。 当時の展覧会の様子を伝えるブログ記事を懐かしく見ていると、新…

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10か月前
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柴田七美展 Resolution

柴田七美展 Resolution

2023年11月3日(土)~19日(日)に開催いたしました柴田七美展について、遅ればせながらお伝えしたいと思います。

展覧会では、一枚のキャンバスに一人の人物が大きく描かれた作品が並び、油絵具の物質性を強く感じられる筆跡が印象的でした。
この個展の後にアートフェア東京とKobe Art Marcheへの出品、福岡での個展を終え、更には今年8月末から9月にかけて京都蔦屋での二人展(詳細はブログ最後

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オーガ ベン展 「宇宙への手紙」

オーガ ベン展 「宇宙への手紙」

みぞえ画廊 福岡店では、オーガベン展「宇宙(そら)への手紙」
を開催いたしました。(2024年6月15日(土)~6月30日(日))

「オーガブルー」の進化

今回のテーマは、「宇宙」。多くの作品の背景部分は、
よく見ると小さな白金の星々が、光り瞬いているような宇宙空間が広がっています。

また、それ以外の部分では群青や藍色、そのほか赤や緑など、他の色もうっすらと混ざり合い、美しい背景が広がってい

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生きたあかし・・たくさん描いた・・ 『追悼 野見山暁治展』回想

生きたあかし・・たくさん描いた・・ 『追悼 野見山暁治展』回想

 野見山暁治先生(以下、先生)の訃報が届いたのが昨年の6月22日・・
未だに糸島で絵を描き続けているように思え・・思いは溢れてくるものの、なかなか文字にすることが難しく、気が付くと桜の季節を過ぎ、新緑の季節を迎え、とうとう梅雨入り、そして1周忌を迎えていました。
これを機に、野見山先生が糸島で描く姿を思い浮かべながら、
12月9日(土)~24日(日)まで開催いたしました【追悼 野見山暁治展】を振り

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もっと自由に。光行洋子展

もっと自由に。光行洋子展

光行洋子展の開催中の会場では、画家の代名詞ともいえる深い透明感のある青が、流水のごとく流れていました。

ご来廊いただきました皆様は、涼やかな色彩に心奪われたのではないでしょうか。青だけではなく、赤や黄色、青や緑の鮮やかな色彩が、優美なダンスをでるかのように壁面に舞い踊っていました。

展示は新館をメインとして本館に続き、光行氏の作品としては珍しく写真を使った作品が目を引きました。

9.11のグ

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「九州アバンギャルドと名品コレクション」ゴールデンウィーク特別展示

「九州アバンギャルドと名品コレクション」ゴールデンウィーク特別展示

みぞえ画廊東京店で4月13日(土)~5月6日(月)まで開催いたしました
ゴールデンウィーク特別展 「九州アバンギャルドと名品コレクション」
の様子をご紹介致します。

展示概要タイトルの通り、この展示は二部構成になっており、Section1 が九州アバンギャルド、Section2が名品コレクションでした。

Section1
1950 年代後半から 60 年代前半、「反公募展」「反中央」を掲げ戦後

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アートフェア東京2024出展記録

こんにちは。みぞえ画廊東京店のCです。
今回は3月に開催されたアートフェア東京2024の様子についてご紹介させていただきます。

今年で18回目

2005年からスタートしたアートフェア東京。今や国内最大級のアートイベントです。18回目の開催となった今年は、国内外から156のギャラリーが集結しました。

開催概要はこちら。

▍会場
東京国際フォーラム ホールE/ロビーギャラリー
(東京都千代田区

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弓手研平展 還るべき幸せ   season1

弓手研平展 還るべき幸せ season1

-還るべき幸せ-いつの時代も人は幸せを求めて生きてきた。
私は最近、大地の上で自然と向き合い1万年以上も争わず暮した縄文人の思考に興味がある。彼らが美しいと感じたものに我々も共感できると思う。彼らは土の上に創作したが、私はキャンバスの上で土から描く。人はなぜ創るのか。人はなぜ描くのか。人にとって幸せとは何か。すべての足元には土がある、だから私は土から描く。その継続の上に当たり前の本質が芽生えると信

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祝30周年!アート台北2023出展記録 その2

いまさらながらの第2弾…。すみません。
第1弾はこちらからご覧ください。

あれやこれやとしているうちにもう今年のアート台北が見えてきました。

会場の様子 その2

今回は作家ブースごとにご紹介していこうかと思います。
まずは弓手研平ブースから。

今までの展示をご覧になったことがある方は、なんかスッキリしているな。という印象を持たれるかもしれません。

もう限界です…というレベルまで壁面一杯に

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みぞえ画廊 3回目のアートバーゼル香港2024出展記(2024年3月下旬)

みぞえ画廊 3回目のアートバーゼル香港2024出展記(2024年3月下旬)

前回、2023年アートバーゼル香港2023出展記では、開催までの準備作業などについてㇾポートしましたので、今年は、5日間のアートバーゼル香港スタートからの様子をレポートいたします。

今年、11 回目になるアート バーゼル香港は、昨年の 177 から 242 の出展ギャラリーが集まり、休止期間を経て復帰したギャラリーは 69 ギャラリー、初参加のギャラリーは 23 ギャラリーでした。3 日間の V

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城ヶ﨑 悟展 「いろのたより」

城ヶ﨑 悟展 「いろのたより」

みぞえ画廊 福岡店では4月6日(土)~4月21日(日)まで
城ヶ﨑 悟 展 「いろのたより」を開催いたしました。

2021年の個展「こころという空に」以来、3年ぶりの新作展でした。

「本展の主役は『いろ』です」、と語られた城ヶ﨑先生。
その言葉通り、試し、悩み、吟味して創作された「いろ」が、
会場でお披露目されました。

「いろ」へのこだわり

城ヶ﨑先生は、「いろ」をつくるのに時間をかけられ

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執念で挑む【没後10年 吉村芳生展】

東京店での2024年最初の企画展、「没後10年 吉村芳生展」についてご紹介いたします。

会期は2024年1月13日(土)~28日(日)。
ちょうど5年前の2019年1月にも、東京店で吉村芳生展を開催しておりました。
そして初めて吉村芳生の個展を画廊で開催したのは14年も前の2010年にさかのぼります。2013年に63歳という若さで突然なくなった吉村氏、みぞえ画廊で最初で最後の個展となってしまった

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ーインターンシップ体験記ー

ーインターンシップ体験記ー

今回も、インターンシップにご参加いただきました学生さんのフレッシュな体験記を書いていただきました!それではどうぞ↓

はじめに
 今回、みぞえ画廊さんのインターンシップに五日間、参加させていただきました。
私は大学で建築を学んでいる学生ですが、アートに興味があるだけの私をインターン生として受け入れて下さりありがとうございます。
時としてアートというのは空間そのものや空間の中で起こる体験のことを指す

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知らないということを知る。奥山民枝展

知らないということを知る。奥山民枝展

2023年11月11日(土)~26日(日)に開催いたしました奥山民枝展について遅ればせながらお伝えしたいと思います。

本展はコロナで延期したこともあり、国内では実に4年ぶりの個展となりました。

奥山氏の代表的なモチーフである太陽、雲の他に、過去には多く描いていた花が登場しています。

奥山民枝氏の個展は、みぞえ画廊でも過去に数回開催させていただいており、太陽と雲の作家、というイメージをお持ちの

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生誕130年記念 児島善三郎展 自然との共生 -時代が善三郎を求め始めている。

生誕130年記念 児島善三郎展 自然との共生 -時代が善三郎を求め始めている。

みぞえ画廊福岡店では、昨年生誕130年を迎えた福岡出身の画家、児島善三郎の展覧会を開催しました。(2023年10月14日(土)~10月29日(日)※終了しています)

児島善三郎は、福岡市中島町(現在の中洲中島町)の紙問屋児島本家の
長男として1893年(明治26年)に生まれました。
福岡県立中学修猷館在学中に、絵画同好会「パレット会」を結成し、
絵画の世界へのめり込んでいきます。(このパレット会

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祝30周年!アート台北2023出展記録 その1

祝30周年!アート台北2023出展記録 その1

こんにちは。はじめまして。みぞえ画廊東京店スタッフの C です。
気づけばもう年末に…。今回note初投稿の場を賜った私がお届けするのは、先日参加してきました台湾のアートフェア、ART TAIPEI 2023についての様子になります。
せっかくですので会期中の風景だけでなく準備段階やフェア後のあれこれも合わせてご紹介できればと。画像多めでいきたいと思います。ぜひゆるりとお読みください。

30周年

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素材が持つ時間という重み。宮﨑甲展

素材が持つ時間という重み。宮﨑甲展

福岡出身の彫刻家、宮﨑甲氏の個展を開催中です。
弊画廊では、2018年の個展以来2回目の開催となります。
当時の展覧会の様子を伝えるブログ記事を懐かしく見ていると、新聞記者の方に今後の展望を尋ねられて、「ブロンズの他、木、石など、様々な素材を扱ってきた今、あらゆる縛りを解き放って、自由な制作の領域に踏み出したい」と意気込みを語るご様子が。

言われてみれば、本展会場を見渡すと、抽象的な作品が多く見

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