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2019年12月の記事一覧
「出版業界のこの先」を議論する前に、「文学フリマ」に出展してみよう
2019年11月24日(日) に東京流通センターで開催された
「第二十九回 文学フリマ東京」にブース出展して、大学時代に描いた絵本などを冊子にして頒布してみました。
飾り付けからして準備不足は明白で、さっぱり売れませんでしたが、今回の目的は「同人誌即売会に自らブースを出展して、自分が作った冊子を並べてみる」だったので、収穫はあり余るほどでした。
そして、強く思いました。
出版業界の人たちこそ
本屋は「テーマパーク」になる:出版不況でも児童書だけは伸びてる理由
減少が続く出版物売上の中で、2006年と2018年を比べ、唯一プラスの値を示しているのが、児童書ジャンルです。
その要因を考えていく先には、
これから本屋がどうあるべきか
出版物がどうあるべきか
のヒントが詰まっているように感じます。
■唯一、売上が伸びている児童書の市場2006年に約900億円の売上だったのに対し、2018年は約1,010億円です。
出版物の総売上が2018年は約1兆5
「コンテンツの価値を最大化」視点から「出版社ビジネスモデルの変遷」を図解してみる
大学で講義した内容を、自分自身の振り返り用に記した前の記事「編集者の仕事は「コンテンツの価値を最大化」:明治大学の講義で話したこと」が、想定していたよりも多くの方に読んでもらえ、コメントもいただけました。
その反応を見ることが、自分自身でも「この先の出版社のビジネスモデル」について、「コンテンツの価値を最大化」という視点から熟考する機会につながりました。
noteという場にアウトプットしたこと
編集者の仕事は「コンテンツの価値を最大化」:明治大学の講義で話したこと
今年も明治大学で講義をしてきました。
アンケートで9割が高評価、「とても良かった」が過半数、と嬉しい反応でした。
開始前は半数以下だった「編集者の仕事への興味」が約8割まで上がったのも嬉しかったです。
「編集者」の仕事内容はもちろん、求められる能力、その定義さえも変わっていくけれど、ますます面白い仕事になっていく、
ということを少しは伝えられたように感じられました。
一口に「編集者」といっ