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クロネコ谷の日々

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庭の仕事と猫、時々ものつくりの備忘録。丘陵地にある古い家にて。 2020年6月はじまりから2023年2月
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#カマキリ

(163)7月も終わり

(163)7月も終わり

梅雨の雨がザァザァ降ったと思ったらさっさと止んで夏が来た。おまけに新型だオリンピックだと、7月はなんだか慌ただしかった。 朝は鉢植えの植物たちと野菜に加えて、メダカの世話も加わりノルマが増えた。水温が上がって水面に緑の膜のようなものが広がるので網で掬って取るのだが、メダカが入ってないかチェックすると0.5ミリくらいの小さな虫が沢山いる。水面にいる虫って何だろうとは思うものの、虫を調べるのが苦

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(158)6月スタート

(158)6月スタート

紫陽花が日ごとに色づき、6月になって緊急事態宣言は延期されているけど、案の定というか、あちこち営業を再開している。ガッチリと締め切った国々はさぞ大変だったろうなあと思う。グダグダすぎて呆気に取られてしまうが、引き続き、免疫力アップと衛生管理には気をつけよう。湿度も高くなってるしね。 写真は5月末なので、紫陽花は若干また色濃くなった。クロネコ谷ではこの花とギザギザ花びらの紫陽花がピンク色なのだ

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(148)春爛漫

(148)春爛漫

朝になると新しい花が咲き新芽が伸びて至る所に春が満ちている。街路樹のハナミズキの花と新芽のついた枝の美しさに見惚れたり、華やかで可愛らしい八重桜を愛で、大きな椿の木を眺めて歩くので、ちょっと用を足すつもりがずいぶん時間がかかってしまう。 足元の花も賑やかな寄せ植えの花々だけでなく、野草も次々と花をつけているから見逃せない。ムラサキケマンは映えるのを知ってか知らずか岩のそばに沢山咲いている。繊

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(132)猫の遊びごころ

(132)猫の遊びごころ

あっという間に12月が半分なくなってしまった。日が短くて寒さもキリッとしてきて寒い寒いと云いながら用事を済ませる。来週グレートコンジャンクションで木星と土星が重なる空の星のイベントがあり、とても久しぶりに風の星座で起きるので世の中の風潮が今までの土の星座から風の星座的な方へ変わるそうだ。そのせいかどうか分からないが、何となく気持ちがいそいそとしていて、ずっと動かなかったコトに解決の糸口が見つかった

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(131)いきものたちの12月

(131)いきものたちの12月

日の当たる場所は暖かいけれども日陰はかなり寒く日も短くなってくると庭にいる虫も少なく、たまに蜂や小さな蛾や羽虫くらいになる。カマキリも見ないなあと思っていたら二日くらい前に窓辺のジャスミンの葉の中にいるのを見つけた。なぜか逆さまになってお尻を日向ぼっこしている。

寒い時は繁みの中の方にいるらしく、そういう時はどう探しても見つからないが、今朝はカマキリが先に見つけていて気づくとジッと私を睨みつけて

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(114)秋のある日

(114)秋のある日

古びた手すりで朝の日光浴をするカマキリ。いるとは気づかず思いっきり手をついて驚かせちゃった。保護中のカタツムリの様子を見たら卵の殻を食べているところだったので、自分の食べていたリンゴをひとかけら入れてしばらくして覗いてみたらちゃんと食べていた。カタツムリのツノってドラゴンボールの神さまみたいだな。ギプスは結局のところ、カタツムリが出てくる時に邪魔になっていて外れてしまって用を成さなかった。ケースの

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(99)擬態するもの

(99)擬態するもの

昨夜猫にネコジャラシの草を取ろうとした時、草叢にひそんでいるカマキリがいた。今朝も桑の木を見ていた時、視界の端に見慣れない草色の実が山椒の枝にあるのでよく見たらカマキリだった。ピントが合わない写真だと余計にわかりにくい。

猫はその場に化けて擬態するというより、私が夜目が利かないことと、自分が黒いのを知っていて、夜暗い廊下の真ん中に座って正面から私を窺っていたりする。

今朝は早く起きて朝焼けを見

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(84)秋色蟷螂と白蛇

(84)秋色蟷螂と白蛇

早朝静かだったが朝7時過ぎ頃からヒグラシが鳴き始めた。八月も終わる。

昨日から網戸カマキリが居なくなって寂しいなと思っていたところ、今朝玄関のガラスに別のカマキリがいた。玄関の柱に似た色の渋い色合いのカマキリで、いつものカマキリの色違いとは違うような気がする。検索してみたが、コカマキリという種類かもしれない。

蛇はまだ昨夜の場所にいて、死んでいるようだった。長さも1メートル以上はある白い蛇。蛇

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(76)もうすぐ雨が

(76)もうすぐ雨が

今朝玄関を掃除しようと靴を動かすと、ニホントカゲの赤ちゃんが隠れていた。捕まえようにもすばしこいので、あっちへ行ったりこっちへ来たり。追い出すと表にいる猫の爪ににかかってしまうが、猫たちは外を眺めてぼんやりして、まだトカゲに気付いていない。そこでまず、猫たちを呼び寄せた。すぐに二匹とも帰ってきてトカゲの赤ちゃんを飛び越えて家の中に入ったので、奥の涼しい部屋へ入るのを確認してから、急いでトカゲの赤ち

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(75)バッタと虫取り網

(75)バッタと虫取り網

明け方の空を久しぶりに見た。夜明けに目が覚めてもついまた寝てしまう。モワンと熱気が残る朝の空は、今日も暑いよといっている。

バッタが青紫蘇を食べてしまうので、虫取り網を100均で買ってきた。バカみたいにピョンピョン飛び跳ねているから、一振りしたらどっさり獲れるんじゃないかと思っていたが、虫取り網でバッタは捕まえられないとすぐに分かった。その代わり、キュウリの葉を食い荒らすウリハムシが捕まった。8

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(71)あと一日

(71)あと一日

おはよう、カマキリ。カーテンを開けながら、網戸のカマキリに挨拶する。カマキリの脚はどうなっているのかと、写真を撮ろうとしても上手くいかない。カメラを変えてもダメ、諦めて身体を起こすと、カマキリも大きく息を吐くように身体を揺らした。それはそうか、網戸ごしにお腹側からジロジロ覗かれて緊張していたらしい。

酔芙蓉は、小学校で行事のたびに作らされた、薄紙の花にそっくりだ。水分を多く含んでしっとりした花弁

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(69)終戦の日

(69)終戦の日

あまりにも暑い。
それでも、日常がいつも通りあることは、とても幸せなこと。
歳を重ねて、今まで戦争を経験せずに、生活できたことの、ありがたさを実感する。

私が小さかった頃の祖母の年齢になった、と気付いた時から、祖母は案外まだ若かったとわかり、祖母の若かった時代はそんなに遠い昔ではないと感じる。小さな頃は大昔にしか思えなかった祖母の若い時代は、もっと時間が隔たってしまったにもかかわらず。私自身の若

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(51)長い梅雨

(51)長い梅雨

土用入りしての梅雨はすべての生き物がしんどそうだ。唯一元気なのはカビくらい。キッチンの流しの水漏れは、翌朝水道屋さんが来てくれて、すぐに直してくれてほっとした。でも床が水を含んでしまい、なかなか乾ききらないので、腐ったらどうしようと昨夜はずっと扇風機を当てていた。恐ろしいくらい湿気があるので、エアコンを弱く付けて、そこら中のドアを開け、2台ある扇風機を向きを変えながら回している。今年は土用干しなん

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(27)金針菜と麦わら帽子

(27)金針菜と麦わら帽子

今日からヤブカンゾウの蕾を摘みはじめた。開花直前の蕾はもっと大きくなっていて、湯がくととろりと柔らかいが、流通してるものを写真で見るとこのくらいのサイズ。明後日くらいに咲く予定の蕾で、まだかたさの残る蕾はシャキシャキとした歯ごたえで春先の新芽と同じ味がする。ピクルスにしてみたのでどうなるかな。うまくいきますように。

雨が降っていないのでやるべきだろうと、最後に咲いたツツジの剪定をした。ツツジは5

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