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感じたこと、見つけたこと、考えたこと。
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スケトウダラに、ありがとう

スケトウダラに、ありがとう

最近、近所のスーパーでお見かけしなくなった「白身魚フライ」。

そう、お弁当のおかずやサンドイッチの具材代わりになかなか重宝する、あの惣菜だ。

私の母が「あれ便利やのに。」とため息をついた時。

白身魚フライって名前、不思議じゃないか?

ふと、そう思った。

調べてみると、白身魚フライによく使われるのは「スケトウダラ」という魚らしい。

日本の食卓を支える魚世界の実力者であるにもかかわらず、な

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「書き殴り」って、何を殴ってるんだろう

「書き殴り」って、何を殴ってるんだろう

やはり、どうしても、書いてしまいたくなった。

今日、職場で黙々と広告文を作っていたとき。

私の前のデスクにいる上司が、かつて私の採用面接をしてくれた役員の方と話していた。

その役員の方の視界にたまたま入ったのだろう、「みいなさん(実際は本名で呼ばれた)も、以前の経験を活かして新しい業務をやっていけそうだよね。」
と何気なく話しかけてくれた。

私が何か返す前に、上司が小馬鹿にするような口調で

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日本人の私が「No!」と言われた話

日本人の私が「No!」と言われた話

大学3年生の冬。

英語のプレゼンテーション大会に出場するため、重いスーツケースとパソコンと私が向かったのは、東京。

大学に入学してから、謎の行動力とチャレンジ精神を手に入れた私。
英語の弁論大会やら、翻訳ボランティアやら、とにかく色んなことに挑みまくっていた。

その中の1つ、プレゼンテーション大会の準決勝へと進んだ私は、単身東京へ向かった。

だが、ここではプレゼンテーション大会についてでは

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背中合わせのわたしと姉

背中合わせのわたしと姉

お盆休み最終日。

ただ今実家に帰省中の我が姉は、現在私の目の前で昼寝ならぬ朝寝をしている。
(朝寝:一回起きて朝ごはんを食べた後、そのまま座椅子を枕にして眠りこけること。休日によく起こる現象。)

台風の影響でだんだんと強くなっている風の音も、彼女の夢世界には届かないらしい。

姉は大学を卒業後すぐに関東へと引っ越し、そのままひとり暮らしをスタートさせた。

今年春に仕事を辞め、現在はワーホリ(

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右腕の痛みは消えるけど

右腕の痛みは消えるけど

現在、体が絶賛、筋肉痛。痛い。

特に、およそ3時間振りっぱなしにしていた右腕は、少し上げると「いててて。」と情けない声も上げてしまうレベルだ。
この右腕の痛みで、私は4日前に感じた熱を思い出す。

去った7月29日。
UVERworldが成し遂げた、6vs72000。
日産スタジアムのライブに、参戦した。

席はスタンド2階。西日が思いっきり当たる場所で、顔の右側が焼けるかと思った。

何を歌う

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言葉を凶器にしたら、いつか心はいなくなる

言葉を凶器にしたら、いつか心はいなくなる

仕事終わりのバスの中。
少しずつ夜になっていく夏特有の空を眺めるのに飽きて、さっきまで見ていたiPhoneのロックを解除した。

Twitterの画面をなんとなく指で動かしていると、芸能ニュースの公式アカウントが悲しいニュースをツイートしていた。
とある方の急な訃報だった。

私は、その方の熱狂的なファンだったわけではない。ただ、本当に悲しくなった。
1つの命が消えてしまったことにも、また言葉が凶

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ラテマネーは無駄でもなく、投資でもない

ラテマネーは無駄でもなく、投資でもない

ラテマネーという言葉をご存じだろうか。出先や仕事中についつい買ってしまうコーヒーやラテ、その他飲み物への出費のことである。

大のコーヒー・紅茶好きである私は、ほとんど毎日コーヒーまたは紅茶を飲む。
つまり、仕事中にコーヒーや紅茶を摂取しようと、職場近くのコンビニに立ち寄り、ラテマネーを使いまくっている。

目標のため実は密かに貯金を頑張っている身とすれば、月3000円弱のラテマネーはかなり痛い出

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今日は眠る前に手紙を書こう

今日は眠る前に手紙を書こう

さまざまなメディアのおかげで、世界中の人とすぐに繋がることができる時代。

指を動かすだけで、メッセージや写真が当たり前に送られている。

私が今綴っているこの文章も、スマホやパソコンのキーボードから画面上に生み出されている。

とても便利で、不思議な世界になった。

なんでこんな話をし始めたかというと、昨日久しぶりにペンを握ったことがきっかけである。

手続きのため役所に足を運んだ際、担当の職員

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フラペチーノで味わう老い、されど成長

フラペチーノで味わう老い、されど成長

私はチョコレートが好きだ。

「もしこれからの人生で、たった1種類のスイーツしか食べることができない」という世界になったとしたら、私はチョコを選ぶ。それほど好きだ。

現在スタバで販売されている「フォンダンショコラフラペチーノ」。
SNSで発売予告が流れてきた瞬間、2月のバレンタインシーズンと、私好みの味が確約されているドリンクの到来を感じた。

そして先日、作業がてらスタバを訪れ、待ちに待ったフ

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職場で泣いた経験のある全ての人へ

職場で泣いた経験のある全ての人へ

これまでバイトや社会人勤務を一通り経験してきたが、実は仕事中に大泣きした経験が2回ある。

泣いてしまった時の心境は、それはもう最悪で。
「職場の皆さんに迷惑がかかる。」
「お客様を不快にさせてしまう。」
「職場で泣いてしまうなんて、自分はなんて弱い人間なんだ。」
色んな負の感情が一気に出てくる。

ここに、職場における私の涙の軌跡を記すことで、同じやらかしをした人の気持ちを浄化できたら嬉しい。

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休日で何の予定がなくても、はねた髪の毛をヘアアイロンで整えることは「女子らしい」のだろうか。

いや、違う。「私らしい」のだ。

私がそうしたい気分だったからであって、私が「女」であることは関係がない。でも、違和感のない言葉。

固定概念って、落ちにくい。

真の悪魔は誰なのか? "The Devil Wears Prada" 『プラダを着た悪魔』

真の悪魔は誰なのか? "The Devil Wears Prada" 『プラダを着た悪魔』

U-NEXTの期間限定ポイントを何としてでも消費するため、母が私に『何か見たいドラマとか映画ある?』と尋ねてきた。

正直に言うと、私はドラマや映画をそこまでよく見る方ではない。
たまに気が向いたら見る程度なので、母の質問に少し考える必要があった。

ふと本棚を見ると、だいぶ前に古本市場で買った "The Devil Wears Prada"の本が目に留まった。「『プラダを着た悪魔』ってある?」

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嵐山の着物屋さんで、おばあちゃんから言われて嬉しくなった話

嵐山の着物屋さんで、おばあちゃんから言われて嬉しくなった話

ついこの間、静岡の友人が1泊2日で京都に遊びにきてくれた。
数ヶ月ぶりに会った私たちが朝一番に向かったのは、嵐山にある着物屋さん。

今流行りの「#嵐山食べ歩き」「#着物」を実践するためだ。

京都に住んでいる人間は、観光客に人気のスポットにあまり行かない。故に、そのスポットに詳しくない。民家の人に道を聞き、地図アプリを駆使しながら、予約時間より5分遅れで着物屋さんに到着した。(これが京都暮らし1

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