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バックログ(西宮玖からの挑戦状)
西宮 玖(この辺に立ち絵)
西宮 玖 「やあやあ諸君今晩は。まずは当ゲームを手に取って頂いて、そして当小説を読んで頂いて誠にありがとうございます!親愛なる隣人よ!イカレタアソビカタを紹介するぜ!要はルール説明ね。」
西宮 玖 「まず注意事項!当作品はメタ、オカルト、SF、ホラー、その他非倫理的な表現を多分に含みます!バーリトゥード!気分の悪くなった方は無理せず直射日光の当たらない涼しい場所に避
短編小説「存在しない犯行現場」
何度か死んでみて
わかったことなんだけれども
どうやら死にも種類がある。
肉体の死
精神の死
魂の死
世界の死
病死。他殺。事故死。自然死。安楽死。無理心中。孤独死。
自殺。
自殺はつまり、精神が肉体を凌駕した。そうは考えられないだろうか?反対に、病死は肉体が精神に打ち勝った。我慢比べだ。時間切れ?そうそう、実際には引き分けだ。そして、独り勝ちであり、1人負け。
君は聡明だね。
そして
ある依頼記録「間違い探し」
──顧客情報により社外秘──
???「もしかしたら私があの場でたまたま彼らを眺めていたから、何らかの魔術的な事故か、もしくは因果を混線させてしまった可能性があります。単なる事故というよりも、意図が絡んでしまった結果のような感じもありますが、少なくとも罪無き市民を巻き込んだとあらば、沽券に関わります」
???「いやマジでたまげましたよね。万が一くらいはそういうこともあるんすけどね?目の前のアイ
ある独白「犯人は好奇心」
何もない空間で、1人の少女が語りかける。
吾輩は猫である。名前は夢野歩夢。
このお話の語り部であり、元天邪鬼であり、シュレディンガーの猫であり、チェシャ猫であり、猫又であり、黒猫であり、半死半生の招き猫。磁場にゃん。愛くるしいお茶汲み。
この度は幕間劇にて、茶々を踊りに参上致しました。
ああ、そういえばあの探偵は私の事をよくボスと呼びますが、あれは元天邪鬼である私に対するあてつけのよう
短編小説「凶器は言葉」
とある白い部屋で、子供と大人が話している。
「───よしわかった。じゃあこんな話をしよう。人類が精神病理学に至るまでの狂気の話だ」
「はい。お願いします」
「そもそも狂気とは何だと思う?フィクションでなら見掛ける表現だけれども、具体的にどういう状態を狂ったと判断するのか?」
「さあ…急に叫んだりとか、話が通じなくなるとか…そんな感じでしょうか?」
「そんな状態はね、例えば昔の日本