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6/1 中国・上海ロックダウン解除により街全体がお祭り騒ぎに

浮かれすぎて花火や爆竹が弾けて街路樹が燃え盛ったほどだそうです。
一体何があったのか。
こちらのYouTube動画が分かりやすい…というか大分濃い映像だったのでいくつかピックアップしてみます。

ピックアップしたニュース

1つ目の日テレニュースは3分で凝縮されているので見やすいです。
2つ目のANNニュースは1分で本当にサラっと説明されています。

どちらも短い動画ですが日本ではあり得ないレベルの冗談みたいなリアルな街の様子が映し出されています。

ニュース前の中国事情

動画の内容に入る前に事前情報をちらっと。

中国が実施している一般市民にとって「ここまでやるの!?やりすぎ!!」ってレベルのキツ過ぎるコロナ対抗策「ゼロコロナ対策」。

上海ではちょこっと感染者が出ただけで上海市全体に対して2ヶ月ほど「家から出るな」というゼロコロナ政策によるロックダウンが実施されました。

当初ロックタウンは3月末から4/5までの予定でしたが、4/5の感染者数は下記の表のように1.7万人もに膨れ上がってしまい、その後も感染者は増え続けて2ヶ月もの期間 封鎖することになってしまいました。

人々は我先(われさき)にと食料を買いあさりました。
そしてその行動は結果的に正解でした。
なぜならロックダウンが続いたことにより配給もばらつきが出て餓死する人まで出たのですから。

交通を物理的に制限するバリケードも各所に設置。
コロナ感染が確認された方のマンション・アパートにまでバリケードが貼られ、配達に来た配達員がタイミングによってその建物内に閉じ込められるなど訳の分からない出来事が相次ぎ混乱を極めました。

ロシアもそうですが、この国は大きな事の前では小さな事は全く問題せず上の一言でフルスロットルで進められてしまうのです。
小さなことの判断基準は全て政府にありますので市民は抗えません。
よくある社会主義・共産主義国家のトップ決断が全てという構図です。

       ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆

ニュースの中身

そして来たる6/1 0:00 ついにロックダウンが解除!

街はまるで正月のように浮かれ人々が密集しお祭り騒ぎになりました。

花火が打ち上がり
そこかしこで乾杯音頭
「勝利した!」(何に?)と酒盛りを繰り返し
爆竹を投げ
肩を組み騒ぎ叫び
警察官が活躍
散髪屋も外でライブクッキングのように外で髪を切り
バリケードをハンマーで破壊する様子がSNSにアップされ
人々は外に出れるというだけで楽しいのか用事もなく外に出た

一部はっちゃけ過ぎたのか爆竹か何かから引火したのか街路樹が燃えたみたいですね。上海市民 怖っ!
一応街路樹が燃えたANNニュースも貼っておきます。
6:30の動画ですが、街路樹が燃えているのは1分辺りの映像です。


興奮した上海市民がはっちゃけて火薬をぶちまけた結果

………率直な感想を言うと「なんだこれ…」と思いました。
感染拡大しないのだろうかと不安にしか思えないのは自分が日本人だからでしょうか。
いや、日本でも2ヶ月も閉じ込められたら解除日はこうなってしまうかも…と日本のハロウィンの渋谷の映像を思い出してみるとあり得ると思ってしまいますね。

感染が確認された一部地域を除きロックダウンが解除された翌日、滞っていた配達が再開され大量の荷物が路上にまで拡げられていたそうです。
ロックダウン中にこそ欲しかった物が多そうですね。
せっかくの親戚 友達 知り合いからの食料が届かなくて「今来るの!?1週間前に欲しかったよ!」としんどい思いをした方も多いかと思います。

大量の荷物を処理している配達員

ガソリンスタンドも行列、また食料の買い出し以外にも次のロックダウンに備えを準備する人も多かったそうです。
まぁ、2500万人の上海市民が一斉に解放されたらそうなりますか。

        ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆

コロナは終わっていない

当然のことながらロックダウンが解除されてもゼロコロナ政策は解除されません。


バス、地下鉄など公共機関の利用には72時間以内の陰性証明が必須。
飲食店は店内飲食禁止。

韓国などでもお馴染みですが、お店に入る前にQRコードの読み込みが必須で、個人の感染状況や位置情報の追跡が記録されます。
効果があるのかはさておきとっても個人が管理された社会ですね。
もちろん感染者は元より濃厚接触者の追跡も今まで以上に容易にされます。

日本では人権・プライバシーを守る意識が強いことと、韓国とは違い民主主義が強いので上記ほどのことはないとは思います。
せいぜいイベントの主催が自主的に陰性確認を実施したり、チケットの割引き程度でしょう。
共産党が与党になれば普通に毎月のように強制的な制限を実施すると思いますが…まぁ現実的ではないでしょう。

個人情報が管理された社会に生きる中国民もSNSを多用しています。

メリットよりもデメリットが気になりますが、この国の人たちが自ら情報を拡散してくれると思いますので今後も情報を追っていきたいと思います。

では今回はこんなところでノシ

メルカ

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