渡辺真由子 公式note【ネット時代の性教育と人権~メディアの性情報が与える影響と対策~】
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国際社会は、日本の創作児童ポルノをどのように見ている? ~AI時代に子どもをどう守るか⑤
創作児童ポルノ(漫画やアニメ、ゲーム等)をめぐる日本の政策は、国際社会から、どのように評価されてきたのか。子どもの性的搾取について、世界各国の政府や国連機関、NGOが対策を議論する場が、「子どもの商業的性的搾取に反対する世界会議」である。ここで国際社会は日本を、創作児童ポルノを製作する主要な国として名指し、それらの違法化に踏み切っていないことを批判した。その批判は生成AI時代を迎え、さらに高まって
もっとみる創作児童ポルノによる、実在する子どもへの人権侵害とは?【現実の事例集】~AI時代に子どもをどう守るか④
実在する子どもを性被害から守りたいなら、AIや漫画、アニメ、ゲーム等の創作物による、児童ポルノ(子どもへの性的虐待)表現のあり方を見直さなければならない。なぜか。創作児童ポルノには、実在する子どもへの人権侵害や犯罪につながり得る、「具体的な危険」があるためだ。(解説: 渡辺真由子/シンクタンク『メディアと人権研究所MAYUMEDIA』代表)
創作児童ポルノは果たして、実在する子どもの人権を侵害し
創作物の性表現が与える影響とは?【科学的データ】~AI時代に子どもをどう守るか③
生成AIを使って、児童ポルノ(児童の性的虐待画像)を創作する動きが広がるいま、「創作物の性表現が与える影響」について理解しておきたい。創作物の性表現は、現実の性暴力と、どのような関連性があるのだろうか。これまでに積み重ねられてきた研究による、科学的な知見を紹介する。(解説: 渡辺真由子/シンクタンク『メディアと人権研究所MAYUMEDIA』代表)
児童ポルノ禁止法をめぐり、国会は2014年の改正
【G7で日本だけ】「児童への性的虐待は娯楽」とする描写物が合法の国 ~AI時代に子どもをどう守るか①
まもなく開催されるG7広島サミット。実は、日本だけが取り組んでいない国際人権課題があるのをご存知だろうか。 実在しない子どもを性的に表現するマンガやアニメ、ゲーム等の描写物(創作児童ポルノ)をめぐる対策である。「クールジャパン」として世界的な人気を誇る日本製コンテンツの影の部分として、改めて国際的な注目を集める可能性がある。(解説: 渡辺真由子/シンクタンク『メディアと人権研究所MAYUMEDIA
もっとみる「不同意性交」を防ぐメディア・リテラシー教育②対策編<互いの性を尊重する教育を>(新聞連載)
「18歳以下にも、ポルノ情報を出していいと思う」とA男(21)。中学1年からAV(アダルトビデオ)を見始めた。女優が玩具を使った愛撫を喜んでいたので、実際に交際相手にやってみたら嫌がられた経験がある。「子どもでも、現実にはAVを見ていることがあるわけじゃないですか。だから、ちゃんとしたエッチのやり方を教えるビデオもあった方がいい。ソフトなテクニックや避妊のハウツーとか。自分はいきなり過激なAVを見
もっとみる「不同意性交」を防ぐメディア・リテラシー教育①現状編<メディアの性情報 うのみ>(新聞連載)
「初めて性的メディアに接した時期は小学5年生未満」。
こう答えた割合が男子も女子もトップだった。私が複数の大学の学生男女計141人を対象に実施した、性とメディアに関する調査結果である。
性的な内容を扱う雑誌や漫画、AV(アダルトビデオ)の氾濫に加え、近年はインターネットの普及により、青少年が性情報を目にする機会は増大している。親や学校がまともに教えてくれないぶん、メディアは「性の教科書」として重
デート・レイプの実態|「性的同意」とメディアの性情報⑥
顔見知りの相手から、「同意のない性交渉」の被害にあったという女子学生は珍しくない。某高偏差値大学に通う19歳のサユリは、こんな体験を吐露した。
その男性は、避妊具すら着けないままに、サユリの体に接触してきたという。その後、彼を避けるように彼女は日本へ戻った。
同じ大学の女子学生リナは、「映画を見よう」と誘われて男友達の家へ遊びに行ったという。
顔見知りの相手による同意のない性交渉は、「デート
「性的同意」とメディアの性情報①「女の子は恥ずかしがるフリをするもの」by中3男子
サトシ(仮名・23歳)は有名私立大学の文学部4年生。北陸出身で色白、小柄で目が細く、どことなく歌舞伎の女形を連想させる。内定先は財閥系の商社。就職活動で身につけたと思われる物腰は礼儀正しい。だから、「初体験は中3です」と言われたときは少々意外に感じた。
サトシには現在、同じ大学に交際1年半になる彼女がいるが、それまでは短期間の関係のみを繰り返してきた。その1人目となる彼女が出来たのが、地元の公立