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人間について

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#人生哲学

個性と価値のルーレット。

個性が重要視される時代になると同時に、価値のあるなしも声高に言われるようになった。

私は価値があるのか。
私の個性は価値があるのか。
個性に価値をどうやってつけるのか。

そんな悩みを持つ人も少なくない。
私も自分の価値がどう役に立つかは気になるし、どうやったら役立てられるかと考えている。

そんな相談を知人にすると、こんな話が返ってきた。

生存のルーレット彼は言いました。
ちょっと考えてみて

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10億回目の鼓動。

10億回目の鼓動。

冬の朝は静かで好きだ。

雪のクッションが
いろんな物音を消してくれる。

そういえば、

小さい頃はよくしていたのに、

大人になってからしてなかったことがあった。

心臓の音を聞くこと。

胸に手をあてると、
ドクンドクンと少しだけ押し返してくる力。

耳をふさげば、
ドクンドクンとわずかに聞こえる音。

そうやって自分の命の鼓動を聞くことが、
大人になってからしなくなりました。

そういえば

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目的に高さはいらニャい。

目的に高さはいらニャい。

3人のレンガ職人のお話はご存知でしょうか。

ドラッカーの本で見た記憶があります。

こちらの話の解釈もだんだんと変わってきたように感じます。

1人目のレンガ職人は、目的はありません。

2人目のレンガ職人は、お金をかせぐため。

3人目のレンガ職人は、世の中に貢献するため。

以前の私は、同じ仕事であっても、高い目的意識を持つことが重要だと学びました。

だからといって、、、しかし、3人目のレ

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「めんどくさい」の誤解。

「めんどくさい」の誤解。

「めんどくさい。
「あー、めんどくさい。

職場でそんなことを言いながら仕事をしている人を見たら、あなたはどう思いますか?

(つべこべ言わずやってくれ。
(あーうるさなぁ。

そんな言葉を言い返したくなりますよね。

実はこの言動、
なんと宮崎駿さんなんです。

ジブリで有名なあの宮崎駿監督です。

「めんどくさい」に込められた思い。多くの人は、
めんどくさい。と聞くと、
やりたくない。と解釈し

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なぜ優劣は存在するのか?

なぜ優劣は存在するのか?

仕事ができる人、できない人。
頭がいい人、よくない人。
運動ができる人、できない人。

いろいろ比べられる社会です。

あの人の方がよかった。
私ではダメだった。
自己責任で考えてしまいがちな人に向けて書きました。

今回は、
私やあなた、という個人としての問題ではなく、
人間という生物的な観点から、なぜ優劣が存在するのか?をお話しします。

はじめに断っておくと、
できるようになれ、とか
できる

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綺麗好きのブタ。

綺麗好きのブタ。

社会人になったばかりの私は会社に貢献しようと毎日働いていた。

ハードワーカー気質で仕事が何よりも重要だった。

もっと上へもっと上へ。

そんな風に毎日考えていた。

自己保身的な上司の判断や指示に反抗することも多々あった。

何度か繰り返すたび、私は気づいてしまった。
仕事とは責任と地位を明確することだと。

責任は自分でとり、地位や名誉は他人に譲る。
これだけで大抵の仕事は進んでいくのだ。

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自己責任って言うやつはバカ。

自己責任って言うやつはバカ。

最近よく聞く自己責任。

今の状況はあなたの責任だ。
ってやつ。

私はこれを言ってるやつはバカ認定します。

思いあたる節がありますか?
大丈夫、思い返さなくても目の前にいます。

何を隠そう、私がそうだったのです。

バカな理由は3つ。

1、自分は努力してきたというマウント
2、人生をコントロールしている勘違い
3、世界の中心だという無知

それではいってみましょう。

***

自分は努力

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からっぽの生産性。

からっぽの生産性。

10月で仕事をやめて、半年。

近所の手伝いや投資などをして生きている。

仕事をやめたのは生産主義に心底嫌気がさしたからであり、魂が腐りそうになったから。



生産性という幻想から目を覚ましたのだ。

生産性の欺瞞。

仕事をやめれないのはなぜ?
お金が欲しいのはなぜ?
人の目が気になるのはなぜ?
時間がないのはなぜ?
生産性をあげなければいけないのはなぜ?

自信がないと思い込まされ、

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自信と恥。

自信と恥。

自信が大事と言いながら、
よくわからなかったので、
違った視点から書いてみる。

自信について、
今まで見聞きしたものとしては、
自尊心や自己肯定感、
勇気や自己受容などがあげられます。

自分を大事にする。
自分を大切にする。
ということは理解していますが、

今度は自分を大事にすることと
わがままがわからなかったり、

これは自己中なのか
それとも自己受容なのか、
と悩んだり、あやふやに捉えて

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