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「世界の夜は僕のもの」の僕になりたいアラサー拗らせボーイ
この世に生を受けたのはバブル期だった。でも物心ついた頃にはバブルは崩壊していたし、多感な時期を過ごしたのは2000年代。だから90年代のカルチャーをリアタイで体験していた感覚はあまりない。せいぜい流行っていたものを見聞きしていたくらいだ。
なので渋谷系しかり、魚喃キリコや岡崎京子とかに出会ったのは「中途半端にサブカル拗らせた無駄なこだわり強めなめんどくさいボーイ」(なんだそれは)になった大学の頃
【2000字のドラマ】思い出すにはなんてことのない夏
「今なにしてる?」
夏になると思い出す2人の先輩がいる。大学の軽音楽サークルで知り合って、同じバンドが好きだったことをきっかけに仲良くなった。そのサークルは変なあだ名をつけるのが伝統らしく、自分はマルシェと呼ばれていた。なんか雰囲気がキックのMCUに似ているかららしい。
1人目はキリンくん。年齢は1個差で普通の人よりも首の骨が1個多いそうだ。真意は定かではないし、そもそも首の骨の数が本来いくつ
はじめてのチュウの影響力とか
靴下ぬぎ子先生がTwitterで勧めてらしたのを見て、にくまん子先生の「いつも憂き世にこめのめし」を読んだ。
アラサーの同棲カップルの日常を描いた作品、などとざっくりまとめてしまうのは申し訳ないけど、語彙力と表現力が欠如しているので許して欲しい。とにかく面白かった。と同時に羨ましい2人だなと思った。自分がアラサーなのもあるだろうし長いこと独り身なのもあるかもしれない。
主人公の友人と妹のキャラ
老いてくカラダと変わらない精神
いつだって言い訳をして生きてきたのかもしれない。
何かを始めようと考えた時も仕事が嫌になった時も。結局、変わらないことを選んで現状維持。
そんな自分が嫌いというわけでもないことが大きな問題なのかもしれない。いや、もう今では問題とすら思わなくなってきてしまった。
「今の音楽に興味がない」と父親が言っていたのを若い頃は理解できなかったが、今は大いに共感できてしまう。気軽にいろんな楽曲を聴ける時代