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今日も逃走中!!

別居してしばらくした頃のお話しです。

【逃走中】あのサングラスをかけたスーツ姿の男性から逃げたり隠れたりするのは、、、テレビ越しでも本当にドキドキしますよね。

でも現実で体験すると、恐怖でドキドキじゃすまないんです。
必死で逃げ隠れするし、それこそミスは許されない!!
そんな生活を何年もしてきました。
そろそろ落ち着きたいです。
どこかでゆっくりと暮らしたい。

私は、とある事情で同じ美容室に何度も行けないので、常に新しい美容室に行っているのですが、(とある事情はまた別エピソードで書きます)
子どもがいると、せっかく予約しても看病で行けなかったりで、常に私はロングヘアーです。
のばしてるんじゃないの!!のびちゃったの!!

その日は、たまたま次子の幼稚園がお休みでしたので、次子を自転車の後に乗せて、予約なしでも入れそうな美容室を探していました。

そんな私達を、、、
元夫が車で探していました。

私は一軒の美容室を見つけたので、お店の駐輪場に自転車を停めて入りましたが、その日は少し混んでいて、30分ぐらい待ちましたが、次子が飽きてぐずり始めたので、仕方がなくやめて帰ることにしました。
待った時間、、、

「今日もまた髪切れなかったな、、、」

と店の外に出ると、そこには元夫の車がありました。

元夫は私達を見つけたので、車でこちらに向かって来たのですが、、、

今まで色々なエピソードで書いている通り、元夫の運転技術は、読者様の言葉をお借りすると、教習所レベル!!(まさにそれ!!って思ったので使わせて頂きました。)

ほそぉ〜い道でしたので、元夫が進むのに時間がかかっているうちに自転車に次子を乗せて元夫か乗る車の横を走り去りました。

私達がいた道は奥まっていて、美容室を真ん中にぐるっと一周できる感じでした。
私たちが大きい通りに出れば、元夫の運転技術レベルだと、細い道には入れないだろうから、車の位置的に少しバックして大きい通りへ出るはず!と思ったので、私は、細い道に苦戦している元夫の車の横をすり抜け、美容室入り口のちょうど裏に周りました。
元夫からは見えないように時間調整をしながら、、、

元夫は、私達が大きい通りへ出たと思ったようで、大きい通りへ戻りました。

私は、元夫が苦戦していた美容室前へ移動して、静かにするよう次子に言い聞かせました。

元夫は、私たちを見失ったのですが、私たちがその時住んでいたアパートへ戻る道中のどこかにいるのではないか?と考えたのでしょう、私たちのアパートのと方へ車を走らせました。

が、私たちの姿がなかったので戻ってきました。

私たちは少し移動した駐車場にいました。

元夫の車が近づいてきたのですが、、、なんと!!窓が開いているではないですか!?

いや怖っ!!

子どもの声とか、音で探そうとしてるの!?
怖すぎる、、、

次子もまた、元夫からストーカーをされ慣れているので、もし見つかると、そこから好きなことができるようになるまで時間がかかることを学んでおり、静かにしてくれていました。(何度も出かける予定がキャンセルになっているので、嫌だったみたいです)

半分草むらになっている駐車場に停めてある車と草むらの陰に隠れていたのですが、長い時間はいられないし、、、

元夫が大通りをぐるぐる回っているので、子ども乗せの自転車共々隠れる場所がなくて困った私は、たまたま通ったワゴン車に自転車ごと隠してもらう作戦を思いつきました。

ワゴン車と並走して、元夫の車をやり過ごすのです。

これは昔何かの探偵物か警察系かサスペンス?ドラマで観たものをリスペクトしてオマージュさせていただいた、、、
家政婦のミタゾノも好きなので、一文使わせて頂きました。

業者が大きい看板か何かを運ぶ際に、そこに隠れて監視カメラに写らないようにするというトリックを使いました。

ドラマも役にたちますよね!!
って普通人から逃げることはないです、、、よね。

元夫は元来、周りを注意深く見ることはしないので、ワゴン車だなーと思うだけなので、行ける!! 

決まれば即行動!!

ワゴン車にピッタリくっついて、同じスピードで自転車を走らせました。

元夫の車がワゴン車の横を通り、そのまま真っすぐ行ってしまいました。

元夫の車のドアミラーに私たちが乗っている自転車が写らなくなったと思われる場所までワゴン車の横を走り、その後道を曲がり家路につきました。
ワゴン車の方、あの時はありがとうございました。
さぞ怪しかったし邪魔だったことでしょう。

元夫は、いつまでも私たちを探していたのでしょう。

お疲れっす!!



元夫のストーカーエピソード↓








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