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映画やドラマのこと

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#思ったこと

テレビ朝日ドラマプレミアム版『ブラック・ジャック』を観て

テレビ朝日ドラマプレミアム版『ブラック・ジャック』を観て

TVerで間に合ったので観ましたよ。
テレ朝ドラマプレミアム版といえばよいのか、高橋一生版といえばよいのか、とにかくドラマ『ブラック・ジャック』

このドラマについては、キリコのキャラクターが男性から女性(石橋静河さんが演じてました)になったとか、キャラデザインがイメージじゃないとか、それについて人物デザイン監修の方がコメント出して説明したりとか。例の日テレドラマの「原作改変」事件(あえて事件と言

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もう少しだけ書き忘れたことがある〜映画『PERFECT DAYS』

もう少しだけ書き忘れたことがある〜映画『PERFECT DAYS』

昨日のnoteでは映画を観て思ったことをダラダラと書き殴ってしまったのだけど、

「公開」ボタンを押してからも、あれも書いてない、これも言い忘れた、そんなことが次から次へと出てくる。

田中泯さん演じたホームレスは存在したのか?
このホームレスは平山が掃除をする公共トイレの木のところでいつも踊っているのだが、最初に出てきた時はたしか木に抱きつくような姿勢だったんじゃないだろうか?
そして、平山が目

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サザエさん『クレームボックス』の回、それってどうなの?

サザエさん『クレームボックス』の回、それってどうなの?

久しぶりにサザエさんを観た。

サザエさん一家、絵は馴染み深い知っているみんな。

だけど、何かおかしい?
そうだ、昔とは声が違うんだ。

数十年前のオリジナルからは皆さん声優が変わってるのは知っていたが、

特にここ数年観ていなくて明らかに違うのは、
マスオさんが全然違うぞ?
(現在のマスオさんは2019年から3代目の田中秀幸さん)

あと、タラちゃんが違和感ありまくり笑
(現在のタラちゃんは2

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もはやノンフィクション〜映画 『夜明けまでバス停で』

もはやノンフィクション〜映画 『夜明けまでバス停で』

制作:2022年(日本) 配給:渋谷プロダクション劇場公開日:2022年10月8日上映時間:91分監督:高橋伴明脚本:梶原阿貴出演:板谷由夏、大西礼芳、三浦貴大、柄本明、根岸季衣、柄本佑、ルビー・モレノ、etc

痛い、とても痛い映画。

自作アクセサリーの制作・販売という手に職を持つ北林三知子(板谷由夏)は、別れた夫が自分名義のカードで借金をしたために、その返済のため住み込みのパートとして居酒屋

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本当に映画は終焉するのだろうか?

本当に映画は終焉するのだろうか?

宇野維正さんの最新作『ハリウッド映画の終焉』を読んだ。

本当に映画は終焉するのだろうか。

この場合は大きな括りの「映画」ではなく「ハリウッド映画」ということなのだろう。

劇場にかかることを想定した映画
多額の予算をつけ、大勢のスタッフで制作される映画
そういった映画達だろうか。

宇野維正さんはReal Sound Movieチャンネルでの番組「Movie Driver」でもよく仰っておられ

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ジブリ最新作『君たちはどう生きるか』 公開2日目

ジブリ最新作『君たちはどう生きるか』 公開2日目

7月14日(金)公開初日に観に行ってきた宮崎駿監督ジブリ最新作『君たちはどう生きるか』。
昨日、初見ファーストインプレッションをnoteしました。

そして本日土曜の夜、公開2日目が終わろうとしています。

本作については、公開初日の昨日の夜から今日にかけて、
SNSなどでのツイート、ニュース報道が本当に多く見受けられますが、
何と言ってもYoutubeでのレビュー動画もめちゃくちゃ多い。

映画

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昭和のドラマを観て考えた〜令和で得たものと失ったもの

昭和のドラマを観て考えた〜令和で得たものと失ったもの

タイトルにある「昭和のドラマ」とは、
山田太一さん脚本の『ふぞろいの林檎たち』というドラマのこと。

時任三郎、中井貴一、柳沢慎吾、手塚理美、石原真理子、中島唱子が主演の落ちこぼれの若者たちの青春群像劇だ。

評判がよかったので、パート4までシリーズ化された。
パート1の放映が1983年、落ちこぼれトリオは就職を目前にした大学4年生。続編のパート2が1985年、なんとか中小の会社に滑り込み、社会人

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映画『マイスモールランド』〜もっと真剣に為政者と国家権力について考えたい

映画『マイスモールランド』〜もっと真剣に為政者と国家権力について考えたい

*本記事は盛大に映画のネタバレをしています。
 未見の方はご注意下さい。

世界に類を見ない厳しい難民政策ともいわれる入管法および今国会で成立された改正法、一部では稀代の悪法ともいわれている。

そうした国家システムに翻弄される難民家族、特に自分たちでは何の意思決定も出来ない子ども達が真に安らぎ幸せに暮らせる居場所を求める映画。

主人公は高校に通うサーリャ、サッちゃん。
クルド人の父親と妹、弟の

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映画『はりぼて』〜腐りきった地方議会、富山市だけの話ではないだろう

映画『はりぼて』〜腐りきった地方議会、富山市だけの話ではないだろう

話題になっていたドキュメンタリー映画『はりぼて』をやっと観た。

富山市議会自民党議員一派の金にまつわる不正疑惑を追い続ける富山のローカルテレビ局チューリップテレビの2016年8月から2020年1月1日までの期間を記録したドキュメンタリー映画。

監督もチューリップテレビ報道部の2人、記者の砂沢さんとキャスターも務める五百旗頭さん(いずれも所属は当時)。

ちなみに、富山県は有権者に占める自民党員

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ケイト・ブランシェットをただただ崇める映画 『TAR/ター』

ケイト・ブランシェットをただただ崇める映画 『TAR/ター』

公開初日に午前中有休まで取って観に行ってきた。
何といってもケイト・ブランシェット様の新作映画なのだから。

これまでの作品でも、シリアスなものから軽妙なものまでどんな映画でも
ケイト・ブランシェットだなぁという存在感があったが、今作はもうずば抜けて最高傑作なのではないだろうか。

先のアカデミー主演女優賞を『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』のミシェル・ヨーが受賞した時には、

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映画館の販促マーケティング・予告編上映について思ったこと(苦言)

映画館の販促マーケティング・予告編上映について思ったこと(苦言)

以前から映画館へ行った時に、思っていることがある。
「もうちょっとなんとかならないものか?」
「 "中の人"は何を考えているのだろうか?」
 (または何も考えていないのか)

ミニシアターは別として、シネコンの多くは本編上映前に、企業CMとこれから上映予定の映画予告編が流されるが、その予告編のチョイスについてである。

企業CMは、まぁよしとしよう。
例えばユナイテッド・シネマではauスマートパ

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記憶に残るドラマがまた一つ出来た〜天才バカリズムのドラマ『ブラッシュアップライフ』

記憶に残るドラマがまた一つ出来た〜天才バカリズムのドラマ『ブラッシュアップライフ』

録画してあったドラマ『ブラッシュアップライフ』を家族みんなでイッキ見し終わったところです。

いやぁ!スゴい!大傑作!
いつまでもあの4人の与太話を見ていたい!
バカリズム天才!
坂元裕二に次ぐ外せないマイベスト脚本家殿堂入り!

そんなありきたりな感想しか出てこないですが、観終わって2時間経過、すでに「◯◯ロス」が来るほど。

ラスト近く、念願のミッション完遂し、幼馴染仲良し4人組が旧友達も呼ん

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マルチバースに対抗出来るのはタイムループだ〜映画「MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない」

マルチバースに対抗出来るのはタイムループだ〜映画「MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない」

最初はこの記事のタイトルを「インディーズ映画が熱い」としていたのだけど止めた。
そもそもパルコ配給の映画がインディーズ映画なのか、
パルコはメジャー配給なのか、
その辺りが微妙だったから。
ご存知の方教えて下さい。

映画館で予告編を観た時に気にはなっていたが、気がついた時には近場では終映していた。
その後もなかなか面白いという評判が聞こえてきて、やっと今回配信で観ることが出来た。

まず上映時間

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今月観なかった映画

今月観なかった映画

今月(厳密には1月・2月)公開され、観ようかな、観たいなとチェックしていたけど観なかった映画をリストしてみる。

***

1/13 公開(再上映〜上映館拡大) R R R

ボリウッドと気軽に呼びがちなインド映画だけど、ボリウッドではないインド映画も数多くあって、むしろそうではないインド映画の方が多いらしい。
「R R R」もボリウッドではないらしい、そんな認識も少しづつ広がってきた、かもしれな

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