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ジブリ最新作『君たちはどう生きるか』 公開2日目

7月14日(金)公開初日に観に行ってきた宮崎駿監督ジブリ最新作『君たちはどう生きるか』。
昨日、初見ファーストインプレッションをnoteしました。


そして本日土曜の夜、公開2日目が終わろうとしています。

本作については、公開初日の昨日の夜から今日にかけて、
SNSなどでのツイート、ニュース報道が本当に多く見受けられますが、
何と言ってもYoutubeでのレビュー動画もめちゃくちゃ多い。

映画タイトルで検索すると、チャンネル登録数の多い映画レビューYoutubeチャンネル以外でも、最速レビューと題して「最高傑作」だとか「史上最低」だとか賛否両論でとにかくアップされている動画本数が多い。

これは完全にマーケティングの勝利なんだろうなぁ、と思います。
公開日までは一切の情報、あらすじ、声優、などもシャットアウト、予告編すらなしという状況でなければ、
ここまで、公開初日から反響があったのかな?
確かに宮崎駿最後の作品とか、ジブリ久しぶりの新作とか話題性はありますが、ここまでの熱狂はなかったんではなかったか?と思います。

既に初日の興行収入も
「4億6500万円で初登場首位スタート!」
ということで、このスタートだと100億円も見えている数字だそうでし、

色んな感想やレビューが増えてくるにつれて、
それが賛否いずれの評価であったとしても、
様子見だった人達もこれから観に行くんじゃないのかと思われます。

ひょっとすると、映画の広告宣伝のやり方が本作を境に根本的に見直されるかもしれませんね。

個人的には、これまでの広告代理店が先導する広告宣伝手法、
人気や高評価も、無の状態から「さもあったかのように」作り上げる底上げマーケティングが無くなるというだけで、喝采を上げたいです。


さて、僕もまだ本作は昨日1回しか観ていないですが、一晩寝て色々思い出したことが出て来たので、昨日のnoteには書いていなかったことを追記しておきます。

まず、アニメーションの絵力としては、
冒頭の空襲と火事のシーンが一番思い出されます。
主人公の眞人が母親の入院する病院が火事で焼けていると聞いて、自分も父達を追いかけて町へ出るのですが、そのシーンの迫力。
視点は眞人目線も混じっているなのですが、逃げまどう人垣をかき分けて走るその光景がゆらゆらと歪んでいで、その表現がこれまで僕はアニメで観たことのない映像でした。
その歪みは、火事による炎のゆらめきと、主人公の眞人の心の動揺と焦りが映像としても表現されていて凄いなと、今でも思い出されます。

あと、ここから先はいったん公開した昨日のnoteに追記しておいたんですが、やはりこちらに移しておきます。

宮崎駿ジブリ映画のサントラといえば久石譲さん。
今作も最後に流れる主題歌(米津玄師)以外は、久石譲さんのようですが、これがあまり絵と合っていないように思ったシーンが多かった。
全面的に久石譲節のメロディ全開なのですが、これがうるさいというか、
「そんなシーンじゃなくない?」みたいなメロディだったり。

宮崎駿、82歳にして(制作7年というから実質70代後半?)、
よくぞこれほどのファンタジーを創造出来るものだと、
その柔軟さには脱帽しました。

これから1週間くらいの間には、さらに多くの鑑賞レビューが出てくると思いますが、一筋縄ではいかない本作だからこそ、色んな人の感想も是非観てみたいと楽しみにしています。

<了>

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