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映画やドラマのこと

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#雑談

パワー・オブ・ザ・ドッグ〜犬の力に囚われているのは誰か

パワー・オブ・ザ・ドッグ〜犬の力に囚われているのは誰か

こんにちは、makoto です。

Netflixで配信中のパワー・オブ・ザ・ドッグを先週末に観たのですが、少し時間を置いて冷静に考えられるようになったので簡単に感想を書いてみたい。(それくらい深い作品だった)
あまりネタバレにはならないようにしたいが、何を書いてもネタバレになりそうな映画ではあるので、ご容赦頂きたい。

ベネディクト・カンバーバッチ演じる粗野で冷徹な牧場主のフィル、兄とは正反対に

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ドラマ「ミステリーと言う勿れ」〜僕が好きな演出と「名前」について

ドラマ「ミステリーと言う勿れ」〜僕が好きな演出と「名前」について

こんにちは、makoto です。

我が家は今シーズン、息子(次男)も妻も田村由美さん原作マンガのドラマ「ミステリーと言う勿れ」にハマっていて、毎週月曜が来るのを楽しみにしている。リアルタイムでドラマを観るのは本当に久しぶりかもしれない。

原作のマンガの「間が多い」侘び寂びなタッチとはもちろん趣が違うけど、菅田将暉の整君もいい味出している。菅田将暉と言えば、我が家では今でも仮面ライダーWのフィリ

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ウェスト・サイド・ストーリーを観てきた〜ファーストインプレッション

ウェスト・サイド・ストーリーを観てきた〜ファーストインプレッション

こんにちは、makoto です

昨夜は雪が降り続いていた様子ですが、水分を多く含んだ重たい雪質だったのか、自宅辺りでは車に少し積もっていたのと若干の凍結程度で大事には至りませんでした。
午後には全く問題なく歩けそうだな、ということで妻がこれは初日に観たいと前から言っていたので、早速午後の回でウェスト・サイド・ストーリーを観に行ってきました。

劇場の中でもIMAXに次ぐ大きなスクリーンでしたが、

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イーストウッド最後の監督・主演映画か?「クライ・マッチョ」を観てきたこと

イーストウッド最後の監督・主演映画か?「クライ・マッチョ」を観てきたこと

こんにちは、makotoです。

昨日から上映開始となったクリント・イーストウッド監督・主演作品「クライ・マッチョ」を早速観に行ってきました。

イーストウッドは1930年生まれですから、この映画が撮影された時でもおそらく89才〜90才に手が届くかという年齢だったはずです。
2018年公開の運び屋の時にも、かなり年をとったなぁと思ったのですが、今作ではさらに老いを感じてしまうところもありました。

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映画『Coda コーダ あいのうた』試写会に行ってきたこと

映画『Coda コーダ あいのうた』試写会に行ってきたこと

今日は午後半休をとって、夕方から神保町の一ツ橋ホールへ行ってきました。妻が応募していた試写会に当たったからです。
試写会に当たったのは十年ぶりくらいでしょうか。うれしいな。
往復の時間や交通費と前後の食事代を合わせると、近所のシネコンで観た方がコスト的には安上がりなんですが、いいんです。久しぶりの外出デートだし、ちょっとしたお出掛け感があって。

さて、映画の方ですが、観てよかった!
号泣するほど

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やっとドライブ・マイ・カーを観れたのでファーストインプレッション

やっとドライブ・マイ・カーを観れたのでファーストインプレッション

こんにちは、makoto です。

濱口竜介監督のドライブ・マイ・カーをやっと観ることができました。

近所のシネコンでは上映館がなく都心まで出るのが億劫で、3時間の上映時間というのも手伝って観るのを躊躇していたところ、上映館もどんどん少なくなってきて半ば諦めていました。
ところが、アカデミー賞候補になった話題性から再び上映館が増えてきて、これはなんとしてもアカデミー授賞式までには観ておきたいなと

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ドライブ・マイ・カー 2回目鑑賞したのでさらなる感想を

ドライブ・マイ・カー 2回目鑑賞したのでさらなる感想を

こんにちは、makoto です。

シネマ映画comでドライブ・マイ・カーをやっと視聴出来たという話は昨日書いたが、レンタル期間がもう1日あったので2回目の鑑賞をした感想を少し補足したい。

1回目に観た時と大きく印象が変わったところはないが、1回目に観た時にいわゆる邦画っぽくないと思ったのだが、その印象がどこから来ていたのかについて少し分かったような気がした。

まず、台詞がとてもよく聞こえると

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永遠の胸キュン映画 〜小さな恋のメロディ

永遠の胸キュン映画 〜小さな恋のメロディ

こんにちは、makoto です。

今日のテーマは永遠の胸キュン映画「小さな恋のメロディ」の話をします。

「小さな恋のメロディ」は1971年のイギリス映画で、主役の2人マークレスターとトレイシー・ハイド(当時、おそらく10−12才くらい)が愛くるしくて、観た人はみんな男子も女子もキュンキュンとくるんじゃないかな。

公開が1971年なので、1964年生まれの僕はおそらくリアルタイムでは観ていない

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THE BATMAN -ザ・バットマン- を鑑賞してきた。サイコーの映画体験でした

THE BATMAN -ザ・バットマン- を鑑賞してきた。サイコーの映画体験でした

こんにちは、makoto です。

ロバート・パティンソン版の新作「THE BATMAN -ザ・バットマン-」を観てきました。
一言「サイコー」でした。

まだ公開直後でネタバレになるといけないので細かくは書きませんが、「ダークナイト」より全然こちらの方が好きですね。過去No.1です。
年齢設定としてまだバットマンとして世間一般に知られる前の、悪の世界で知る人ぞ知るコイツが噂のやつか、みたいな感じ

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NHK朝ドラ カムカムエヴリバディ最終週2話目、泣いた!

NHK朝ドラ カムカムエヴリバディ最終週2話目、泣いた!

こんにちは、makoto です。

NHK朝ドラは妻が大好きでよく見ているのですが、今作のカムカムエブリバディは
うーん、主役があんまり好きじゃないし見るのやめた
と早々と離脱していたので、僕も見ていませんでした。

このドラマは朝ドラとしては異例のヒロインが3人、母娘3代としてバトンを繋いで100年間の歴史を現代まで追っていく、というものです。
最初が戦中に突入する時代を上白石萌音さんが安子を演

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僕の映画館の思い出

僕の映画館の思い出

子供の頃はまだ映画産業が町の暮らしに根付いていた時代で、当時住んでいたのは大阪府下の小さな私鉄沿線駅だったけど、それでも近所の商店街には東映の映画館があった。
春休み、夏休み、冬休み、長い休みには「東映まんがまつり」という子供向けのタイトルを何本かまとめて上映するイベントが開催され、映画館が僕たちの子供の遊び場になった。
まんがまつりのお決まりはマジンガーZなどのロボットメカ物、またアニメ映画だけ

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