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育児と日常

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育児についてのあれこれをまとめています。育休のこと、日々の出来事も。
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記事一覧

子どもの入院、そして手術

子どもの入院、そして手術

長らく記事の更新が滞ってしまいました。

というのも、この三月、転職準備やら原稿の締め切りやら子どもの入院やらでてんやわんやしていたため。
ようやく落ち着いてきたと思ったらもう目の前には四月の扉。
眩暈がするような春です。

さて、数あるイベントのなかでも一番の試練となったのは、長男の入院、そして手術でした。
手術といっても、それほど重い病気というわけではなく、
アデノイド切除と扁桃摘出。

アデ

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育休を600日取ってみた

育休を600日取ってみた

僕は今、約600日間、仕事から離れています。

次男が生まれたのが昨年の9月。
予定よりちょうど1ヶ月早く生まれたのですが、長男も1ヶ月早かったので、それは想定の範囲内でした。

おそらく早産になるだろうと予測していた僕は、年次有給休暇や特別休暇の類を駆使して、夏休み、昨年8月から徐々に休みに入っていきました。

あれから1年半。

復帰まで約2ヶ月半となった今、長期の育休をとった感想をまとめ、記

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読書の擬音

読書の擬音

皆さんは、本をどう読みますか?

「パラパラ」ですか?
それとも「ペラペラ」ですか?

僕は、新書とか学術書なんかは「メキメキ」ですね。
寸暇を惜しみ、頭をフル回転させて、瀟洒な建築物を「ゴリゴリ」解体していく感じ、ともいえます。
小説は、基本的には「ジワジワ」読みますが、たまに没入して「ズンズン」いくこともあります。

擬音(オノマトペ)って面白いですよね。
どんなに堅苦しいことを話していても、

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vs細かすぎる男

vs細かすぎる男

細かいこと気にする人っていますよね。
え、誰って?

僕です。

はっきり言って、僕は自分の細かさが嫌いです。
床に脱ぎっぱなしの服が落ちてるとか、ゴミがそのままになってるとか、リモコンが知らないところに置いてあるとか。
気になる自分が嫌です。

わかってます。
そんなもの、気にしなければいいんです。
服を脱ぎっぱなしにしたって、誰も傷つきません。

もしくは、受け入れればいいんです。
細かい自分

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「育業」が「家庭」を分解する

「育業」が「家庭」を分解する

現在、二度目の育休(一年半)中の高校教員(男)です。

僕は、二度の育休を通して、仕事から離れて幼い子どもと過ごす時間の尊さを感じ、できれば、それを希望する人にはもれなくこの多幸感を経験してほしいと切に願っています。

政府も、少子化問題から男性の育休取得を促進するようになって、その方向性には僕も賛同しています。

ただ。

「育業」という言葉については懐疑的です。

育業は誤解を生む

育業の元

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「子どもを○○に育てる」ことへの違和感〜習い事の悩みを添えて〜

「子どもを○○に育てる」ことへの違和感〜習い事の悩みを添えて〜

子どもを「医者」に育てる。
子どもを「アスリート」に育てる。
「大谷翔平」や「藤井聡太」に育てる。
こうした極端な例でなくとも、
「読書好き」とか「運動好き」とか、「優しい子」とかも含めて、子どもの教育に何らかの方向性を持っている人は多いのではないでしょうか。

しかし、親のエゴ、願い、想い……言い方は種々あれど、なんというか、違和感を拭えなくて困っています。

当然、子どもは自分の教育方針は選べ

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子どもの笑顔を見て

子どもの笑顔を見て

自分の子どもの笑顔は、全宇宙で最も尊い。

純粋に、子どもたちが幸せになれるような、いい国、いい社会を願うようになりました。

そういう意味では、正直なところ、現状では日本にこだわる理由も見えず、公教育に期待することもできません。

個人的には、まず他国へ移るという選択肢を持つことが大事です。
自分のことならまだしも、子どものことで背水の陣は組めないので。

その上で、この国や社会、そして教育をよ

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すべてのお父さんへ 育休取得おすすめタイミング

すべてのお父さんへ 育休取得おすすめタイミング

今回は、先輩方から聞いた話と、僕自身が育休をとってみて感じたことをまとめてみます。

僕は、高校教員として2度育休をとっています。長男のとき4ヶ月、次男が生まれてから1年半(現在)。

周りにもちらほら育休をとる男性が増えてきました。しかし、まだまだ少数派です。
正直なところ、教員をしていると、男女問わず育休を長期(数ヶ月、または年単位)で取らない理由がわかりません。公務員なら手当で生活はなんとか

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教員×長期育休=最強

教員×長期育休=最強

現在、二度目の育休(一年半)中の男です。
タイトルの通りですが、軽く補足しておきます。

まず、学校における仕事の分担は年度ごと、一年単位で決まります。
そして、ほとんどの仕事が「繰り返し」です。

つまり、
年度単位であれば、一年間(もしくは二年間)まるまる育休を取ったとしても、次年度、何事もなかったかのように仕事に戻れるということです。そこに男女差はありません。

たとえば、前年度に一年生の担

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