見出し画像

かなえたい夢 勇気ある行動 日大アメフト部 フェニックス 追記 当たり前過ぎて意識しなくなっていること

 フェニックスなので新しく生まれ変わり蘇るのがストーリーなんだと思います。好々爺として(普通は自分からは言わない)次世代に期待したいと…

禍福は糾える縄の如くし

 本編はある一人の男の悪しき伝統からの勇気あるエスケープのお話しでした。

こんな勇気が定着すると良いなという夢…

 伏線として以下の作品もご紹介しました。
1本化筋の通った人間の美しい生き方…

 今回は追記ということで、勇気ある行動のその後を参考に、勇気あるエスケープの背中を押せたらと言う思いからの補稿です。

 叔父はその後もアメリカンフットボールという競技自体には未練が有ったのか、用具だけは部屋にゴロゴロしていました。何故知っているかと言うと良く我々をプールや映画に連れて行ってくれた叔母さんの部屋の位置関係にあります。何れの部屋も2階。しかし昭和の時代なので、叔母の部屋には何故か弟たるその叔父の部屋を通らないと行けない構造になっていました。ということで決してプライバシーを疎かにした訳ではなく、見える所に有ったのでということです。

 叔父の大学一年生の夏休みが終わり、私の家への一時退避は取り敢えず終えたのでした。叔父は取り敢えず世田谷の自宅に戻り後期の授業に通うという通常の生活を取り戻して居ました。スポーツ好きなものの、このような事情なので学内での部活を諦め、自動車運転の競技者として地元チームに参画していました。切り替えが早い。
 2ドアの車を買ってスチールホイールのホイールキャップを外し、CIBIEの補助灯を付けて居ました。流石に小学生だったので足回りの交換とか、アンダーカバーとかはしていたんだと思いますが認識していませんでした。内装の改造具合にも矢張り目が行きませんでした。ロールバー、バケットシート、ステアリング、消火器程度の改造はしてあったのだと思います。
 アメリカンフットボールから自動車競技と華麗なる転向といった感じに見えたのだけは覚えて居ます。週末の夜中の練習走行や競技会が多く、祖父母の家に週末泊まりに行くことが多かったのですが、それ以降は殆ど会えない感じでした。結構お金が掛かるスポーツですが、祖父が建設会社の技術系役員だったので、余裕が有ったのだと思います。
 確かトムスとか言うチームだったと記憶しています。

 あのトムズなのかは良く分りません。多分偶然の一致かも。

 こんな感じで勇気あるエスケープからはV字回復。ダラダラ状態を固定化させず、直ぐに次に進む。流石スポーツマンという感じでした。

 また、大学卒業後は祖父の会社に入社するのですが、事務手続きの不備で就職が10月入社となったことから、試合用の防具を入れる濃いめの草色のアメリカンフットボール専用の円筒形の大きな袋だけに荷物を詰めて長期間米国旅行したりしていました。その時でも部屋にはアメリカンフットボール用の防具類、例えばヘルメットなどは転がって居たのが、印象に残っています。

 また、1本筋の通った人間同士のぶつかり合いというエピソードも。

 若くして親に先立たれ、親族に育てられた苦労人の高卒の祖父が技術系の役員を務める建設会社の社員として、一気に営業部長まで昇格。祖父も1本筋の通った人間で社内で

必要となれば山の上に船を上げる人
(1本筋の通った人間という意味)

という異名が有ったようです。まぁ昭和らしい例えですが(笑)

 叔父もまた1本筋の通った人間でしたので、私には内容までは伝わって来ませんでしたが、祖母とその娘たちの井戸端会議ネタが漏れ聞こえてきて…どうやら本社役員室で親子で大喧嘩したらしく祖母が大いに叔父の将来を心配していたそうです。正に老婆心ながらなのかと思いますが。

 しかしその叔父も病には勝てず、若くして他界してしまいました。

 と、まぁこんな感じで

悪しき伝統からの勇気あるエスケープ

する程の人間は、

安心して下さい。大丈夫です。
筋の通った人生を送れます。

という実話でした。

 フェニックスさんも正すところは正して学生さんなのだから兎に角明るくV字回復ですね。

スポーツマン魂に期待しています。








この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?