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ドラゴン·マート 前編 アラブ首長国連邦 ドバイ首長国 海外旅行·海外出張の小ネタ 当たり前過ぎて意識しなくなっていること

 網羅性担保致したく、引き続きもう少しお付き合い下さい。

 ドバイを多面的に理解する意味で、ドバイの繁栄を支えている外国人労働者の方々に関する動きとそこに噛んでくる中国の方々ダイナミックな動きのご紹介です。

 中東の方々への理解の一助となればとの思いです。

 脱天然資源立国の動きとして、特に産油量の少ないドバイ首長国が、連邦内では相対的にタイトなオイルマネーでの観光資源の創生などに注力されています。


背景
 日本が金銀の輸出で外貨を得て豊かさを謳歌した時代が有った様にアラブの方々は今、石油の輸出で外貨を得て豊かさを謳歌されていると理解しています。
 日本が今は広大な排他的経済水域等に有る天然資源を温存し工業、商業、観光業、投資等で外貨を得ている様に、アラブの方々も天然資源に依存しない国造りを進められています。
 その中の一つにアラブ首長国連邦が有ります。

 


 アラブ首長国連邦でとても目立つドバイ。
その繁栄を支えているのは外国人労働者の方々です。

 1990年代の初め、鉄鋼会社の技術者として私自身もシリコンバレーに家族帯同で駐在した時はH-1Bビザを取得し外国人労働者として現地のベンチャー企業に入って技術開発や技術移管をした経験が有ります。因みにH-1Bビザは、特殊技能を有する職業に従事する人のためのビザです。

H-1Bビザ

 当時は現地の企業を支援しながらそのお客さんにもなってあげるという立場。ベルリンの壁が壊され冷戦が終結し、経済が回って社会の民度が上がったという意味で、私の好きなバブル期の良い側面を最大限活かした立場でした。

 同じ鉄鋼会社内には、苦境に立っていた米国の鉄鋼会社にテコ入れしている部門も有りました。ですから清く正しくリンカーンタウンカーとサンダーバードSCという高級鋼材をふんだんに使ったを米国車買って

Buy American

を実践しました。

 その辺りは以下をお楽しみ頂ければ幸いです。
具体的にはその3-その4辺りかなぁ

 因みに当時はそのベンチャー企業の製造開発を例えばフィリピンの看護師の資格を持った女性やメキシコの方々等が支えて下さっていました。和気あいあいという感じでした。カリフォルニアスタイルでとてもフラット。先端半導体分野なので知的レベルも高い方々ばかりです。
 以下に詳説しますが、米国流の外国人労働者の扱いにどっぷりの浸った私としては、中東流との違いが良く見える…

 そのような外国人労働者当事者としての経験から、ドバイの建設ラッシュや観光業に携わるインド系や東アジア系の外国人労働者の方々にも目が行きました。
 そもそも90%以上が外国人労働者ですから観光で現地に居るわけではない私のようなビジネスマンには、外国人労働者の方々の働く姿を見る機会が多く有ったのだと思います。

 そこには極端な事例も有ります。その辺りはこちらが私の感覚に近く、良く書けているので御参考になさって下さい。

 米国流の外国人労働者の扱いにどっぷりの浸った私としては、中東流の違いを端的に極端な事例ですが味わって頂けたかと。

 当たり前過ぎて、観光客としての立場でドバイを訪問すると敢えてそちらには目を向けない縁の下の力持ちたる外国人労働者さん達の大きな世界…

 長くなったので、続きは後編に…

蛇足
 旅行に訪れる時、心の隅に縁の下の力持ちの方々の存在を留めて頂くとより深い味わいある旅行になるかと。

超蛇足
 修学旅行じゃないんだからあっけらかんと楽しんで何が悪いって…



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