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結婚 前代未聞のあり得ない親族挨拶 その3.36 披露宴の素敵な景色 (素敵過ぎてシニアのカップルが何組も締めにキスやハグを披露) 〜今どきの結婚式  当たり前過ぎて意識しなくなっていること

素敵過ぎてシニアのカップルが何組も締めにキスやハグを披露というこのシリーズのネタバレタイトルですいません…

 真髄の披露宴の続編

簡単な経緯

 結婚披露宴の完璧な式運びで親族挨拶になるまでに

①「お幸せに」という言葉は以降無用に…
② 参加者への御礼も以降無用に…
  (含む力添えのお願いも)
③ 昔のエピソードを交えての新郎新婦への想いも無用に…

①②③は何度もお伝え済み。詰まり親族代表が…

ん~~、喋るネタが無い…
想定外

 という事態。それでなくとも会場は盛り上がっている頂点。その時に頭に浮かんだのは当日の披露宴で起きたちょっとした素敵なハプニング。それは、

新郎の姉のハグ
〜3歳になる前に渡米していたという生粋の帰国子女たる姉が新郎と…

 新婦がお色直しで退席して、新郎が1人になった時に
壇上で、しかも披露宴で新郎に大胆にもハグ。会場をざわつかせたこのハプニングを使わせて貰うことに。ハグネタに決めてから3秒で流れを組み立てて根回しも周到に済ませました。

 先ず会場責任者兼司会の方。カメラマンの方、ビデオ担当の方。そして身内。叔母夫婦、新郎にハグした子どもの夫婦に“親族代表挨拶でサプライズでハグして貰いたい、しかも撮影するので長めに”とお願いしました。最後に相手方のご両親にも。

 実は将来の子どもたちの為に新婦のご両親も含めた親族はみな夫婦円満というのをピン留めしようという伏線も忍ばせて…

 大盛り上がりの会場。パーティーゲームが終わり優勝者に賞品が手渡され一段落というところでざわつく会場の照明が少しずつ少しずつ落ちて行きました。披露宴進行補助の方から促されて会場の中央入り口の前に新郎新婦、各々の両親が並びました。 
 
 私は心の中で迷っていました。完璧な進行なのに、ここで画竜点睛を欠く親族挨拶を父親が食らわすのか…
そこまで冒険する必要が有るのか…
迷った挙げ句コンサバに
 「本日はご多用のの中…」
と簡潔な御礼で切り出したものの

今の俺…つまんない


と強烈に思い直し…

ヤバいかも


 頭の中は高回転。そして結論は…
根回しを活かす…
ワォ…
スピーチを止めて、

「何ていう挨拶は、ChatGPTでもできるので…」

 と転調しAIネタで会場の反応を試したところ…次の瞬間に待っていた未来はなんと

バカ受け


 どっとどよめいてライブの様…

イケるっしょ

こうなればもぅ怒涛の如く… 

…………………………………………………………………………………………………………

 そして今回は、その両親への花束贈呈後の親族挨拶の実況中継の続き。

「実は親族挨拶の為に3種類の挨拶を用意していたんですが…
 この式が完璧で全て話すこと喋られちゃいました。なので…

つまんないのでやめます。」

(またも大受け、拍手喝采…)

「この式が完璧で全て話すこと喋られちゃいまして…。
ですから、用意した挨拶をご所望でしたら原稿お送りしますので仰ってください。お送りします。

 ラインで友達申請して頂ければそこにお送りします。」

(ここもまたLINEネタが大受け)


(ここでまた昭和の人間の悪い癖が…)

「特に女子の方、大歓迎です。」


(調子に乗って新郎の父親が言う言葉が?という発言を…
でも)

(またも大受け、大爆笑…拍手喝采…)

「私達、ジジイ達が愛し合っている夫婦の成れの果てのお手本を見せますね…

ということで、

口で言ってもつまらないのでお手本を見せますね…。」

(とマイクと花束をスタッフさんに託して

吾妹とガッツリハグ

大歓声

少し盛り上がりのために間を置いて…)

「良いでしょ…。こういうノリで…。

 それでね…◎◎さん(新婦側の名字)にも…今、流行らないね…実は事前にネゴしまして…」
(根回しって言葉は若手には絶滅したかと思い…事前にネゴと言い換えました。それでも

笑いと歓声が)


あっ、事前にネゴって今は流行らないよね…っていうか今どきは事前にネゴってあんまりしちゃいけないんだよね…

で、ネゴしまして…ハグして頂けるということで…
(スポットライトがそちらに向くと、新婦両親の満面にこやかな顔が…。おもむろに)

拍手

(と煽るより前から、どこからともなく会場から歓声と拍手が自然に沸き起こり)

写真、写真…
(とスマホでの撮影も促して、裏メニューたる幸せな夫婦のピン留めもしたたかに…

そしてハグ)

「どうです。ジジイ達も頑張るでしょ…」
(ここも”ジジイ“という言葉に反応して歓声が)

「で、もっとジジイが居ます。」

(と事前にネゴしておいた叔母夫婦(70歳代前半)に手を差し出し、スポットライトもオフィシャル撮影隊もそちらに)

「ハイッ。ココ。」

(と、少し前に出て、叔母夫婦に手を差し出すと、これまた大歓声と拍手。)

「実は事前に画面の人にもお話してあって、“長時間”ハグしてくれれば写真も撮れると…
ということで長時間ハグするように…」

(と、拍手と歓声のままにした後…)

「こちらの女性、♡♡ねえちゃんと読んでいて、僕の母の兄弟(姉妹にすべきでしたね(笑))なんです。

ハイッ、良いですか…熱くハグですよ…私じゃなくてむこう向いて…むこう向いて…」

(ノリ良くお二人で寄り添って笑顔でピースを連発。
会場の女性からは…)

「カワイイ〜」

(と声が掛かるは、拍手に歓声も。

会場は怒涛の盛り上がり…

と、なんと義理の叔父がやおら叔母の唇に…

熱いKissを

勿論、会場はヤンヤヤンヤの拍手喝采…)

「どうですか。いいでしょ…。
じゃ次。

希望の星。自衛官。」


(と新郎の希望で…真っ白の夏用の制服の私の娘夫婦を紹介。スポットライトが当たり、純白の制服と先ほどサプライズハグをした新郎の姉が…。
 ここも、壇上での新郎へのハグは既婚者の姉だったと強く印象に残して貰い、新郎へのハグ事件が姉弟の素敵な景色だったことを再認識して貰う狙いも。)

「実は元芸術家。」


(と、単調なハグの連発だと”つまんない“ので、差し障り無い範囲の…一寸意外なキャリアのご紹介。先ほどの美談化を決定的に。

そして、ここもノリの良い会場、特に女性陣から…)

「へ〜〜。凄い。」
(と期待通りの反応。

ヨシヨシ。)

「で、自衛官になって…キスします…

あっ、違うが」
(と、あざと可愛く笑いを取って…)
「で、ハグします…

キスしろとは言ってないからね…しても良いけど…」
(もぅ、調子に乗って昭和のギャクでしつこく笑いを取る私…)

「カメラの人が、写真撮るからゆっくり(ハグを)して下さい。ということで、あちら(広い場所)に…」

(まぁ、帰国子女なのでKissとハグを米国流にスマートに熟す2人に、声が掛かったり、拍手が湧いたりと。ハグの大トリ、締めにふさわしい感じになったのでした。

 しかしここで止めないのが昭和人。
なんたって…

つづく




………………………………………………………………………………………………………… 


蛇足
 一応経緯の詳細を…

経緯
 その1では
〜改めて考えてみた
先ずは基本的認識の整理から
ということで結婚とは何かのおさらいをしました。

 その2では、
〜始まりは婚姻届提出
ということで、婚姻届の建付けから分かる結婚を考えてみました。

 その3.01は今どきの結婚式ということを深堀りすべく先ずは昭和のバブル期に入った位頃の能天気に明るい結婚式をリファレンスとしてご紹介。
 その後主流となるホテルでの挙式と披露宴のセットとの対比で大学や会社の施設を利用した挙式and/or披露宴のご紹介をしました。

 その深堀りで大学や企業の施設が結構開放されていて稀有な設備をリーズナブルに利用できるというご紹介をしました。

 その3.02はその具体的な例を1つご紹介。

 リファレンスなので当時の雰囲気が伝わるように詳述しています。

 その3.03は、具体的な例1つのご紹介の続き。

 大安吉日、土曜日、June Brideにも拘らず日本鋼管高輪クラブは貸切状態という結婚式当日の詳細。

 ハイソカーで乗りつけ、無宗教なのに神前結婚式をし、披露宴も派手に会社関係、学校関係、親族という構成で120人を超える参加者を迎えるというミーハー(今どき使わない言葉(笑))さ。

 硬い挨拶にも笑いが散りばめられる新しいスタイルの披露宴の走り。

「〇〇(私のこと)君はロリコン(ロリータ・コンプレックスの略)

だと聞いていたが、順当な素敵なお嫁さんで安心しました。」

とか

「ホントに〇〇が研究室に来る時は、実験以外、毎月の土曜日丸一日使う研究進捗報告会、週2回の輪講のみ。無駄に研究室にダラダラ居ないのです。他の同期の4人は順当に研究室に居るのに。なので顔を見れば“あっ会議の時刻か”と分かる程徹底していました。」

などと、受取りようによっては際どいネタを硬い挨拶の場面でもイジる軽さと明るさが…

 その3.04はその具体的な例1つのご紹介の続々篇。

 バブル初期の披露宴は兎に角明るい。

 会社の同期が私達夫婦の写真をスライドにしてくれて見事にロリコンネタでイジってくれました。
 まぁ当時20歳の吾妹に

Love “in” at First Sight


(正に“in”で、ガッツリ魅力にLock Onされた感じ)
だったので全く動じませんでしたが(笑)


 その3.05はその具体的な例1つのご紹介の続々々篇。イジリのゲームの話題でした。結婚披露宴が明るく楽しい… 

 最早単なるパーティー

となったというオチ。 

 閑話として、呆れる程“ドラ息子”の私の顛末を赤裸々に綴らさせて頂きました。どうやら読者の方々にはドン引きだった様ですが… (それでも残そうという趣旨)

 その3.06は、そして披露宴の後の

2次会たるや凄いことに…

という話でした。

 結婚披露宴は遅れに遅れ、予定より1時間半遅れて高輪クラブから“正統派”ディスコ、六本木のホテルアイビスにあった“高級”ディスコ”ラジャコート“に到着。2次会の会場は既に盛り上がっていて、吾妹は大歓迎、私は1部吾妹のファンから無茶苦茶にされつつも至って明るいバブル初期らしい2次会でした。

 その3.07は、高輪での挙式、披露宴、六本木での2次会を終えてタクシーで高輪クラブに戻る所から。
 
 流石に2人共疲れ切って居ました。気持ち良さそうにうたた寝をする吾妹の横顔を見つつ目に入ったケン・コーポレーションさんの看板を見て、いずれは物件を貸せる様になりたいなぁ…と。

 それは実現する未来が待っていたのですが…

そんな些末な事は遥かに超越する…

(そのレベルは私の祖父母や父母の代でやった。それを超える価値あるものとは…)

“お金では買えないそれ以上の素敵な未来”


が私こと”究極のドラ息子“(笑)には用意されていました。

 高輪クラブに到着して、最上階のスウィートルーム。疲れ切った身体で雑事をこなし…
 当時は私はすっかり痩せていて筋肉も落ちて体重は58.5kg。長身とは言えかなりの痩せ型の吾妹でしたが…吾妹を抱いてベッドに乗せることができなかったのでした。正に

画竜点睛を欠く

感じでした。優しい吾妹は笑って許してくれましたが…
 それでも2人っきりが嬉しくて、勿論“しっかり抱き合って”就寝。というオチ。な

 その3.07は、結婚式の翌日に起こった交通事故の話でした。

 新居たる社宅に戻る前に、吾妹の実家に不要不急の荷物を置いて片付けをしている間に駅前の郵便ポストに行こうとした時…
 駅前の駐停車の車の切れているところに駐停車すべく、助手席側のドアミラーを確認した後ゆっくりと車線を変えて停車しようとした時、私を左から追い抜こうとしたおじいさんの運転するカブが助手席側後方の側面トランク辺りに衝突。
注意力が落ちていたのか…

画竜点睛を欠いた瞬間

として私の生涯の戒めとして記憶に残っているというお話しでした。

 その3.091は、“こんなこともしちゃってもアリの時代”という感じで、2回目の挙式を上げてしまったというお話しでしたがその前フリが長くなってしまった為に、それをその3.091とし主題は

画竜点睛を欠く(続編)

としました。その内容は…

 新婚旅行の為に上手く月を跨ぐ感じで16日間休みを獲得し余裕ある旅程で、ニューカレドニアに。しかも殆どクラブメッドの施設内でヨット、ウインドサーフィン、テニス、海水浴、プール、アーチェリーなどなど、多様なスポーツを楽しめるという何ともお気楽なパッケージを選択。3食全ての食事もパッケージツアー旅費に組み込まれていました。その食事、最初のディナーでの事故。
 広めのテーブルに適当に座って、様々な国から来られステイしている方々との国際的な触れ合いを楽しむという趣向。
 私達もそのテーブルに着きました。当然話しかけられ会話のスタート。ネイティブではない方々の英語ということで連立方程式を解く様に難易度が高く頭は会話を維持するだけで手一杯の私は吾妹そっちのけで会話していました。その時不運にも吾妹のメインディッシュが、給仕の方の不手際で滞って居たのです。新婚旅行で吾妹のそれに気付かず。放置された吾妹は激怒という…

画竜点睛を欠く

の続きという顛末になってしまったというオチのお話しでした。

 その3.092は、本題のこんなこともしちゃってもアリの時代という感じで、2回目の挙式を上げてしまったというお話した。

 オプションとして、ヌメアというニューカレドニアの首都の市の中に有る教会での結婚式と市庁舎での写真撮影。当日は3組の新婚カップルがツアーに参加。吾妹は自前のウエディングドレス、ティアラ、ブーケ等一式を日本から持ち込んで、私は肩掛け式の本格的な8mmビデオカメラと3脚を持ち込んで2度目のチャペルでの挙式と市庁舎を含めてのプロカメラマンによる記念撮影に。日本で神道式で挙式を行った1週間以内に行った

 完璧な記念用のキリスト教式ウエディング

何ともほのぼのした話
何とも節操のない話かな

 3.93は、新婚旅行で2回目の挙式を完璧にこなした後の失敗談です。

 操船は簡単とナメていたディンギーで、微風時にタックする時に、たまたま吹いた風に煽られ吾妹の頭を帆を張っていたポールでなぎ倒す事故を起こしてしまったというお話しでした。

 体育会系の吾妹が受け身を取って大事には至らなかったものの、せっかくの長閑な1日を一瞬にして台無しにした正に

画竜点睛を欠く


瞬間でした。

 勿論ヨットマンの世界ならお前二度とヨットに乗るなとなるレベルの緊張感を欠いた瞬間の重大事故のお話しでした。

 その3.093は、もう一つのオプショナルツアーとして参加したイルデパン島でのお話し。

 双発の古いプロペラ機でイルデパン島に…シュノーケリングも得意な吾妹の案内で魚の居そうなスポットを探し鑑賞。

 お昼は、温(ぬる)い温度のビールに現地の地魚や大きなロブスターを焼いての楽しいひと時。
 その後トイレの無いビーチで腹痛に襲われてしまって、人生最初で最後の手段を使ったというオチでした。

 その3.0からは、リファレンスを横に置いて今どきの結婚式を愛(め)でるシリーズ。結婚というテーマの副題として

 2人の為の素敵な景色

を選ばさせて頂きました。それは今どきの結婚は家(ファミリー、一族…)と家というスタイルではなく、家はあくまでの脇役で主役は結婚する本人2人という明確な定義の改善が主流となっているからです。
 それに伴って結婚式も形式から中身へと重点が移って、最も端的な改善は、結婚式の主催者の定義。

 新郎の家の家長から、新郎新婦2人へ

 そして仲人という仕組みが一旦は崩壊し、婚活ビジネス等に再構築されたことも大きな変化、というお話しでした。

 その3.1以降は、私が経験し学んだファンダメンタルズを意識しながら、1つの素敵な結婚式の具体例を取り上げてその素敵な新しい流れを見ています。

 昭和のバブル初期の結婚の流れには、各々の両親への紹介·許諾、結納、仲人への挨拶、挙式、披露宴というのがまだまだ生きていました。しかし今は正に多用性(Diversity)の時代。それでもザックリとは、関係者会食(両親の顔合わせ)、挙式、披露宴というリーズナブルな流れに収斂しつつある感じです。特に“各々の両親への紹介·許諾”という”両性の合意のみ“と反するプロセスがある絶滅危惧種になっていることがとても好ましいと感じています。

[関係者会食(両親の顔合わせ)]
 両親に加えて最大でも無理ない範囲で兄弟までかなぁ… 個室があるカジュアルなレストランで和やかな歓談という趣向。自宅でするとどうしても歓談に集中できないので、割り切って、おもてなしはプロに任せるというもの。驚くのは、スマホやパソコンの発達でちょっとした資料が手元に事前に届き、会食前に簡単なプロフィールは共有して大人の準備を促されるというもの今どきらしい。

 こんな感じで、リファレンスを横に置いて今どきの結婚式を愛(め)でて、人類の進歩と調和を味わいたいと思っています。

 その3.2は、挙式についてでした。

 これだけは昭和の時代と余りに変わっていない部分。キリスト教式がポピュラーとのこと。

出典例

 音楽を含めた雰囲気を楽しみにキリスト教を選ぶ方も居るようです。ということで今どきのキリスト教式の挙式の1例をネタに、より自由度が増しつつも宗教的なお作法も綺麗に取り込んで居る挙式のトレンドについて学んでみました。

 3.32からはいよいよ真髄の披露宴。

始まりは圧巻の映像作品。

 前奏が始まり高輝度の映像がスタート。都会や海などの美しい景色を背景に、新郎新婦の髪の毛1本1本の動きまで見える絶妙のアングルをも駆使した緻密な仕上げの映像が続きます。時に静寂を挟み、緩急の付いた編集は流石プロの作品。これで2人の幸せな今を充分理解できる内容です。

つまり「お幸せに」という言葉は以降無用に…

 ニクい選曲での新郎新婦登場。参加者の心を鷲掴みした上での挨拶。

本日はご多用の中、私達の結婚式に…

これ、昔は親族代表が言う、参加者への御礼の台詞(セリフ)


参加者への御礼も以降無用に…

先ずは結論から話せというセオリー通りの披露宴の圧巻の組み立てに脱帽した瞬間でした。詰まり

①「お幸せに」という言葉は以降無用に…
② 参加者への御礼も以降無用に…
  (含む力添えのお願いも)

 披露宴が開宴してものの15分程度で殆どの情報発信は主催者たる新郎新婦の差配で完了したのでした。

https://note.com/lincoln246/n/n6e21103e5b20

 その3.32は披露宴の続編。

 会社の先輩から順番にスピーチが進みます。
会社での微笑ましい近況がセオリー通りの3つのエピソードを元に綴られ、各々の仕事ぶりを披露。メインゲストで会場の2/3を占める友人たちのスピーチで大学時代の友人、部活の友人、高校時代の友人…と十二分に、しかも極めて詳細に昔のエピソードなどを交えて、新郎新婦への想いが語られました。詰まり

③ 昔のエピソードを交えての新郎新婦への想いも無用に…

 お色直し後の新郎新婦の入場で宴酣(たけなわ)、既に堅い話は前半で終わっていて、ここからは全員参加の趣向の数々で一気にパーティーモードに切り替え。

 リアルにパターゴルフセットを持ち込んでパターゴルフをしちゃうとかで大盛り上がりに…

 その3.33は…
 結婚披露宴の完璧な式運びで親族挨拶になるまでに

①「お幸せに」という言葉は以降無用に…
② 参加者への御礼も以降無用に…
  (含む力添えのお願いも)
③ 昔のエピソードを交えての新郎新婦への想いも無用に…

①②③は何度もお伝え済み。詰まり親族代表が…

ん~~、喋るネタが無い…
想定外

 という事態。それでなくとも会場は盛り上がっている頂点。その時に頭に浮かんだのは当日の披露宴で起きたちょっとした素敵なハプニング。それは、

新郎の姉のハグ
〜3歳になる前に渡米していたという生粋の帰国子女たる姉が新郎と…

 新婦がお色直しで退席して、新郎が1人になった時に
壇上で、しかも披露宴で新郎に大胆にもハグ。会場をざわつかせたこのハプニングを使わせて貰うことに。ハグネタに決めてから3秒で流れを組み立てて…
根回し開始…

 その3.34は根回しの詳細でした。

 先ず会場責任者兼司会の方。カメラマンの方、ビデオ担当の方。そして身内。叔母夫婦、新郎にハグした子どもの夫婦に“親族代表挨拶でサプライズでハグして貰いたい、しかも撮影するので長めに”とお願いしました。最後に相手方のご両親にも。

 実は将来の子どもたちの為に新婦のご両親も含めた親族はみな夫婦円満というのをピン留めしようという伏線も忍ばせて…

 その3.35は、いよいよ実況中継。

 大盛り上がりの会場。パーティーゲームが終わり優勝者に賞品が手渡され一段落というところでざわつく会場の照明が少しずつ少しずつ落ちて行きました。披露宴進行補助の方から促されて会場の中央入り口の前に新郎新婦、各々の両親が並びました。 
 
 私は心の中で迷っていました。完璧な進行なのに、ここで画竜点睛を欠く親族挨拶を父親が食らわすのか…
そこまで冒険する必要が有るのか…
迷った挙げ句コンサバに
 「本日はご多用のの中…」
と簡潔な御礼で切り出したものの

今の俺…つまんない


と強烈に思い直し…

ヤバいかも


 頭の中は高回転。そして結論は…
根回しを活かす…
ワォ…
スピーチを止めて、

「何ていう挨拶は、ChatGPTでもできるので…」

 と転調しAIネタで会場の反応を試したところ…次の瞬間に待っていた未来はなんと

バカ受け


 どっとどよめいてライブの様…

イケるっしょ

こうなればもぅ怒涛の如く… 

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