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ことわざ検定 5級

「ことわざ検定 5級」の電子書籍を出版したので紹介させていただきます。


日本のことわざの特徴

日本のことわざは、長い歴史と豊かな文化背景を持ち、日常生活や人間関係、自然との関わりを反映しています。以下に、日本のことわざの主な特徴をまとめます。

1. 自然との共存

日本のことわざには、自然の要素が多く取り入れられています。四季の移り変わりや自然現象を通じて、人間の生き方や教訓を表現することが多いです。

  • : 「花鳥風月」(自然の美しさを愛でる心)

2. 人間関係と社会規範

多くのことわざは、人間関係や社会での振る舞いについての教訓を含んでいます。これらは、調和や礼儀、勤勉さを重んじる日本文化を反映しています。

  • : 「三人寄れば文殊の知恵」(複数の人が集まれば良い知恵が出る)

3. 簡潔で覚えやすい表現

日本のことわざは、短く簡潔で覚えやすい表現が多いです。これにより、日常生活で頻繁に使われ、広く浸透しています。

  • : 「石の上にも三年」(辛抱強く続ければ成功する)

4. 教訓と道徳

ことわざは、教訓や道徳的なメッセージを伝える役割を果たします。これにより、次世代に重要な価値観や生き方の知恵を伝える手段となっています。

  • : 「嘘つきは泥棒の始まり」(嘘をつくことの悪さを戒める)

5. 歴史と伝統

ことわざには、歴史的な背景や伝統的な価値観が反映されています。古くからの知恵や経験が凝縮されており、時代を超えて受け継がれています。

  • : 「鶴は千年、亀は万年」(長寿を祝う言葉)

結論

日本のことわざは、自然との共存、人間関係、社会規範、教訓、歴史といった多様な要素を含んでおり、短く覚えやすい表現で日常生活に深く根付いています。これらのことわざは、日本文化の豊かさと知恵を象徴するものです。


以下は電子書籍の一部抜粋です。


・一刀両断(いっとうりょうだん)

一太刀で真っ二つに断ち切ること。

・命あっての物種(ものだね)

何事も命あってこそということ。

・医は仁術(じんじゅつ)

医術は、人を治療することによって仁徳を施す術であるということ。

・嘘から出た真(まこと)

初めは嘘のつもりだったが、結果として本当になってしまうこと。

・歌は世につれ世は歌につれ

歌は世の成り行きにつれて変化し、世のありさまも歌の流行に影響される。

・鰻(うなぎ)登り

急激に増えること。

・後ろ髪を引かれる

気がかりで、きっぱりとは思い切れないこと。

・鵜(う)の目鷹(たか)の目

しゃかりきになって物を探すさまのこと。

・海の物とも山の物ともつかない

将来のことがどうなるかわからずに判断できないこと。

・江戸の敵を長崎で討つ

筋違いなことで過去の恨みをはらすこと。

・大風呂敷を広げる

誇大な計画をすること。

・屋上屋(おくじょうおく)を架(か)す

無駄なことを重ねること。

・おしどり夫婦

仲のよい夫婦のこと。

・同じ釜の飯を食う

苦楽を共にした親しい仲間のこと。

・帯(おび)に短し襷(たすき)に長し

中途半端で何の役にも立たないもの。

・親が親なら子も子

親子はよく似るということ。

・親の背を見て子は育つ

子どもは親の言動を見ながら成長するということ。

・温故知新(おんこちしん)

古いことを調べて、そこから新しい考えを得ること。



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