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ことわざ検定 6級

「ことわざ検定 6級」の電子書籍を出版したので紹介させていただきます。


日本のことわざの歴史

日本のことわざは、長い歴史の中で形成され、文化や社会の変遷とともに発展してきました。ことわざの起源や発展について、以下のような特徴があります。

1. 古代からの影響

日本のことわざの多くは、古代からの文化や思想に深く根ざしています。特に、中国の古典文学や哲学から影響を受けたことわざが多く見られます。例えば、『論語』や『老子』などの古典から引用された表現が、日本のことわざとして定着しています。

2. 平安時代の文学

平安時代(794年~1185年)には、日本独自の文学が発展し、多くのことわざが生まれました。この時代の文学作品には、ことわざや言い回しが多く含まれており、これらが後世に伝わり、一般的なことわざとして定着しました。

3. 江戸時代の普及

江戸時代(1603年~1868年)には、庶民文化が花開き、ことわざも広く普及しました。この時代には、ことわざを集めた書物や辞書が出版され、多くの人々に親しまれるようになりました。ことわざは、日常生活や人間関係を表現するための重要な手段となりました。

4. 近代以降の変化

明治時代以降(1868年~)は、西洋文化の影響を受け、新しいことわざや表現が生まれました。また、既存のことわざも時代とともに意味や使い方が変化することがありました。現代においても、ことわざは日常生活や教育の中で重要な役割を果たしています。

まとめ

日本のことわざは、古代から現代に至るまで、文化や社会の変遷とともに発展してきました。中国の古典文学からの影響、平安時代の文学、江戸時代の庶民文化、そして近代以降の変化を経て、今日に至るまで多くのことわざが伝えられています。これらのことわざは、日本人の価値観や生活様式を反映し、日常生活に深く根付いています。


以下は電子書籍の一部抜粋です。


・板に付く

動作が調和し、身なりがよく似合っていること。

・一か八か

運を天に任せること。

・一難去ってまた一難

一つの災難が過ぎても、すぐに次の災難が起きること。

・一年の計は元旦にあり

物事は最初が肝心ということ。

・一目(いちもく)置く

自分よりも優れていることを認め、敬意を持つこと。

・一を聞いて十を知る

物事の一部を聞くだけで、全体を理解できるほど賢明で察しのいいこと。

・一寸先(いっすんさき)は闇

ごく近い未来でも何が起こるか予測できないこと。

・一寸(いっすん)の虫にも五分(ごぶ)の魂

小さく弱いものでも、それなりの意地や主張があり侮ってはいけないこと。

・一石二鳥

一つのことで二つの利益をあげること。

・一朝一夕(いっちょういっせき)

短い期間のこと。

・井の中の蛙(かわず)大海(たいかい)を知らず

自己の考えだけにとらわれ、広い世界や考えを知らないこと。

・上には上がある

物事や人物の器量で比べると、さらなる上があること。

・魚心(うおごころ)あれば水心(みずごころ)

相手が好意を示せば、自分も相手に好意を持つこと。

・氏(うじ)より育ち

家柄や身分よりも、環境や教育が人間形成に影響を与えること。

・嘘つきは泥棒の始まり

平気で嘘をつくようになると、盗みをするのも平気になってしまうこと。

・嘘も方便

あえて嘘をついたほうが物事がうまく運ぶこと。

・打てば響く

反応がとても早いこと。

・独活(うど)の大木(たいぼく)

体ばかり大きく、何の役にも立たない者のこと。

・鵜(う)の真似(まね)をする烏(からす)

身の程を知らずに、人の真似をして失敗すること。



楽天koboで販売してるのでよかったらどうぞ。


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