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#読書感想文

檸檬読書記録 『シェルタリング・スカイ』

檸檬読書記録 『シェルタリング・スカイ』

ポール・ボウルズ『シェルタリング・スカイ』を読む。

この作品、以前同じ作者の『雨は降るがままにせよ』を読んだ際、ポール・ボウルズならば『シェルタリング・スカイ』と、良さを教えて頂き、読んでみることにした。

倦怠期の夫婦、ポートとキットは、元の自分に戻るためにアフリカへと旅立つ。
そして旅は2人だけでなく、友人のタナーという男も同行するのだが…。3人の旅は彼らが望んだものではなく、次第に壊れてい

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檸檬読書記録 『雲神様の箱』 『秘密の花園』

檸檬読書記録 『雲神様の箱』 『秘密の花園』

今日の本は
円堂豆子『雲神様の箱』(全3巻)

古代日本を舞台にしたファンタジー小説。

山を移動し毒を操る一族、土雲に生まれたセイレンは、双子は災いをもたらすという習わしから、姉である石媛は敬われるが、双子の妹であるという理由だけで「災いの子」と虐げられていた。

ある日、セイレンは姉の石媛の身代わりに、罪を被り処刑させられそうになる。
散々我慢してきたが、自身の身が危なくなったことで、一族から

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檸檬読書記録 『光のとこにいてね』 『テディが宝石を見つけるまで』

檸檬読書記録 『光のとこにいてね』 『テディが宝石を見つけるまで』

今日の本は
一穂ミチ『光のとこにいてね』

古びた団地で、普通なら決して出会うことはなかった2人の少女が出会う。
2人は環境も性格もまるで違っていて、けれど不思議と苦ではなく、自然と惹かれあう。
2人でいられれば幸せで…。
だけど2人の運命は残酷で、幾度も引き裂かれてしまう。
それでもやはりお互いにお互いが必要で…。
何故こんなにも惹かれあってしまうのか、戸惑いもがき、運命に翻弄される。

といっ

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檸檬読書記録 『蜜蜂と遠雷』 『祝祭と予感』

檸檬読書記録 『蜜蜂と遠雷』 『祝祭と予感』

今日の本は
恩田陸『蜜蜂と遠雷』(上・下巻)

亡くなってしまったホフマンは、世界中の音楽家に尊敬されていたが、決して弟子を取ろうとしなかった。
にも拘わらず、ピアノのオーディションに現れた無名の風間塵という少年は、ホフマンの推薦状をもっていた。
その演奏は衝撃的なもので、爆弾。
彼はピアノ界のギフトなのか災厄なのか…。

風間塵が挑むのは芳ヶ江国際ピアノコンクール。
その中には、かつて天才少女と

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檸檬読書記録 『書店主フィクリーのものがたり』

檸檬読書記録 『書店主フィクリーのものがたり』

また、素敵な本に出会ってしまった。

ガブリエル・ゼヴィン『書店主フィクリーのものがたり』

この本は、最初の段階から興味をそそられた。
物語の初めに、枠組みがなされた中に書評のようなものがの書かれているのだが、
(最初、これは何なんだろうと疑問に思って首を傾げたくなるが、読み進めていくうちに意味が分かってくる)
そこで、ロアルド・ダールの本がのっていたのだ。1番最初に!
いや、最初は、ロアルド・

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檸檬読書記録 『空をこえて七星のかなた』 『プラネタリウム・ゴースト・トラベル』

檸檬読書記録 『空をこえて七星のかなた』 『プラネタリウム・ゴースト・トラベル』

今日の本は
加納朋子『空をこえて七星のかなた』

この本は七つの短編ミステリーで、全てに星が関わっている。

1つ目は、突然父親に「南の島に行くぞ」と言われ、石垣島に行くことになった七星。母親のいない2人だけの旅行は、どこか気が乗らず…果たしてこの旅の行方は…。

2つ目は、同級生の過失によって、右目を負傷してしまった美星。
夏に出会った王子様みたいな友達と宇宙飛行士になると約束したのに、道は絶た

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檸檬読書記録 『小さなことばたちの辞書』

檸檬読書記録 『小さなことばたちの辞書』

今日の本は
ピップ・ウィリアムズ『小さなことばたちの辞書』
これは言葉の意味が書かれた辞書などではなく、小説。

母親を亡くした幼いエズメは、英語大辞典の編集者である父親とともに、写実室に通っていた。
ある日、仕分け台の下に籠っていると、宝物を見つける。それはことばだった。編集者たちが落とした「見出しカード」。
それらは不要だと捨てられて、下に落とされたものだった。エズメは捨てられたことばを救おう

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檸檬読書記録 『怪盗フラヌールの巡回』 『影の縫製機』

檸檬読書記録 『怪盗フラヌールの巡回』 『影の縫製機』

今日の本は
西尾維新『怪盗フラヌールの巡回』

有名だった怪盗フラヌールの正体は、父親だったと知った主人公・あるき野道足は、父亡き今、父親が盗んだ品物たちを返却しようと意気込む。
何度目かの標的に選んだのは『玉手箱』という品物で、竜宮城もとい海底大学に返却しようとする。
だが事はそう上手くは運ばす、怪盗フラヌールの専門家の刑事や、ウルトラな癖強めの名探偵などが立ちはだかり…。その上思わぬことが起こ

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檸檬読書記録 『あるクリスマス』 『クリスマスの思い出』

檸檬読書記録 『あるクリスマス』 『クリスマスの思い出』

クリスマス!
自分にとって、1番好きなイベントが近づいてきた。
くすんだ緑色のもみの木に、天使や星、赤や金や銀のオーナメント。それらが淡くてぼやり光る明かりやキャンドルに反射して、キラキラ光る。
ローストチキンに、レーズンたっぷりのシュトレン。鈴のような音に、陽気で心弾むクリスマスソング。
最高だ。素敵が詰まってる。

勿論クリスマス題材の本も大好物で、ついつい読んでしまう。(かといえ、殆どが絵本

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檸檬読書記録 『あの子とQ』 『事件は終わった』

檸檬読書記録 『あの子とQ』 『事件は終わった』

今日の本は
万城目学『あの子とQ』

吸血鬼ということを隠して暮らしている高校生・嵐野弓子は、ある日目が覚めると目の前に得体の知れな黒いトゲトゲのばけもの「Q」が現れた。
どうやら「Q」は、弓子が人の血を吸わないで生きられるかを確認するための監視役であり、17歳の誕生日を迎える10日前、吸血鬼が血を我慢できなくなる10日間を一緒に過ごさなくてはいけなくなった。
今や吸血鬼は人に溶け込み、あらゆるこ

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檸檬読書記録 『神薙虚無最後の事件』

檸檬読書記録 『神薙虚無最後の事件』

今日の本は
紺野天龍『神薙虚無最後の事件』

大学生の瀬々良木と彼の隣の部屋に住む女子大生・来栖は、路上で倒れている女性に遭遇した。
助けて事情を聞いてみると、彼女は20年前に話題になった『神薙虚無最後の事件』の著者・御剣大の娘だった。
『神薙虚無』シリーズは、実在する人物と実際の活躍が記されたもので、『最後の事件』でもって完結していた。
ただ問題は最終巻である『最後の事件』。
これには様々な謎が

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檸檬読書記録 『後宮の検屍女官』 『黒紙の魔術師と白銀の龍』

檸檬読書記録 『後宮の検屍女官』 『黒紙の魔術師と白銀の龍』

今日の本は
小野はるか『後宮の検屍女官』

ある日、謀殺されたと噂の妃の棺の中から、赤子の遺体が見つかった。
そのせいで死王が彷徨っていると、幽鬼騒ぎが後宮内に広がり、美貌の宦官・延明は騒ぎを納めろと皇后の命を受ける。
調査の際に出会ったのが、ぐうたら女官・桃花だった。彼女はいつも眠そうで、出世になど興味なしという変わり者。
けれど桃花には、検屍の技術があり、遺体を前にすると人が変わるのだった。

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檸檬読書記録 『2.43 清陰高校男子バレー部』

檸檬読書記録 『2.43 清陰高校男子バレー部』

今日の本は
壁井ユカコ『2.43 清陰高校男子バレー部』シリーズ。

名前の通り、高校バレーが舞台の青春小説。
この本は、THE青春!という感じで、とにかく熱い!バレーへの情熱が凄い。
内容は、

超田舎の町に、バレー愛が凄い天才の灰島公誓(通称チカ)が転校してきて、幼なじみの黒羽裕仁(通称ユニ)と再会する。
チカはどうやら東京の強豪バレー部で問題があり越してきたようで…。
それでも田舎の部員の少

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檸檬読書記録 『死に支度』

檸檬読書記録 『死に支度』

今日の本は
瀬戸内寂聴『死に支度』

この本を読もうと思ったきっかけは、

瀬尾まなほ『おちゃめに100歳!寂聴さん』

だった。
瀬戸内寂聴さんの秘書である瀬尾まなほさんが、寂聴さんとの生活や出来事を綴ったもので、読後は2人の関係にほっこりすること間違いなし!(多分)
祖母と孫のような、和気あいあいとしたエピソードが、微笑ましくなる。結構瀬尾さんが寂聴さんにズバズバなんでも言ってて、そういう関係

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