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ちょっと評判良かったやつ

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#エッセイ

生き急ぐな、と言われるけれども。

小説やドラマやアニメの冒頭で言われる「ひょんなことから」「ある日突然」ってワードは、創られた台詞ではなく、むしろ真実なのだろうと思う。

そんな創作物が多いことから、人はハプニングを期待する生き物なのかもしれない。

「日常」という無限ループ、迷路、ダンジョンから抜け出したい。

「非日常」に恋焦がれて、なんにもせずに待っているだけのシンデレラ。

しかし非日常の場所に居続けたら、それが日常になっ

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都合の良い同居人は、蜘蛛。

とある夜、ボーッと考え事している時だった。
白い壁紙にシミがある。黒いシミ。5mmくらいだ。
いつの間にできたんやろ〜と思っていたら、動いた。

蜘蛛だ。

彼の名は、ハエトリクモ。性別は知らないけど。
私の同棲相手だ。

虫嫌いな人も居るだろうから、写真は載せないが、興味があったらGoogle先生に聞いてくれ。
まぁ小さな蜘蛛である。

気付いたら家にいる系の虫の中でも、このハエトリクモは益虫だ

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疲れるから、頑張るな。ティッシュのような人生であれ。

タモリさんのお言葉です。

“頑張れって世の中言い過ぎなんだ。薄っぺらくて良いんだ”、だそうです。

確かになぁ。

自分が引き受けなくて良いところまで、引き受けて、頑張りすぎちゃうんだよなぁ。

人間って、頑張ってる自分が好きなんだってさ。無意識に頑張っちゃうらしいよ。



さて世の中には、いろんな格言や名言に始まり、人生の先輩からのアドバイス的なものがある。

年長者は、自分が感じたこと、

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小説を書いてみたら、文章を通して作者が見えてくるような気がする。(569字)

先日、買った小説を読んでいる時である。

とあるキャラの台詞がなんだか引っかかる。

今までは、「ふーん、主人公はそんな気持ちなのねー。」くらいに流し読んでいたと思う。

しかし最近、自分でも短いながらも小説や文章を書くようになって分かったことは、

実体の自分が「言いたいこと、言って欲しかったこと、発見した言葉」を、キャラに言わせたくて、小説を書く節がある。ってこと。

だからなのだろうか、その

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上空15cmの花火。

上空15cmの花火。

夏の夜空を彩る大輪の花火は、地元で毎年のように見ていたけれど、去年は行われなかった。

今年も花火大会はないのかなぁ。

それでも、この直径3cmにも満たない小さな花火は

私の心を熱くする。

以前のような日常が訪れますように。

嫌われ者の美点。ハトとカラスとの対談

嫌われ者の美点。ハトとカラスとの対談

私はハトも好きだし、カラスも好きなのです。



ハトを見て、悲鳴をあげて逃げ惑う友人がいるのだけど、
ハトからしたら良い迷惑よね〜。

「ワテの存在の何がご不満なんじゃ⁉︎」ってたぶん言ってますね〜知らんけど。

ハトさん、ほぼ無害なんですけどね。

何も考えてなさそうだなぁ…気楽に生きてそう。とか思うけど、それを言ったら

「ワテかて、ちゃんといろいろ考えとるわいっ!」
って怒られそうなので

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芸術家は、なんでも表現できる気がする。

私は、音楽を作る人の感覚が、未だに掴めない。

音楽を作る行為を、絵に例えるなら、

楽器の種類が、絵の具の種類で
混ざり方によっては、綺麗になったり汚くなったり…補色関係の音とかあるのかなぁ。不協和音?



音楽を作る人を、小説家に例えるなら、

音楽も小説も、始まりから終わりまでの流れがあって、小節=単語や1つの文章で、その積み重ねが物語となる構成。語彙力と構成力が必要?



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